↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
足りない召喚士の戦い方  作者: トリバード
指名依頼:グランディア防衛

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
40/143

40:防衛会議

本日もよろしくお願いします。

基地奥の簡易会議室。


机上へ地図が広げられる。


「現状を説明する」


バルクが指を置く。


「襲撃は主に夜間」


「数は?」


カイルが聞く。


「小規模なら毎晩、中規模が三日に一度くらいだな」


全員の顔が少し変わる。


多い。


通常より明らかに。



「大型個体は?」


「まだ確認されていない」


“まだ”。


その言い方が少し気になった。


レオンは静かに地図を見る。


防壁。

見張り塔。

巡回路。


⸻


ふわり。


⸻


肩の四羽目を窓から飛ばす。


「確認させてもらいますね、少しだけ。」


視界共有。


瞬間。


軽い吐き気。

だが以前よりマシだった。



上空視点。

基地全体。


そして。


「……死角」


思わず呟く。


「何?」


ミナが聞き返す。

レオンは地図の一角を指した。


「ここ、岩場で見張りが切れてます」


バルクが眉を動かした。


「……よく気づいたな」


「え?」


「そこは先週侵入された地点だ」


会議室が少し静まる。

レオンは少し困惑した。

別に深い意味はない。


ただ見えただけだ。


だが。


セスだけは、

静かにレオンを見ていた。


⸻


会議後、外へ出る。

ミナが笑った。


「いやー、便利だね召喚士!」


「そうですか?」


「索敵できるの強くない?」


レオンは少し曖昧に笑う。

まだ訓練中だ。

実戦で安定する保証もない。


その横で。


「……」


セスは無言だった。

カイルが苦笑する。


「気にするな。こいつは元々無口なんだ」


「別に疑ってるわけじゃない」


セスが口を開く。


「ただ、支援役ってのは実戦見ないと分からない」


その言葉は正しかった。


支援職は数値化しづらい。

どこまで役立っているか、実際に組まないと分からない。


だからこそ、レオンは静かに頷いた。


「そうですね」


否定しない。


その反応に、

逆にセスが少しだけ目を細めた。


⸻


夜。


基地屋上。

レオンは一人で周囲を見ていた。


暗い山。

静かな風。


そして。


どこか落ち着かない空気。


四羽目が飛ぶ。


視界共有。


まだ数秒。


それでも。


遠く。


山奥。


何かが動いた気がした。


「……気のせい、ですかね」


だが。


妖精鳥は、

静かに暗い魔境側を見続けていた。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

鉱山村編開始です。

続きが気になると思っていただけたら、ブックマークや評価をいただけると励みになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。