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足りない召喚士の戦い方  作者: トリバード


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16/52

16:決定的な差と、審査の結果

初作品です。

誤字脱字、矛盾などあるかもしれませんが、

生暖かい目で見ていただけますと幸いです。

その後の戦闘。

レオンは気づく。


リオは“選ばない”。


全部、対応する。

無理をしてでも、拾い切る。


そして――成立させる。


(……違う)


同じDランク。

なのに、明らかに違う。


「……才能か」


小さく呟く。


最終目標。

大型個体の討伐。


連携は不完全で傷も多い。


それでも――


「終わりだ!」


リオの一撃で決着。


任務達成。


その時、試験管の声が響いた。


「さあ、これで終わりだ。ギルドへ戻ろうか。」


レオンは様々な思いを胸に帰路についた。


ギルド。

試験官の前。


「任務は成功だ」


だが、表情は硬い。


「レオン・アルバーン」


名前が呼ばれる。



「不合格」



静かな一言。


周囲が息を呑む。


「……理由を」


レオンは、落ち着いて聞いた。



「支援能力は高い」

「判断も悪くない」

「だが――」


一拍。


「お前には冒険者として最も大切な主体性が不足している」


胸に、刺さる。


「指示があれば機能する」

「だが、指示がない場で“主軸”になれていない」


今回、それが露呈した。


「戦闘における判断は正しいが、“全体を導く力”が足りない」

「自分でも理解しているのではないか?」


沈黙。


「以上だ」


夕方。

レオンは一人、外に出る。


肩に妖精鳥。


「……足りない、か......」


何度も言ってきた言葉。


だが今回は、少し違う。

(分かっていたはずなのに)


“支えるだけでは足りない場面がある”


それを、突きつけられた。



背後から声。


「残念だったな」


振り向くと、リオがいた。


「……でもさ」


彼は笑う。


「一番惜しいの、あんただったと思うよ」


レオンは目を見開く。


「俺は合格したよ」

軽く言う。


「あんたは、“もう一段上に行けるやつ”だ」


理解できない。


「支えるだけじゃなくて、“動かせる側”になったら」



リオは背を向ける。



「多分、一番厄介だよ」



去っていく。

レオンは、その背中を見送る。


そして――

静かに、魔導書を開いた。


「……やることが増えた」


小さく呟く。


光が、また一つ灯る。


未完成のまま。


それでも、確実に次へ向かっていた。


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