第14話 災難と対処法
プレッサはあまりの痛さで真上に跳び上がり、プレッサの後方側にあるテーブル側の椅子で食事をしていたビリーに尻尾が当たりそうになるが、プレッサの左右と後ろに光の壁、真上に伸縮性のある光の壁が現れた為、ビリーにも天井にも当たらずに済み、テグラは椅子ごと後ろに倒れそうになるが、倒れる途中で誰かが支えた為倒れずに済んだ。すると、
ショー「間に合った」
ルミエール「無駄な体力使わせやがって」
テグラ「あ、ありがとう、え…今何が起きたんだ」
プレッサ「………」
ここでショーはポケットから出したレビタミをプレッサの体に接触させたまま、
ショー「レビタミ」
プレッサの傷は治る。
ルミエール「後ろのテーブルと人をふっとばさずに済んだだけでも感謝しろ」
ビリー「何かあった?」(食べ物をほおばっている)
テグラ・プレッサ・ルミエール・ショー「今頃気づくんかい!」
ビリー「大したことじゃないみたいだね、良かった」
ビリーは食事を続ける。そして、
ショー「僕は何かが起きた時にすぐ動けて対処できるように、普段からロック解除したテレポミやレビタミや色々な魔球をポケットの中にいれてあるんだ。」
テレポミは、
等級 S
呪文 ルレオロマシキマロイフィセアビルシアリログアサルパアセレプドアパレマイシラエメリプ
効果 自己使・他己使 当たった人以外の時間を8秒間止める
物使・装使 不可
テグラ「何で2人で同時に瞬間移動できたんだ?」
ルミエール「お前知らないのか?他人に接触してる状態で魔球を自己使すると、接触してる人にも効果が発生するんだよ」
テグラ「あ、思い出したぞ、昔C級魔球試験で習ったな。でも危険な場所に行ったりしなければ使うことは殆ど無いって言ってたな」
ルミエール「ナハナハ王国は治安が良くて災害も台風ぐらいしかないからそれでいいけど、バース連邦圏の国は産業を人件費の安いアイッスル王国に奪われて失業者が増えて治安が悪いし、大陸部は百年戦争時代に地殻変動させて標高1km以上の陸地が占めるような地域に変えたせいで地震が多くて冬は寒い。さらに偏西風がスカイライン王国北部の国境に沿って連なるスカイライン山脈に当たって、山間部に大量の雨や雪が降ってその水が川を伝ってバース連邦圏3か国に流れるから水害も多い」
テグラ「そうか、治安が悪いから人が公園にはいなかったのか」
ルミエール「実はあの公園は普段はホームレスのたまり場になってて、大会期間中は街に観客が大勢来るから、以前はスタジアム建物内や敷地内に出店出来なかった業者を集めて、ホームレスを一時的に雇って商売してホームレスの支援をする活動をする人達がいたんだけど、違法な物を売る業者が現れるようになったから、街のイメージダウンを防ぐ為に大会期間中は市が警備会社を使って公園から人を締め出すようになったんだ。今は老齢年金と失業手当廃止した代わりに出来た低預金額者救済金制度を使って安いホテルに泊まれるから、野宿のホームレスは減ってるけど、大都市のような物価が高い街だと一か月の宿泊費だけで低預金額者救済金が殆どなくなって、食料配給の安物ばかり食う事になるから、美味い飯を食べたり配給に出てこない酒を飲んだり遊んだりしたい人は節約するため今も野宿してる。低預金額者救済金の支給条件は月初の平日に預金額が国の年間1人あたりGDPの30分の1以下、支給日は月初の平日で支給額は国の年間1人あたりGDPの30分の1の金額で、これも10年前にプロテ・イン・グランドが提唱した金融システムと社会保障の改革の1つで、これに感銘を受けたアジャ連邦議会議員たちが、アジャ連邦議会に決議案を出して下院と上院の過半数が賛成して全ての国で導入された。その改革の中には、全ての個人と団体にアジャ中央銀行の預金口座を1つ持たせる、民間銀行は預金事業廃止して貸金業等の投資に特化させる、所得税と消費税を廃止して預金総額の5%を個人預金税として年1回徴収、法人税は1年間で増えた預金額の0~15%を自動的に年1回徴収でその税率は法人の業種と雇用者数で決まる、とか色々あって、社会の効率化、都市と地方の格差や貧困の解消、アジャロの電子取引から人や物や金の流れを追跡して防犯ができる、とか色々言われてたけど、色々な方法で徴税回避や節税をする人達が出てきたり、反社会的勢力は独自に作った貨幣で取引して追跡回避するから、そこそこの成果しかでていない。今言った事は全部ショーから聞いた」
テグラ「俺もその改革は学校で習ったけど、ショーさんから聞いたということは、ルミエは学校には行ってなかったのか?」
ルミエール「悪いけど話は終わり。飯が冷める」
テグラ「ああ、分かった」
ここで会話は終り、ショーとルミエールはテグラのいる場所を後にする。そして、
プレッサ「この店は23時まで開いてるんだから、焦らずにちゃんと足元を見て私の尻尾の位置がわかってたら踏まずに済んだのに」
第15話へ続く




