19話 vs大鬼
vs大鬼
と思っていたのか! と言いたげな感じでニヤニヤ笑っている大鬼が目の前に居た。
「こいつを足止めしてほしいんだべ。作戦はこうらしいんだが、怪力持ちの二人、おらと代美が足をすくう。そして、あんたらの召喚したヘラクレスの毒矢で仕留めるんだべ」
「成程。じゃあやってみよ~」
生物の召喚だから、僕がやるべきだね。大きな手を振り下ろされたのを4人で回避。でもって、その後に、
「光ちゃん、真美ちゃん。二人は周りを警戒しておいて、恐らくさっきの軍団来そうな気がする」
「分かったよ~」
「承知しましたわ」
解散して、僕は大鬼を睨みつける。前は味方だったから安心感が有ったのに今は恐怖しかないね。フフフ怖い。その瞬間、空から魔弾が降り注ぎ、
「あら、貴女はどなたですか?」
「へ? 僕、僕は犬飼 奈波だよ。君は?」
空から鬼に攻撃しつつ現れた少女に問いかける。
「わたくしは、この悪魔に憑りつかれていた六角 小麦ですわ。で、犬飼さん今からここでわたくしは暴れますわ。なので、逃げたほうがいいですわよ」
「逃げないよ。僕はあいつを倒すために来たんだから」
「そうですの? でも、わたくしでもアレを倒す方法が思いついておりませんわ。あなたならやっつけられるのですか?」
「僕じゃないよ。僕の召喚したヘラクレスならチャンスがあるかも」
「へ?」
僕がサモンエッグを出すと六角さんはそんな声を出して動きを止めた。そんなこと気にせずに僕は金のサモンエッグに魔力で生成した金をぶつける。
「ほう、今度は君が呼ぶか。まあいい、私は呼ばれたものに従うまで。で、あの悪魔を打ち倒せばいいのだな?」
「うん。お願い」
「成程、サモンエッグですわね。ですが、サモンエッグに神話関連の召喚ってできましたかしら?」
「え、出来なかったの?」
そう言いつつも、小麦さんと、ヘラクレスが戦い続けている。小麦は空からふわふわと鉤爪で攻撃、ヘラクレスは剣で斬り付けては逃げる、その隙に小麦もヘラクレスも魔弾や矢を大量に浴びせるを繰り返す。ちなみに僕はペガサスを召喚して逃げ回っている。
迫りくる軍団
「なんであなたと一緒に戦わなくちゃいけないんだよ~」
「それはこっちの! いいえ何でもないですわ……」
迫りくる一軍団を倒しつつそんな事を言って、あたし、光は真美と声を掛け合い互いの無事を確認する。あたしは、ブーメランを投げ、真美は大鎌を振り回して戦っている。
「「貴様ら、何をしているのか解っているのか? あいつをこのまま放って置くと、同思考している人物が狂ってしまう可能性があるんだぞ。それに、元の世界に戻すのにあいつが居たら行えない!」」
「そんなの知らないよ! それに、奈波ちゃんがいない世界なんて考えられないよ~!」
「そうですわ。それに狂うのも、此処に居る光だけですので、そこまで考慮する必要ありあせんわ」
「ひど!」
まあそうなんだけど! それでいいと思ってしまったんだけれども!
「あーたたち大丈夫!? 助けに来たよ」
なんか来た。何だろう? そっちに少し目をやると、オドオドした少女とその配下と思われる人々がこちらに向かって突撃してきてるのが分かる。
「敵援軍!?」
「いや、あーたたちの味方だよ、あーしたち、黒田軍は猛軍とアミ軍の指示により、あなたたちを助けるよ」
「黒田軍! ってなに~?」
そう言っているうちに、一軍と凪軍は激突。戦いは激化する。
「黒田軍は悪魔憑き軍の一つだよ」
あ、そういえば、源羽軍についた時に、そんな軍団いたかも。あの時は奈波ちゃんの事しか考えていなかったから覚えていなかった。
「正直、助かったよ~。この数を抑えるの大変だから~」
「そうですわね。たしかに助かりましたわ。さて、この方たちを倒すにはどうするべきか判りませんが、時間は稼がせてもらいますわよ」




