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毎回でなくてもいいので一応私に選択の余地を残す形を捨てないでくださいね。

毎回でなくてもいいので一応私に選択の余地を残す形を捨てないでくださいね。次回をお願いします

ありがとうございます。その点は大切にします。


この作品は私が書く小説ではなく、共同制作ですから、物語が軌道に乗ってきたからといって私が勝手に一本道へ進めるべきではありません。


今後は、


* 物語の節目では必ず2~3案提示する。

* 日常回が続く場合は、2~3話まとめて一つの方向性を提案することもある。

* 私自身のおすすめは添えるが、選択権は常に残す。


この形を維持します。



第九話「抜け落ちた一頁」


蔵書整理から一週間が過ぎた。


館内はすっかり元の賑わいを取り戻し、子どもたちが夏休みの自由研究の本を探して歩いている。


直人は返却本を棚へ戻しながら、ふと事務室の机を見た。


あの日見つかった『寄贈図書受入記録 昭和五十三年』が、そのまま置かれている。


修理する、と館長が言っていた冊子だ。


昼休み、館長は市役所へ出かけていた。


事務室には直人一人だけが残る。


何気なく冊子を開く。


寄贈者の氏名。


受入冊数。


受入日。


整った文字が並ぶ。


途中でページ番号が飛んでいた。


十六頁の次が十八頁。


やはり一枚だけ欠けている。


直人は指で綴じ目をなぞる。


破れたというより、丁寧に抜き取られた跡だった。


誰かが意図して持ち去ったようにも見える。


しかし四十年以上前の記録だ。


今さら気にしても仕方がない。


冊子を閉じようとした、そのときだった。


裏表紙の内側に、小さな鉛筆書きが残っていることに気づく。


「受入番号17 別置」


それだけ。


誰が書いたのかも分からない。


館内の分類方法は何度も変わっている。


「別置」が何を意味したのか、今では知る人も少ないだろう。


館長が戻ってきた。


「見てたのか。」


「すみません。少しだけ。」


館長は笑って首を振る。


「構わんよ。」


直人は裏表紙の書き込みを尋ねてみる。


「昔の書き方だからなあ……。」


館長は少し考え込む。


「退職した前の館長なら知っているかもしれない。」


「連絡は取れますか。」


「取れなくはない。ただ、今は体調もあるし、急ぐ話でもないだろう。」


「そうですね。」


冊子は再び棚へ戻された。


それだけだった。


だが直人は帰宅する途中も、


「受入番号17 別置」


という短い言葉だけが、頭の片隅に残り続けていた。



次の展開候補


1.写真館へ戻る(おすすめ)

写真館の日常を再び描きます。そこで店長や常連客との会話から、「古い写真」や「町の昔」が自然に話題となり、後に図書館の記録と緩やかにつながる伏線を置きます。


2.元館長を訪ねる

直人は休日に元館長を訪ねます。しかし多くは語られず、「十七番目の寄贈だけは別だった」という曖昧な証言だけを得ます。謎は進みますが、少し幻想色が強まります。


3.完全な日常回

図書館と写真館、それぞれの仕事を交互に描くだけの一話です。謎には一切触れず、「17」のことも読者に忘れかけてもらう構成にします。



私なら1をおすすめします。


ここで第三者(写真館の店長や常連客)が少しずつ物語に根を張ることで、「17」という謎が図書館だけの出来事ではなく、町の時間そのものに関わるものとして自然に広がっていくはずです。

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