17話 鬼退治会議
鬼退治会議
『竹中隊、そちらはどうーお?』
「竹中隊は順調です、此方の土地は制圧完了です」
『奥羽隊も何とか展開成功だべ、途中で敵の本隊も撃破だべ』
『本隊はよく解んない。乃理に任せて私アミは海上の戦いに出てたよ』
『木下猛隊は壊滅的な被害を受けた。巨人に踏まれた。こちらの部隊は完全死が半分だ』
『木下凪隊はち、ちゃんと防衛しているよ』
『百地隊は、別世界から転移してきたものを追跡、場合によっては、飯野の兄上に報告そして、削除していただいているでござる』
「よし、全体異常……」
『アリだよー! ちょっと、お兄ちゃんどういう事―』
『それがだな。いきなり現れた、前にアミが操っていた鬼のような巨人がいや、大鬼が現れたんだ』
『やっぱり、鬼の体のコントロール権が移動したみたいだね。操っているのは恐らくルシフェルだよ。とりあえず倒しに行かないと!』
「では、作戦を立ててからまた通信します」
『あーしが通信開いたのに―。まいっか。じゃあおねー』
さて、休憩中での悪魔憑きネットワークでの話し合いは終わりました。少し策を練りますか。大鬼を倒す策を。
「あら、あなたはたしか、竹中ですわね?」
「どちら様でしょうか?」
そこには育ちの良さそうな、お嬢様のようですが、何か地位が上だと認識してしまう少女がいた。
「わたくしは、先代悪魔憑き。あなたたちに悪魔憑きを広めた元凶の六角小麦ですの。先ほどは助かりましたわ」
「へ? いえどういたしまして、って何から助けましたっけ?」
「此処に居たゾンビたちをやっつけてくれたではありませんか」
「ああ、その時に襲われていた子ですね。ですが私の名前を知っているのは解せませんね」
「それは、わたくしがアミに憑りついていたからですの。あのバカ悪魔と共に、わたくしの魂も一緒に憑りついていたのですわ」
「それで、アミ様が狂わなかったのは奇跡ですね……」
「あの子は、精神汚染が通用しませんからね」
え、そうなのですね。でもそれは置いておいて。
「それでは助かったところで、あなたはどうするのですか?」
「わたくしは、あの悪魔を止めに行きますわ」
「ほう? どこかにいるのですね」
「ええ、あの大きくなった女性型の鬼。あれの中には悪魔が宿っています」
「成程。ならともに倒しますか? 丁度あれには仲間がやられて復讐してやろうと思っていたのです」
「いいですわよ。では倒しましょう」
丁度、私たちの本陣、いや、源羽軍の本陣である、戦艦大和を襲っている。
「なら、まずは、アミ様に報告ですね。……アミ様、今通信大丈夫ですか?」
『ん? 大丈夫だけど、どうしたのもう作戦立てたの?』
「いえ、まず倒すべき相手を決めようかと思いまして、あの大鬼を倒すべきか相談したく」
『うん、良いよ。アレは私じゃないもん。で、策は?』
「そうですね。不死の能力には毒です」
『なんで? 毒なんかであれ殺せるの?』
「神をも殺す毒ならば、なんとかなると思います」
『そんなもの……あったわね。でもその毒どう調達するのかしら?』
そう、有ったのです。あの鉄の大男、ヘラクレスがいたのです。たしかあの人は、
「サモンエッグによる召喚生物としていたはず。なので、そのサモンエッグさえあれば!」
『たしか、サモンエッグはあの二人が持っていたはず、光と奈波の二人が。そっちにいるよね。瑠亜』
『たしかにここにいるべ。声をかけておくだ。というか、今そのヘラクレスは召喚されているべさ。そっちに話を聞いておくか?』
ナイスタイミングみたいですね。ならばここは、お願いしてもらうのが一番のようですね。
「お願いします。では、作戦を練りましょう。まず、やつを捕縛するのが良さそうですね。奥羽さんの協力が必須ですね、よろしくお願いします。出来ればもう一人怪力がほしいところですが、お兄ちゃんを指揮から外すわけには……」
「おおっと、君たち、あのデカ物をどうにかする気だね。で、怪力が必要と」
「おや、皐文さんですか。その通りです。ですが、消耗的にお兄ちゃんが動かせないのです、まあ合流後に、お兄ちゃんを向かわせるのはアリなのですが、ですがその隙に逃げられる又は、やられるとおもうので、なんとか電撃作戦で決めたいのです」
「ならちょっと待ってね」
そう言うと皐文さんは通信端末を取り出して、
「あ、代美? 今どこに居るかな? 多分本陣だと思うけど。やっぱり? なら、あの大鬼を倒すの手伝ってほしいんだって、悪魔憑きの子たちが頑張るつもりらしいから、手伝って。
うん、じゃあ足止めよろしくー」
代美さんですか。あまり知らないのですが、たしか0の世界を、私たちが居た世界を旅していた人ですよね?
「オッケーだよ。代美も怪力持ちだから多分行けるはずだよ」
「ありがとうございます。では、奥羽も移動を開始してください」
『それがだ、なんかさっき声掛けろって言われた二人、サモンエッグを使ってた二人、いや三人が、ものすごい数の一人に追われているんだべそれを撒かないとどうしようもないべ』
「は?」




