19:防衛戦開始
初作品です。
誤字脱字、矛盾などあるかもしれませんが、
生暖かい目で見ていただけますと幸いです。
北門外。
すでに戦闘は始まっていた。
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遠くで爆音。
魔法の閃光。
そして、悲鳴。
「負傷者下げろ!」
「次来るぞ!」
複数箇所で戦線がぶつかっている。
レオンたちも即座に前線へ入った。
「来る!」
フィナが叫ぶ。
魔狼。
猿型。
甲殻種。
数が多い。
しかも、一体一体がそこそこ強い。
「押されるなよ!」
ガドが前へ出る。
戦闘開始。
最初は、とにかく必死だった。
ガドが受ける。
フィナが削る。
エルトが魔法を撃つ。
レオンは支援を回す。
だが――足りない。
全員がギリギリ。
余裕がない。
遠くでは別パーティが崩れかけている。
「回復!回復だ!」
「無理だ、間に合わねえ!」
衛兵の一人が吹き飛ばされる。
別方向では、冒険者が担がれて後退していく。
(まずい)
この戦場全体が、
“誰かが崩れたら連鎖する”状態だった。
甲殻種が横から抜ける。
「っ……!」
レオンが小剣で割り込む。
重い。
腕が痺れる。
「レオン!」
エルトの声。
ギリギリで支援を回す。
だが、追いつかない。
(違う)
頭に蘇る。
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『主体性が不足している』
昇格試験、試験官の声。
『“主軸”になれていない』
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レオンは奥歯を噛み締めた。
(……今、考えるべきなのは)
“どう支援するか”じゃない。
“どう回すか”だ。




