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12話 水中雷牢

 水中雷牢




 藍井 蒼龍も動き出した。皐月1号を僕、皐月が装備して海の中に向かう。やっぱり、信濃の陰に隠れて潜水艦がいたようだ。一人で駆逐艦を動かしていたから、ソナーを見ている余裕なかったけど、でも、今ならわかる、元々は武蔵の下に居て、その後動いたんだろう。


「で、恐らく、今度は大和を回収して逃げるつもりだよね」


『そだね。なら倒しちゃう?』


 通信機を起動して、潜水艦蒼龍に連絡。映像も来ており、少し、藍井 蒼龍の手が震えているのが分かる。


「いや、君は周りに出てくるだろう、デコイと、無人機だけでいい。僕が倒すよ!」


「ううん、私も、戦う決心がついたんだよ。だから」


「でも、人が乗っているってわかりながら撃つのと、無人の物を撃つのでは話が違うから、僕がやるよ」


「……分かったよ、ありがとう」


 蒼龍と話がついた。なら! 僕はまっすぐ魚雷を撃ち込む、それに反応して、デコイやら、僕の装備している潜水艦と同じ型の潜水艦があふれ出す。でも、それらを蒼龍は装備した魚雷を放って、沈めていく。そして僕は接近開始。


『来るな! 来るな!!』


 やっぱり、相手は戦闘になれていない。かわいそうだけど、でもこれって、


「戦闘海域に出てくる君が悪いんだ!」


 ただただ、藍井 大和を助けるために来ていたであろう、潜水艦使いはそのまま撃破……。


『なんで、くそ! 前の戦いでうちの潜水艦を沈めて来たのもお前たちだろ!』


「え?」


 まだ、生きている? しかも機工装着している! と言うか、やっぱり、機械世界で戦ったあの潜水艦か。さてどうしようかな? 僕は一撃、魚雷をぶつける。よし今度こそ、と思ったけど、また違う潜水艦を機工装着して逃げる。


「成程。そういう事か、なら!」


 僕は駆逐艦 皐月を爆雷装備させて出港、そのまま海上に浮かべる。そして、追い込むように蒼龍と共に追いかける。


『くるなー、来るな!!』


 魚雷当たる。それに対して、敵、恐らく名前はUの子は回避しているけど、デコイは蒼龍が問題なく落とし、僕がUに命中させる。それでも、機工装着で、同型機に乗り換えて此方から離れていく。でも、それでも、今だ! 駆逐艦皐月に命令を送る。機雷等を海に落とさせて、敵の逃げ道を防ぐ。


『なっ! くそ、くそぉおおおおおお!!!』


 Uは反転をしてこちらに突貫してきたけど、そうなったら、もうお仕舞いだ。魚雷を撃ち込み、回避すれば、機雷に当たるという場所で、回避はできない。だから。


「終わりだよ。じゃあここまでだ」


 魚雷をぎりぎり避けたことで、機雷に当たり、ダメージを受け、その上で魚雷が機雷を誘爆させてそのままUは爆発に飲み込まれた。


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