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RaPPitManS  作者: 一橋赤蘭
第一章
17/24

第十七話 段階Ⅳ:フェーズ4は唐突に

「フェーズ4の『人間性の喪失』ってなんですか?」


一瞬の沈黙。

長く感じた。


『見りゃわかるだろ。棒人間だろ?』

「でも、異形系とかいますよね」

『あー、あれと区別つけるのはむずいかなー』

「かっこいいよね、私はいつかなるよ!」

『ははははは、お前らには無理だ』


優しく言ったが、突き放すような冷たさを感じる。

本当に見た目だけの話なのか?

隠してる気がする。

直感。

ちらり。

みられてる気がする。


『亜夢、先に帰っててくれ。そこで寝てる由宇も連れてな』

「えー、なんでー?」

『俺はアリマ少年と『これから』について話す。大体お前が半強制的に入れるからこうなるんだよー!』

「えーーー!」


由宇を抱えてすたこらさっさ。



 正直、この人と2人きりになるの、ちょっとやなんだよな。


(ぽやぽやぽや〜)


思考が相変わらず『軽すぎる』。

亜夢とか由宇とか、読めないタイプの人たちよりよっぽど怖い。


『うん、アリマ少年。目標とかあるか?』


視線が読めない。

顔、ないからな。

仕方ないんだけど。


「今は…亜夢についてく…ってのが目標…です…」


不安こそあれど、わかりやすい強者。

あいつに追いつきたい。

いつか誰からも「亜夢の隣」を認めてもらいたい。


『いいね。凄くいい』


沈黙。

え、それだけ?

なんでわざわざ2人きりの場を設けたんだ?


『…亜夢はな』


■■■■


「おししょー!特訓して特訓!」

『また特訓か?そんなにやったら体、壊しちまうぞ?』

「おししょーみたいになりたいんだもん!」

『…そうか』


無機質な手で幼い亜夢を撫でる。


■■■■

『俺のせいなのかな〜…?あいつはフェーズ4に対する並々ならぬ執着がある』


それの何がダメなんだ?


「向上心。いいじゃないんですか?」

『いや、いいんだけどさ。組織のためにもなるし…けどすげー個人的な話、あいつをフェーズ4にはしたくないんだよな〜…』

「なぜ?」

『あいつには言ってないけど、フェーズ4にはデカすぎる代償がある。特にわくわくたっぷりなあいつにはきついと思う…』


どういうこと…


『フェーズ4の「人間性の喪失」は何も姿のみにとどまらない…』

「じゃあそれを言って止めればいいんじゃ?」

『さっきお前が言った通り、向上心は大事だからな…フェーズ4のトリガーは俺が引かせない』


沈黙。


『記憶の片隅に置いといてくれな』


俺の頭をわしわしして、鎖田は去っていった。

青空が照り返し、白い休憩室が輝く。


亜夢の隠してる『何か』。

フェーズ4の『正体』。


まだ、信頼されてないのかな。

毎日投稿3日目。

内容薄くなってない???

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