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白灰の国  作者: 陽下 捻
一章
6/15

報告書

報告


シェルスティアより逃れた個体の追跡と観察から、得られた情報を報告する。

個体はメフュラ帝国第三王子“オールト・セカンスター”(以下、対象と記述)の形態を取っているも、本人かどうかは不明。

対象は領内で領主カーク・レリベウスと交戦。その際に光輪の発生を確認した。

観察によって予想される対象の能力については以下。


・灰のような魔術的微細物質の集合体であり、物理的、魔術的な破壊に対して極めて高い耐性を持つ。

・死体に魔力を注入し、操作する能力がある。

・攻撃対象をその身に取り込むことができる。


これらはあくまで予想であるため、断言はできない。

対象の能力にはまだ不明な点が多く、追加の調査が必要と判断。このまま追跡し、監視を続ける。




また、カーク・レリベウスについても異常な点があったのことを追記しておく。

カーク・レリベウスは戦闘中に異常性のある薬剤を摂取。その後、彼は突如強力な炎の魔術を扱い始めた。その炎はソリン・イルトイのものに酷似しており、自治領レリベウスは非常に危険な状況にあった。


騒動の後、領主の自室から密かに薬剤を回収。

簡易検査の結果、未知の状態にある多量の魔力粒子が検出された。

魔力の強化、または付与を目的とする薬剤と考えられるものの、以前壊滅させた魔術的カルト集団が流行らせた魔力強化薬とは比べ物にならないほどの効果であり、魔術的知識に乏しいカーク・レリベウスがこの薬剤を精製できたとは思えない。ディカナイ王国内部で密かに流通している薬剤と見て、こちらも追加で調査を開始する。この件は、魔術院として無視することはできない。


なお、追加の人員は不要である。

以上。


◆◆


回答

報告を受け取った。引き続き対象の監視と調査に集中してほしい。薬剤の調査については追加の人員を送り込むので、勝手な実験はしないように。好奇心を抑え、任務に注力することを望む。




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