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足りない召喚士の戦い方  作者: トリバード
リスベル防衛戦

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18/143

18:異変の朝

初作品です。

誤字脱字、矛盾などあるかもしれませんが、

生暖かい目で見ていただけますと幸いです。

昇格試験から数日経ったある日、

朝から、ギルドの空気が妙だった。


受付前に人が多い。


怒号。

焦った声。

走り回る職員。


「北側街道の監視塔が襲われた!」

「魔物群だ、数が多すぎる!」

「避難誘導急げ!」


レオン・アルバーンがギルドへ入った時には、すでに緊急招集が始まっていた。


⸻


受付嬢が慌ただしく冒険者たちへ指示を飛ばしている。


「戦闘可能者は全員登録してください!」

「町外周の防衛線を維持します!」


ただならぬ状況だった。


レオンの住む町、リスベルは大きな町ではないが、

普段であれば、Cランク帯の冒険者が数組常駐している。

しかし、今回はタイミングが最悪だった。


王都行き大型商隊の護衛。

近隣都市からの魔獣討伐応援。

さらに、数日前から続く街道警備依頼。


結果として、

町の主力戦力の大半が外へ出ている。


残っているのは、


•Dランク以下の冒険者

•小規模パーティ

•非戦闘寄りの採取専門

•少数の衛兵


それだけだった。


そして今回現れた魔物群は、

本来ならCランク複数組で対処する規模。


「最悪だな……」


誰かが呟く。


⸻


ギルド職員が次々と即席編成を組んでいく。


「前衛二人、後衛一人、補助一人!」

「回復使えるやつこっち!」

「衛兵隊は東側へ!」


町全体が慌ただしい。


レオンも呼ばれた。


「レオンさん、こちらへ!」


集められたのは四人。


⸻


大盾使い――ガド

短槍使い――フィナ

風魔術師――エルト

そしてレオン。


⸻


全員Dランク帯。


寄せ集め。


周囲を見れば、他にも即席パーティがいくつも編成されている。

さらに、普段は門警備中心の衛兵たちまで武器を持って並んでいた。


誰の顔にも余裕はない。


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