表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隣の美少女が元嫁にしか見えない  作者: くじょーさん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

227/229

227 パジャマパーティー!


 (しゅう)たちが家で恋愛話に花を咲かせている時、花音(かのん)麗沙(れいさ)の家でお泊まりをしていた。そして麗沙とお泊まりする時恒例のパジャマパーティーを開催していて、今現在話し合いで優勝者を決めようとしているところだ。


「流石に今回は花音の勝ちね。この可愛さには誰も勝てないわ」

「そんな事ないよ!絶対麗沙ちゃんの方が可愛いよ!」


 すごく良い匂いがしそうな空間で二人は言い争いを繰り広げている。その内容はいずれも敵を称えるもので、互いに相手を優勝させたがっている。最終的には投票で決めるわけだが、もちろん二人では決着がつかない。つまり奇数にするために、もう一人必要というわけだ。そこで都合の良い人物など一人しかいない。


「姉さんはどう思うかしら?」

沙奈(さな)さんの意見を聞かせてください!」


 現生徒会長の姉であり、元生徒会である沙奈を審査員として招集していた。いつも二人の意見が綺麗に割れるため、最終的には沙奈の判断で決着がつくようになっている。


 ちなみに今までの戦績は五分五分だ。今回の結果次第で勝ち越すか負け越すかが決まる。そんな重要な任務を任されているのが沙奈であるが、毎度の如く真剣な表情で頭を悩ませている。


「ん〜、今回もかなり難しいな…」

「絶対麗沙ちゃんの方が可愛いです!」

「そんな事ないわ。花音の方が何百倍も綺麗よ」


 対立する二人。しかし平和な争いである。


「花音のパジャマはヒラヒラで可愛さと大人っぽさが両立していてとても美しいし…麗沙のパジャマはピンク色で可愛らしさが強調されていてとても可愛らしいし…今回は熾烈な争いだな」


 二人とも絶世の美少女であるだけにどんな服を着ても完璧に似合ってしまう。だからこそ二人の間に差が生まれにくく、全員が判断に迷っている。


「…仕方ありませんね。こうなったら例のアレをするしかありませんね」

「そのようね。これだけはしたくなかったけれど…」


 今までにもこういう展開は何度もあった。その度に三人は判断材料を追加するエキシビジョンマッチを開催してきた。その内容とは__


「それでは第七回!ドキドキパジャマポージング選手権を開催する!」

「いえ〜い!」


 勝負の内容は簡単で、パジャマ姿の二人が交互にポージングをして沙奈にアピールするというものだ。この選手権は今回で七回目となり、もちろん今までは三勝三敗だ。そうなると当然二人ともかなり燃えていて、ようやく絶対に勝つという意思が湧いて来る。


「前回は僅差で負けましたけど、今回は勝ちますからね!」

「望むところよ。私の技術を見せてあげるわ」


 バチバチに張り合う二人。ぜひ最初からそうしていただきたい。まあ結局二人が楽しいならそれで良いのだが。沙奈もそれを望んでいるし。


「じゃあ前回の王者、麗沙からいこうか!」

「任せて」


 まず麗沙が立ち上がり、準備運動を始める。


「じゃあ始めるわね」


 身体をほぐし終え、ミュージックをかけてスタートした。


「♪〜♪〜♪〜」

「おお…」

「これはかなり手強いですね…」


 音楽に合わせてポーズを取っていく。


 いや、ポーズなんて生ぬるいものではない。これは舞だ。鮮やかな身体捌きに多彩な表現。舞い踊る姿は鷹のようだ。


 彼女の普段の性格からは想像しにくいが、勝負事となるとかなり燃えるタイプだ。その姿に恥じらいなどは感じられないため、こういう戦いもかなり得意なのである。


「麗沙、頑張れ」

「あまり頑張られると困ります…っ!」

「おや、自信が無いのかな?」

「そ、そんなことはありませんっ!絶対に私が勝ちます!」


 しかし麗沙の迫力に圧倒されて本来のパフォーマンスができず、連敗を喫してしまうのであった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ