07:境界線
初作品です。
誤字脱字、矛盾などあるかもしれませんが、
生暖かい目で見ていただけますと幸いです。
最終日。
渓谷の奥。
明らかに“濃い”。
空気が重い。
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「気をつけろ……来るぞ」
現れたのは、中型の魔物。
数も多い。
そして――
「上にもいる!」
崖上からの奇襲。
完全な挟撃だ。
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「散開!」
斧使いが叫ぶ。
だが、地形が悪い。
分断される。
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(まずい……)
レオンは瞬時に判断する。
“全員を守る”のは無理。
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(どこを繋ぐ)
視線が走る。
斧使いは耐える。
双剣は機動力がある。
魔術師――
「……ここだ」
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「フェアリーバード、集中!」
三羽すべてを魔術師へ。
防御、集中、回復。
一気に底上げ。
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「……来た」
魔術師の詠唱が変わる。
ブレない。
途切れない。
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だがその分、他が薄くなる。
斧使いが押される。
「くっ……!」
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レオンは動く。
小剣。
最短距離。
斧使いの死角に入った敵を、弾く。
「助かる!」
「……一瞬だけです!」
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双剣使いが跳ぶ。
「上、落とす!」
だが、着地に隙。
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(間に合うか……!)
一羽を分離。
瞬間だけ強化。
「今!」
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「……見えた!」
双剣が空中で軌道を変える。
無事着地。
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そして――
「終わりだ」
魔術師の魔法が炸裂する。
戦場が一気に片付いた。
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静寂。
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「……生きてるな」
斧使いが笑う。
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「今の……どうやった」
魔術師が聞く。
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レオンは少しだけ考えた。
そして答える。
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「全部は守れないので」
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一拍。
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「繋ぐ場所を選びました」
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誰もすぐには返せなかった。




