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大変な発見をします

(にしても、なんで急に津波が起こったんだ・・・・なんだったんだ?)


 アリスが親子を、地面に降ろすと、親子はアリスとみずきにもお礼を言いながら去っていった。


〈時空倉庫の鍵・大〉に入れていた外人を取り出す。警告しても動画を撮ってた人だ。

 なんか殴りかかって来たんで、躱して〖念動力〗で掴んで、コンビニの駐車場に放り投げてやった。


 すると外人の女性が来て、腕を組んでひざまずいた男を見下ろした。


「I can't believe you. I'm divorcing you(信じられない。離婚よ)」


 なんてことを言われ、男性、真っ青。


「P...Please! I messed up! I'm so sorry! Give me another chance!(た、頼む! 俺が悪かった! 本当にごめん! もう一度チャンスをくれ!)」

「You said you'd be a famous streamer someday. Well, that never happened. I'm done supporting you. We're through(いつか有名なストリーマーになるって言ってたけど。結局そんな日は来なかった。もうあなたを養うのは終わり。私たちも、終わり)」


 なるほど、津波の映像を撮って、一発当てようとしてたのか。

 ・・・命あっての物種だろうに。


 私が呆れていると、やっと愛機のアイステイルが降りてきた。

 私は、愛機にプチ文句。


「おそーい」


 そんな風に文句を言いながらも、私はアイステイルに乗り込む。

 そうして、宇宙を旅する戦闘機だから備え付けられている生活空間のワンルームを抜けてコックピットに入った。


 私が操縦用のヘッドギア〝リンカーギア〟を付けると、「ポンッ」と、ARに現れる青い執事姿のAI。


『申し訳ありませんマイマスター、少々時間が掛かりました』


 イルさんだ。


「ほんと遅いよー」


 すると、追加で女の子のAIが出現した。

 この子は、アイリスの記憶から作られた超AI、Ai’s。

 ゾーンに入りやすくしてくれたりする。


『エベレスト上空にいたんだから仕方ないしー』


 ただ、主人である私のいうことを聞かなかったり、ちょっぴり性格的に〝ハズレ〟AIな所もある。


「そっか、まぁ来てくれてありがと。じゃあちょっと調べたい事があるんで海底に潜ってもらってもいいかな?」

『地球の海などイージーゲームです。マイマスター』

「まぁ、酸の海とかでも潜れるもんねぇ」


 ARに通信ウィンドウが開く。

 ウィンドウの向こうには、美人がいた。アリスだ。きゃわっ。


『あれ? まだ何かするんですか?』

「この津波、なんか様子がおかしかったんだ。だからちょっと原因を調べてくる」

『なるほどです。じゃあ付いていきますね』

「ありがと!」


「さて出発」なんて思ってると、下の方から声が聞こえてきた。


「鈴咲ー! ありがとなー!」

「学校のみんなは無事だー!」

「スウさん、ありがとうございます!」

「スウさん、アリスさん、リッカさん、ありがとー!」


 私は、機体の拡声器で返す。


『いえいえー! じゃあちょっと海底を見てきますんで~』

「おー、頑張ってくれー!!」


 というわけでひとっ飛びして、水柱があった場所へ。

 私は地球のパイロット免許があるんで高く飛べるけど、アリスとリッカはそんなもの無いので、私は2人に合わせて海面ギリギリを飛ぶ。


『ここなんですか?』

『・・・よく覚えてるなぁ』

「〖サイコメトリー〗だよ」

『なるほどです』

『あー・・・』


 私は〖サイコメトリー〗で物や人の記憶を見れる――自分の記憶も見れるから、完全記憶の保持者なのだ。


「じゃあ潜ってみよう」

『はい』

『おう』


 というわけで潜ったんだけど・・・


「なに・・・これ」

『なんですか、これ』

『・・・まじか』


 海の底の巨大な棚の下にあったのは、まるで海底神殿。

 これがいきなり出現したのだろうか?

 だから海水が一気に押し広げられて津波になった?


 アリスが呟く。


『これも、きっとダンジョン構造体ですよ』

「――これも?」

『画像で見た、渋谷の上空に現れた物に、かなり似ています』

「渋谷は、また上空なのか・・・・ここも上空ならよかったのに、海底とか、余計な場所に出現してくれて」

『昨日出現した秋葉原ダンジョンなんか、ラジオ会館に融合してますよ』

「昨日も出現したのかぁ。――ラジオ会館も、タイムマシンが生えたり、ダンジョンが生えたり大変だなぁ」


 ふと、神殿の中に、なにかいるのが見えた。


「なにあれ・・・タコ?」

『タコですね』


 しかも10メートルくらいある。


「もしかしてクラーケンとでも言うんじゃなかろうね」

『・・・・多分そうですよ、ダンジョンのモンスターは主に北欧神話に関連する名前が付くんです――絶対ではないですが』

「ヨトゥンとドヴェルグも、北欧神話だもんねぇ」


 ちなみにクラーケンは、本来イカではなく、タコ。


『そして、ああいうモンスターを倒すと、ダンジョンが解放されて、ダンジョンに挑戦できるんです』

「どこも横浜と同じ感じか、ではバーサスフレーム・パンチ」


 私は、アイステイルを人型にしてパンチをした。

 あっ、神殿の奥に引っ込みやがった!

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― 新着の感想 ―
更新お疲れ様です。 タコですか…何故か「コンピュータが弾き出した計算によりますと…」とか「うわへへ!?」とか言いそうなタコ科学者が脳内を過りましたww リアルだとヨーロッパで「外来種のカニの繁殖がヤ…
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