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48:依存と頼ること
本日もよろしくお願いします。
防壁上。
レオンは壁へ背を預け、
目を閉じていた。
妖精鳥たちが静かに周囲を飛んでいる。
「……レオンさん」
声に、レオンはゆっくり目を開けた。
「エリスさん?」
エリスは少し迷ってから口を開く。
「体調、大丈夫ですか」
「大丈夫ですよ」
即答だった。
だが、少しだけ顔色が悪い。
「……無理はしないでください」
そう言うと、
レオンは困ったように笑った。
「心配性ですね」
「副官ですから」
エリスは真面目に返す。
少し沈黙。
夜風が吹く。
「……頼りにしています」
エリスは静かに言った。
「ですが、
頼りすぎないようにもします」
レオンは少しだけ驚いた顔をする。
意味を聞こうとして。
だがエリスはそれ以上言わなかった。
「おやすみなさい」
短く告げ、去っていく。
レオンはその背をしばらく見送り、
そして小さく息を吐いた。
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