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タイトル未定2026/10/05 16:50

 私はアリスとみずきにメッセージを送る。


 アリスは『かまいませんよ』。


 という快い返事。


 みずきは『うーーーん。マイルズかぁ・・・・まぁ・・・いいかぁ』。


 ちょっと渋ってた。


「なにをしているんだ?」


 マイルズは、私がスマホをいじるのを見て、首を傾げた。

 金髪が陽光に透けて、海映えマイルズだった。


「大丈夫っぽい! マイルズ、ここだけの話なんだけど」

「ああ」

「実は、秘密のダンジョンがあるんだ」

「・・・・は?」


 マイルズ「ぽかん」。


「私とアリスとみずきしか知らない、マイ・ダンジョン」

「おまっ、それっ!」

「うん、チート」

「マ・・・・マジかよ」




 私が「秘密のダンジョンに行く?」というと、「大仏はまた明日にしよう」と言ったので、マイルズを秘密のダンジョンにご招待。

 私はアイステイル。マイルズはブルーテイルという、飛行形態がYF23ぽい機体で海の中へ。


「かなり見つかりにくい場所に現れたもんだ」

「うんー。これが出現した時は津波が起きて大変だったよ」

「海底地形のせいで波が屈折して、神奈川側にエネルギーが集中したみたいだな」

「あー、そうだったんだ? ――じゃあ、パイロットスーツを着て入ってね。ヘッドギアも取っちゃ駄目だよ?」

「こんな深い海底だ。取るわけ無いだろう」

「ダンジョン内でも取っちゃ駄目、死ぬから」

「死ぬ!?」



 というわけで、二人でダンジョン内に入った。

 そして長い縦長通路を抜けて、海面から顔を出して、マイルズが目を見開いた。


「な、なんだ! この魔石とアイテムが散らばった通路は!? どうなっている!?」

「塩素ガスでモンスターを倒し続けてるんだ」

「なっ!?」


 私は足の踏み場もない通路に上陸して、「うひゃぁ」と顔を歪めた。


「これ回収するの結構骨が折れるなぁ」

「いや・・・・日本円だと、一体幾らになるんだ、これは」

「わかんないけど、数千万は行くと思う――あ、魔石はアリスとリッカと私で山分けだけど、装備なら、好きなの持ってって良いよ」

「なに!?」

「こんなに有っても売りさばききれないし、置き場所もちょっと考えないといけない量になってるし。アリスとリッカも多分何も言わないだろうけど、言われたら私のわけまえを減らせばいいだけだし」

「お前は・・・・昔から本当に気前がいいな」

「なにいってんの。マイルズも戦うんだから、装備を整えてもらわないと困るでしょ」

「戦うのは決定なのか」

「そのために、ここを教えたんじゃん」

「なるほど」


 私は〈時空倉庫の鍵〉から自分の装備を取り出して、装備。


「ちなみに、装備品を組み合わせると、こんなこともできるよ・・・・変形――痛ッたーい!」

「ん? どうした!?」


 私の悲鳴にマイルズがこっちを見た。


「せ、戦闘機!?」


 その場に浮いたりはできないので、私はゆっくり飛び始める。軽くて複葉機だから結構ゆっくり飛べる。


「でも、気をつけてね、複葉機で後退翼とかデルタ翼にしたら、多分股が裂ける」

「そんな、奇っ怪な複葉機は知らん」

「なんだよー、ずっと前進翼の複葉機に乗り続けてきた私にイチャモンかー?」

「ほんとうに、頭おかしい機体に乗ってるからな、お前は」

「イチャモンだった!」


 というわけで合衆国宇宙軍所属パイロットであるマイルズは戦闘機が得意なので、彼も戦闘機になるらしく、そういった方向で装備を選んだ。


 で、見た目はというと、

 青い「宇宙飛行士?」。

 宇宙飛行士にしては、頭が小さめ。

 なんか「キンキン」言いながらダンスを始めそう。

 私を参考にしたのか、マイルズも外骨格ロボみたいになってる。

 ――装備を周囲に浮かせてるアリスと、ほぼ人間のままのみずきを見たら、どう思うんだろう?


 コスモダイバー・シリーズをメインにしてた。


 そんな格好のマイルズが、後ろを振り返った。


「お前、これは世界を揺るがす情報だぞ」

「国も、魔石生産を自動化しちゃうかな? そしたらダンジョン探索者とかあんまり要らなくなっちゃうね」

「どうだろうな――ダンジョンの仕様が変わるのが観測されている。このやり方が広まると、このやり方は封じられる可能性がある」

「えっ、仕様変更とかあるの!?」

「どうも、ダンジョンをあまりに簡単に攻略する方法が広まると嫌がるみたいな様子を見せている」

「えー」

「だが俺達は、この現象を知っているだろう」

「あー・・・マザーMoB?」


 マザーMoBは前にも言ったけど、別の時間軸の銀河を襲っていた、MoBたちの親玉――アイリスが素体にされて、これにされていたんだけど、私が助けた。


「その通りだ。ダンジョンは、実はベクター側のマザーMoBの産物なのではないかという調査結果もある」


 ベクターっていうのは私の助けた銀河を襲っていた、さらに別の時間軸の人類。こっちは私とマイルズで、ベクターの軍を、ほぼ全滅させた。


 で、ベクター側のマザーMoBっていうのはベクターの作ったマザーMoB。

 これの素体が、別の時間軸のみずき――つまり立花 みずきだって言われてる。

 モンスターの名前が北欧神話に偏ってるの・・・・そうか、みずきは西洋ファンタジーが好きだからなぁ。


「えー、じゃあ仕様変更されないように、秘密にしなきゃ」

「まあ、そうしておけ。いずれ誰かが気づくだろうがな。そして、仕様変更の可能性に気づいたら、やらないこともあるだろう。――だがやはり、人間が入り込んで調査する必要もあるので、ダンジョン探索者という職業がなくなることはないだろう」


 というわけで、マイルズと攻略開始。


「3階のボスを倒そ!」

「うーん、ボクはダンジョン攻略が初めてなんだが、いきなりボスか」

「フェイレジェでも初見クリアはいっぱいしたじゃん。マイルズならいけるいける」

「まぁ、お前とは何度もボス戦でバディを組んだしな――お前と二人なら、問題ないか」

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― 新着の感想 ―
更新お疲れ様です。 なるほど、ダンジョン製作者(?)のベースはマザーMob…別世界のみずきでしたか。 それなら前作が銀河を舞台にしたSFだったのに、ダンジョンが急に西洋ファンタジーっぽくなった理由も…
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