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米軍が大騒ぎになります

 確かに宇宙で石油見つけて、それを大統領にドル建てだけで取引して欲しいって言われて「いいよー」って軽い気持ちで言ったらなんか、「君はSpecial Partnershipだ!」って言われたんだけど。


「というわけで、このままアイステイルで向かいましょう」

「まってまって、そこ、羽田が近くじゃん!? なぜ空母!」

「いや、羽田空港は手続きが面倒じゃないですか。今日中に着陸予約とれないじゃないですか。前も予約に一週間近くかかったんでしょう?」

「なんで!? ここ日本だよ!? 私等、日本人だよ!? なんで日本の施設使うほうが面倒になってるの!?」

「貴女がアメリカの国賓だからですよ。さあ行きましょう」

「ふぇぇ」


 という訳で、私は川崎という遥か彼方へ行くことになった。




 空母に到着すると、眼下沢山の水兵さんが敬礼してた。


「てか、あの空母ジョージ・ワシントンじゃん・・・・メチャクチャ仕事の邪魔しちゃってる・・・・」

「ですね。さっさと着艦してお仕事を終わらせてあげましょう」

「私の出迎えがお仕事とか、止めてさしあげて・・・・」

「やべぇな、涼姫って」


 大抵のことでは動じないリッカも、ちょっと引き気味。

 というわけで、さっさと人型になって着艦――しようとしたら、なんか飛行形態で着艦して欲しいと言われた。


『人型で着陸されると、ロケット噴射で甲板痛むんですよ。あれされると、あとでメンテナンスが必要で、整備班が泣きます』

「で、ですよね」

『というのは建前で、みなが貴女の腕を見たがってるだけです』

「そ、そうですか」


 というわけで飛行形態のまま着艦。

 バーサスフレームから降りると、敬礼のち、拍手がいっぱい。

 艦長らしい方が迎えてくれる。うわーん、この前ニュースになってた人だよー。見たことあるよー。新艦長さんだよー! 白頭鷲の階級章――大佐じゃん!

 ていうか横の方、星が2つだけの階級章――少将さんじゃないですか!? 提督まで乗ってらっしゃる!!

 大佐が話しかけてくる。


「ようこそ、スウさん」

「す、すみません・・・・お手を煩わせて」

「いえ、貴女の着艦を見学できるというので非番の者まで出てきてしまっただけです。私も元パイロットですが、流石の安定感でしたね」

「ど、ども」

「ささ、こちらです。ヘリを用意しています」

「はぃぃぃ!?」


 私は艦長さんに案内されて、轟音を上げるヘリにスカートと髪を押さえながら近づく。

 ナイトホークさんじゃないですか・・・。


 かくして、ヘリに積み込まれて、川崎へ。流石に操縦するのは艦長じゃない。でも、操縦してる方、少佐なんですが・・・。

 大師河原水防センターのヘリポートへ着陸。

 どこに着陸してんの・・・。


 ほら、米軍のマークがついたヘリがとんでもない場所に降りてきたから、ベビーカーを押してるお母さんや、近くの公園で遊んでる子供が「ギョッ」っとしてるじゃん。


 で、私たちがアミューズ1に向かおうとしたら、少佐、


「では行ってらっしゃいませ! 帰りをお待ちしております!」


 少佐、私たちが遊び終わるまで待ってるの!?


「ほ、ほんとすみません!」


 私は、超・恐縮しながら、頭を下げる。

 リッカが頭の後ろに腕を組んで、呆れたように声を出す。


「すごいな、涼姫が運動するだけで、上から下まで大騒ぎだ」

「ほんとすみません!」


 もう一回頭を下げて、アミューズ1にGo。


❝お腹いたいwww❞

❝スウが運動とかいい出すから、天変地異レベルwww❞

❝この女子高生、油田もってるせいで、普通国家間で結ぶパートナーシップを、アメリカと個人で結んでる。範馬 勇◯郎みたいなヤツだからなwww❞


  荒ぶるコメントに、コメント返しをしながらアミューズ1を歩いてたんだけど、ゲームセンター近くで、涼姫’s・EYE’sは大事な物を見逃さない。


「あ! アリス見て! あのキャッチャー・ゲーム、人気が有りすぎてすぐに無くなってた罪木(つみき) 犯奈(はんな)ちゃんのフィギュアがあるよ! アミューズ1にはレアなフィギュアが残ってるって、本当だったんだね!」


 私は言いながら、火に誘われる蛾のようにキャッチャー・ゲームに近寄っていく――すると、


「今日は、こっちです」


 アリスに首根っこを掴まれた。

 引きずられる、私。


「いやー! 犯奈ちゃんのあのフィギュアはもう手に入らないのー! 犯奈ちゃーん!」

「帰りにしなさい」

「配信に映っちゃったから、誰かに盗られるかもー!!」

「あんなに満載されてるじゃないですか」

「でもぉー!」

「仕方ないですね」

「わーい」


 というわけでクレーン開始。

 10分後。


「私、将来、クレーン作業員になるのだけは止めとく」


 リッカが欠伸しながら、


「ボウズか――だな、クレーンで働くのは止めたほうが良いな」

「魚釣りじゃないけど、ボウズです」


❝クレーンゲームって、クレーン作業員、関係有るのか?❞

❝しらんw❞


~~~


 みずきの所持スキルです。

 一部、涼姫に貰ったので多めです。


■スキル


〖水作成〗:水を作成する。作った水ならわずかに操作できる。非常に強化しており、みずきのメインウェポン。


〖水操作〗:水を操作する。〖水作成〗と合わせたコンボが非常に強力で視聴者からは水影様と呼ばれている。


〖ショートスリーパー〗:3時間の睡眠で十分になる。


〖飛行〗:空を飛べる(最大時速400キロ)


〖空気砲〗:空気の弾丸を放つ。殺傷力はあまりないが、気絶させるのに丁度いい威力。


〖毒無効〗:毒を無効化する。


〖暗視〗:サーモビジョンのように熱感知して、暗闇が見える。


〖強靭な胃袋〗:食べても、毒や寄生虫の影響を受けない。


〖怪力〗:力が強くなる。


〖マッピング〗:味方や安全な生き物、モンスターを青点で表示。敵や危険な生き物、モンスターを赤点で表示。有効範囲は直径10キロ


〖超聴覚〗:聴覚強化できる。


〖超音波〗:人間の耳には聴こえない高音を出せる。


〖黄金律Ⅱ〗:すこしだけ印石の出現率アップ。

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