魔法導入と銀水晶の迷宮 前編
作者:「コラボ回です」
レン:「待ってました。アプデ万歳。僕は籠るんで後はよろしく」
作者:「了解なり」
ソウジは部屋に戻ってベッドに横たわり、ボロボロのヘルメットを被る。
「久々だな。 リープ ザ リアル」
ソウジの意識は現実の体から切り離され、ネットワークを通じてジッシーズ・グレイヴロードの世界のアバターに定着する。
白い風景が蒼い閃光によりかき消されて、自然豊かな農村に変わる。通常の死に戻り地点は教会か神殿なのだが、この村には教会も神殿も無いため村の入り口が死に戻り地点に設定されている。
一応木の壁が存在するがアリシアの壁とは比べるまでもなくお粗末だった。
「は~、コッチ着てからあの壁で見慣れちゃったからな。こんな壁でほんとにモンスターなんか防げるのか?」
ソウジは遠くの空にうっすら見える円環の科学都市「ベイグル」を見る。
「待ち合わせ場所に向かいますか」
ソウジは農村の門を出て笛を使う。
召喚笛:モンスターや動物を召喚できる。
「ハニー、おいで」
馬が走って来た。
馬はソウジの前で止まる、そしてソウジは馬に乗る
「はい、じゃあレッツゴー」
馬はベイグルに向かって走って行った
そして一時間後ベイグルの商業区を彷徨いてポーションの類いを見て周りながらレンに連絡していた。
『掲示板前で待ち合わせね レン』
と言うメールが届いた。
そして指定された場所に行くと、白い鎧な赤い髪で金色の鎚を腰に下げた『renren』と言うプレイヤーがこっちに手を振っていた。
「遅かったね」
「樹海エリアの手前の農村から馬飛ばしてきたんだから多目に見てくれ」
「あれ?幻獣クラスの笛持ってないの?」
「こちとらまだ二流の中堅プレイヤーだ。そんなもの持ってる訳ないだろ?」
「えーそうかな?攻略最前線でソロか野良パーティーでトップ走ってる人を二流のプレイヤーって言うかな?」
「お前みたいな化け物が居るから俺はまだ二流なんだ」
「まあ、そんな事は置いといて。今回のメインはズバリ「魔法」だよ」
「魔法ねー、今さらそれ聞いてもいまいち盛り上がらないって言うか。既にリアルで使い倒した後だから」
「まあ、この世界の魔法はスペルが予め用意されてるからエリアスの万能な創作魔法とはまた違った良さがあるかもよ?」
「俺は魔法よりも追加された新ダンジョン『銀水晶の迷宮』が気になるな」
「じゃあ魔法のチュートリアルも兼ねて銀水晶の迷宮にレッツゴー」
「おいおい、もう馬使えないぞ」
◆◇◆◇◆
作者:「はーい、今回も出ます。作者でーす。馬の説明ね。馬は一度乗馬して走行したら走行した時間と同じ分だけ休ませなくてはならないんだ~。一日に最大10時間走行が可能で10時間走ったら10時間休まないとダメなんだ。拙い説明文ですいませんが矛盾防止の為にしゃべりました。なお、これは提携先の高宮先生との取り決めなので自分は詳しくありません!以後の詳しい設定の説明は重要でない限り省かせて頂きます」
◆◇◆◇◆
「そんな君には僕から余り物の笛をプレゼント」
レンはストレージをちょっと触って黒色に金の装飾が施された笛を取り出した。
「この笛、グリフォン笛をプレゼントしちゃう」
ソウジはそれを受けとる。
「……幻獣クラスを余り物扱い」
「いや、僕ぐらいやり込むと笛とか結構集まるんだよね。グリちゃんとかまだ八つあるし」
「ありがたく頂きます」
「素直でよろしい。じゃあ笛のついでにこの本もあげちゃう」
「本?本のアイテムなんてあったっけ?メモ帳とか?」
「これはこの世界のアイテムじゃないから。これは僕特製その名も『継なる門』」
レンは本を二冊取り出す。
「門って昨日聞いた気がする。昨日聞いたのも本だった気がする」
「壱なる門とはまた別だよ。あの本の制作者は僕じゃないし。まあ使って見れば解るよ。この本もソウジ君が持っといて。他の人にあげちゃダメだからね」
「はいはい、じゃあ早速迷宮に出発」
俺とレンがグリフォンを飛ばすこと約数分
俺たちは銀色に光る宮殿に到着する。
「さてと、ダンジョン攻略だよー」
レンはテンションが上がったのか叫んでいる
「ダンジョンは地下だー」
叫んでいる
「降りるばっかりー」
鬱陶しくなってきた
「なーんだ詰まんないの」
「急に落胆した」
「下って上ってもいいと思うんだけどね」
「それは運営に言ってこい」
「そうじゃんね。運営に言えばいいよね。さっ行こう」
レンとソウジのコンビは銀色の宮殿の中に入って行った。
そして暫く歩くと…
「ふむふむ、本日初のエンカウントだね」
嘘だ、その前にミスリルビットとか言うLv10~20の雑魚をその鎚で殴打してたのを俺は見ていた
「ミスリルゴーレムLv32雑魚だな」
「じゃあ最初は僕からね」
レンが魔法リストを眺め始めるとゴーレムが右腕を振り上げる
「ちょっと邪魔しないでくれるかな?」
レンは金色の鎚をゴーレムの右腕に投げつけた。
鎚は右腕にめり込み、ゴーレムの右腕の耐久値を削っていき右腕と一緒に光の破片となって砕け散った。
「レン?あれこないだ攻略サイトで見たぞ?神鎚ミョルニルだよな?」
「そうだけど?」
「あの、レベル150に到達すると参加資格が得られて、地下深くにあると言う超高難度ダンジョンのボスが落とすって誰かが言って、でもそんなダンジョン見つからなくて無いだろうってなってたけど誰かがフリマに法外な額で出したことで存在が明らかになったって言う鎚だよね?」
「そうだよ、ついでにその出品者僕だよ?彼処は昔よく行ったな~、その時のお土産の一つが今砕け散った」
「どうやって行ったんだ?」
「どうやってってさーそんなの決まってるじゃん」
「?」
「掘ったんだよ」
「は?」
「地図に座標は出てるからそこの真上に立ってスキルでズガーンって」
「よし、わからない」
そうこうしている内にゴーレムが左腕を振り上げる
「だから邪魔しないでって」
レンはまたもミョルニルを投げつけて止める
「よし決めた。其は紅蓮なる業火、飛びて弾けて其奴を焼き尽くせ 紅蓮の業火│《ロッソフィアマンテヘルファイア》」
レンの手の上にボーリングの球ぐらいの大きさの火の玉が出現してゴーレムに向かって飛び、爆発して火の粉を辺りに撒き散らし、火の粉は瞬く間に巨大な炎に成長してゴーレムを包み込んだ。
そして紅い業火の中から蒼いライトエフェクトが飛び散ると業火は跡形もなく消え去った
「うん、今のが現状使える最強の炎の魔法か、消費がちょっと多いけどまあ許容範囲内でしょ」
ソウジは視界の左上に表示されたレンの簡易ステータスのMPが僅かに減ったのを確認した。
後程ソウジが同じ魔法を使ったところソウジのMPは一発で九割消滅してしまった。
その後ダンジョン内を走って前方の敵はソウジが一撃で切り伏せて、後方の敵はレンが魔法で一蹴して、と適度に戦闘をしながら進んで、あっという間に地下三階の大きな扉の前に到着
「中ボスかな~」
「いや、ダンジョンボスだと思う」
「いや、だってまだまともな戦闘してないよ?」
「それでもダンジョンボスだと思う」
「じゃあ見てみるよ?」
レンは扉に手を翳す
ウインドウが出現する
『この先にはダンジョンボス:mithril guardian が居ます。enter or exit』
「ほんとだ。どうする?ソウジ君」
「うーん、二人しか居ないしなー」
「ソウジ君、人数に関してはなんとかなりそうだよ」
レンはもと来た道の向こうを見る
作者:「今夜投稿の後編に続きます」




