第6話 陰陽寮の本部はどこですか?
神を高らかに自称する少女。
……。
傍から聞くと頭のおかしい奴に見える。
しかし、言葉の節々から感じる威厳的オーラで言っていることが本当のことだと思われる。清はどう思っているのかと思い優斗は彼女の方に視線を向ける。
「……。」
(なんか言ってくれ…。)
彼女は深刻な顔付きで神を自称する少女を見ていた。
優斗は反応に困り二人を反応を待つことしかできない。
「わっぱよ、近こうよれ、褒美を取らす」
「は、はいっ!」
彼女の言葉に逆らってはいけない。
近寄りたい。言うことを聞きたい。その姿をずっと見ていた……。
ふらふらっと優斗は彼女の側に近づいていく……。
「Grrrrrrrrr!」
「えっ?……はっ!」
倒れていた蛇?が唸りをあげる声を聴き意識がはっきりする。
俺は、何をしようとしていた?
さっきまでの行動は覚えているが、なぜその行動を取ったかは覚えていない。
怖くないのに、怖い。不安感を抱けないこの現状がとても怖い。
「何をしている、何故来んのじゃ?」
「き、君は何なんだっ?」
「そこのあなた、今すぐ逃げてっ!リンちゃん!」
「え、っちょ!」
状況が把握しきれない!
蛇?に大和なでしこ女子、自称神少女……。
もう、何が何だか分からない!
「もう嫌だ!なんなんだよお前ら!俺は関係ないんだからどっか違うところでやってくれっっっっ!!!!!!!」
「……。」
「正直もういっぱい一杯なんだよ!!!!」
「わっぱよ、そう声を荒げるでない、そなたはもう既に巻き込まれているこの世界に」
「この世界っ?なんだよそれっ?何もわかんねぇーよ!」
「この世は、一つしかないわけではない、世を広くとらえよ」
世界?世界が一つじゃない?じゃあ、今いるこの世界はなんだよ。
もしかして、俺の頭がおかしくなったのか?
「貴方落ち着いてください!大丈夫、私が守りますから!」
「君もよくわからなくて怖いんだよっ!」
「大丈夫です!私は一応公務員なので、国民である貴方を守る必要があります!」
「そういわれても……。」
そんなこと言ったって、傍らに巨大な蛇?を控えさせてる少女なんか信用するわけがないじゃん……。食われるかもしれないし、さっき襲われたし……。
優斗はとにかくこの場から逃げたかった。混沌なこの場から。
「妾はいつもわっぱの中にいた、だから、そう不安がるでない」
「中にいた?……どうゆうことだ?」
「言葉のままじゃ、妾はそなたの中に封印されていたのじゃから」
「封印?誰がっ!」
「おや?もう時間かえ?……まぁ、初めてにしては、持った方じゃな」
そう言い少女の身体が薄くなっていき、最後には見えなくなってしまい、1本の刀がカランっと地面に突き刺さった。
「何だったんですか……。」
清は冷や汗を浮かべ額の汗を取り出したハンカチで拭う。
もう見えなくなったしまった少女はどこに―
―ここにおるよ~
「わあぁぁぁぁっ!」
聞こえる、また聞こえた!
しかも耳のすぐそばから。
「どうかしましたか⁉」
「あの女の子の声がまだ聞こえるんだ!」
「……。貴方には、ついて来て貰う必要がありそうです。」
「……。どこにっ?」
「私たちの本部、旧中務省宮内庁……。つまり、皇居敷地内です。」
「皇居っ⁉」
―ほぅ、今も王族の近くにおるのじゃな、陰陽師どもは
えっ、えっ?皇居?王族?陰陽師?何の関係が?
って陰陽師の本部って皇居の敷地内にあるんですか?
またまた、短くてすみません。
調べて分かったんですが、陰陽寮は天皇の居住区にあったそうですよ?
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