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足りない召喚士の戦い方  作者: トリバード


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3/53

03:勧誘を受けて

初作品です。

誤字脱字、矛盾などあるかもしれませんが、

生暖かい目で見ていただけますと幸いです。

ギルドに入る。


「おい、あいつだ」

「例の支援の……」

「Dランクでソロ任務の達成率が高いやつだろ?」


小さいが、時折聞こえてくる話声。


レオン・アルバーンは、それに気づかないふりをして掲示板の前に立っていた。


いつも通り、端の依頼を見る。


だが――


「ちょっといいか」


呼び止められた。


振り向くと、見覚えのある顔。


以前東の森の討伐依頼で組んだパーティのリーダーだった。

その後ろに、あの時の前衛の男に加え、見覚えのない顔もある。


「少し話せるか?」


ギルドの端、空いたテーブル。


3人と1人。


妙な構図だった。


「結論から言う」


リーダーが言った。


「うちに入らないか」


静かな一言。


だが、周囲の耳が一斉に向く。



「正式なパーティとしてだ」


前衛の男が続ける。


「臨時じゃなくて、固定で。正直、前回君がいた時は安定度が段違いだった。それに召喚士は1人でやるより組んだ方が力を活かせると思うんだ。」


レオンは、すぐには答えなかった。


視線が、テーブルの上に落ちる。



(……声がかけられるかもしれないと思っていた)


あの日の戦闘。


あの評価。


この流れ。


小さい可能性でも想像することはできた。


それでも――


心は少しだけ揺れる。



「条件は悪くないはずだ」


リーダーが言う。


「Cランク帯の依頼を回す。報酬も安定する」


「昇格も近い」


「安全性も上がる」


すべて事実だった。


今のレオンにとって、これ以上ない好条件。



「……どうする?」


問われる。


沈黙が落ちる。



その時、ふと――


頭に浮かんだのは、過去の光景だった。


訓練場で、何も呼べなかった日々。


誰にも期待されていなかった頃。


そして――


初めて、一羽を呼べた日。



(あの時)


“誰かに必要とされるため”じゃなかった。


ただ、自分で掴んだ。


不格好でも、未完成でも、


自分の力として。



「……あの」


レオンはゆっくり口を開いた。


「少し、試させてもらってもいいですか」


「試す?」


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