「面接」
「さてと、統合戦技生についてはこれぐらいにしておくか。」
神田先生はまたため息をつく。
それにしても・・・。
統合戦技生って本当になんなんだよ。
スパイとか、特殊部隊とかそういう次元だぞ。
「ようするに、非常任の国家公務員っといったところよ。まあ、それなりに権限はあるわ。」
「そう・・・なのか?。」
「ええ、そうよ。」
「信じられないな・・・。」
「何が?。」
「俺らが普通に生活を送っているその中にこんな団体があったなんて。」
「そうね。一般的だわ。」
・・・・・。
軽くけなされてるよな。
「さて、では立川慎也。」
神田先生がこっちに目を向ける。
真剣そのものだ。
殺意は感じないが凄味がある。
「君は、統合戦技生になるのか?。」
・・・・・。
えっ・・・。
「立川慎也、貴様は統合戦技生になるのか?。」
「待ってください。」
アレクシアが声を荒げる。
「まだ彼は決めていません、それに期限は来週では。」
「今は、人材の確保が最優先だ。」
「しかし・・・。」
「訓練は一日でも早い方がいい、それにまだ他の候補者もいる。こちらとしてはその一人一人の答えを悠長に待つことなど到底できない。」
「・・・わかりました。」
アレクシアは引いた。
彼女の目はすまなそうにこっちに向いている。
「では、立川慎也。答えを聞こう。」
「・・・なります。」
「死ぬ危険もあるのだぞ。」
「承知の上です。」
「活躍しても名は載らない、気づかれないそういうものだぞ。」
「わかってます、やらせてください。」
「・・・そうか。アレクシア、いいものを拾ったな。早速だが彼の教育係を頼む。」
「わかりました。」
「これで、分隊は全員揃ったか。まあ、あとは任せる。」
「わかりました。」
「では・・・。」
「しっ、失礼します。」
アレクシアについていく。
扉を閉めたとき神田先生は少し悲しそうな顔をしていた。
気のせいだろう・・・おそらく。




