↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バグった世界にテコ入れを  ~スマホ片手に停滞世界を再開発~   作者: 未白ひつじ
1章 拠点を作るぞ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

18/147

第18話 採掘……だいしゅき♥

 ふう……。


 整地はとりあえずこんなもんでいいか。後は家を建てるときに調整したらええ。


 家の整地はこれでいいとして、問題はそっから敷地外に続く道だよなあ。【締固】で均したけど、雨が降ったらドロドロになっちまいそうだ。


 とりあえず砕石でも敷くか? がっつり締め固めれば、立派な道になるしな。


 ええと、ストレージに在庫は……ああ、塩ばっかで石はあんましねえなあ! そうかあ、石取ってこなかったもんなあ!


 しょうがねえ、塩の洞窟で掘削するっきゃねーか! めんどくせーけど、砕石たんねえもんな! あーあ、ひと掘りするっきゃねーかー!


 というわけで、やってきました塩の洞窟! 今日の目当ては石!


 それでは、さっそくいってみましょう! 


 えい! ズゴゴゴゴゴン! とりゃ! ズガガガガガガン! いいねいいね! 気分が上がってきたぞ!


 ソイヤソイヤソイヤソイヤ!


 ヒャッハー! やっぱスマホ採掘最高すぎるぜえ!


 ハイテンションで岩に向けてスマホを投げまくってると、穴の奥からポコンと音が聞こえた。


 手元に戻ったスマホをタップし確認すると……


『だーかーらー! なんでスマホ投げちゃうの!?【掘削】でやれば拾う手間がなくて楽でしょうに!(猫が泣いてるスタンプ)』


 ああ……なるほど、たしかにな。


 つか、塩を取りに来た時に【開拓】がアンロックされてんのに気づいてたら、もっと効率よくやれたよな……。


 ……そういえば『拾うのめんどいから機能追加して』って言ったとき、反応がおかしかったな。


 さてはあの時……思い出してたなあ? パンちゃんも【開拓】の存在を忘れてたから、バツが悪くて言い出せなかったんだなあ?


 まあ……おかげで知れたこともあるし……許すよ……。 


 そう、スマホ投げるの、マジで気持ちよすぎなんよ!


「ふはははは! やめるものか! やめるものかよー!」 


 ポコン! ポコン! ポポポポポポポポポコン!!!!


 ……投げるたびポコポコポコポコ通知が鳴ってやかましい。


 あーもう、わーったよ! アプリでやってやるってばよ!


 自由にやれと言ったくせにさ、これだから神々は信用ならんよなー。


 はいはい、スマホを壁面に向けて【掘削】をタップしますよと。あーあ、爽快感が無……おお、思いのほかゴリっと削れたな。


 ふむ……。


 では……こうして、ポインタをデカくしたうえでスワイプすると?


 ……おおおお……音的な気持ちよさは無いが、スッパァン! って感じで、一気に空間が広がったぞ……これはこれでイイ!


 シュシュシュっとスワイプして……スッパァン! シュシュシュっと……スッパァン!


 ヒャッハー! 洞窟がどんどん拡張されていくぜえ!


 ハンドスピナーとかさあ、ノリで買ってみたら結構楽しかったんだよな……こういう、肌で感じる気持ちよさがある作業って、結構好きかもしれん。


 ……スパスパスッパァンとやりまくり、気づけばかなり奥が深い洞窟をつくりあげてしまっていた。


 マジで夢中になりすぎたわ……つうか、真っ暗でなんも見えねえ……どうやってここまで……ああ、なるほど。スマホ越しだと暗視効果あんのか……。


 やりすぎた感はあるが、おかげで結構な量の石を用意できた。


 岩石:999 岩石:999 岩石:999 


 くそうける。めっちゃスタックされてっじゃん。どれ、ひとつ出してみるか……うっわでけえ。握りこぶしサイズかよ。


 これじゃあ砕石として使うには大きすぎるな。


 もうちょっと細かくしたいところだけど……おお【破砕】ってのがあるな。これでいけるか? おお、いけるじゃん。


 えいえい! ゴリゴリゴリ! えいえい! ゴリ……って、やべえやべえ。また夢中になっちまった。


 これだけあれば、家の周りどころか、かなりの範囲を舗装できちまいそうだ……やりすぎたわ。


 さって……アホほど作っちまった砕石を、ストレージに入れていきましょうかねえ。


 うん? 一個ずつ画面にコンすんだろって? 


 ハハッ 俺は学習する賢い生き物なのさ。こうして……指で範囲指定をすりゃまるごとそっくり……って、このままやったらいらないのも入りそうだな。


 岩塩はいいとして、なんかよくわからん泥みたいのとか、木くずみたいのとかいらねえ……。


 かといって、拾うのもめんどくせえしなあ……じゃあ、液晶に写して一個ずつタップか? 

 ……細かい石を一個ずつポチポチすんのつれえよお……指の先がガッチガチになって何かの達人みたいになっちゃうよお……。


 ポコン!


『またおもろいこと考えてるわねwww ていうか【掘削】でざっくり掘った時にゴミも入ってるんだから、いまさら気にしなくてもいいじゃないの』


「くっ……それはそうなんだけどさ、こうして目にすると気になるじゃねえかよ」


 ポコン!


『まあ、気持ちはわかるけど。しょうがないわねえ、教えてあげるわ。範囲指定した後に、収納したいものの名前を念じながらタップしてみなさい』


 はあ? ウッソだろ……砕石……うっわ、マジだわ……。


 どういう理屈かわからんが、ファンタジー世界ばんざいや!


 うっしゃ、サクサク入れちまうぞー!


「ぐるっとかこんでぽーい ぐるっとかこんでぽーい ぐるっとかこんでーーぽぽーい!」


 歌いながらぽいぽい入れていたらあっという間にスッキリした。


 ……収納……けっこう面白かったな。


 壊すのも収納も楽しい……くそ、俺はそのうち岩山ひとつなくしちまうかもしれん!


 ポコン!


『やめてね?』


 ……はい。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。