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今からでも陰陽師になれますか?~0から学ぶ陰陽師~ -Human Origin-  作者: あっかんべー
第二章:見習い陰陽師でも助けていいですか?

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第17話 ご挨拶させて頂いてもよろしいですか?


―なはははははは

 コイツ阿保じゃなぁ~


異世界から戻ってきた俺は、布団の中で明日の天皇陛下とのご挨拶に向けて頭を悩ませていた。


―なぁなぁ、わっぱは、どちらが好みなんじゃ?

 答えてたもぉ、答えてたもぉ~


(阿部さんと明はお互いにすれ違っていただけだった。)


―無視かぇ?

 ヒドいのぉ~、ずっと封印されていた妾が可哀想とは思わんのかえ?


明日のご挨拶させてもらう時が勝負の時だ。

それには、瀬織津姫の協力が必要となるため、さっきから視界の端でチラホラ遊んでいる瀬織津姫にお願いをしなくてはならない。


「なぁ、瀬織津姫」


―やっと話しかけてきたか。

 なんじゃ?


「お願いがあるんだ」


―ずっと、無視していた割に不躾じゃな。

 まぁいい、言うてみ?


「明日のことなんだけど…――」



就任式 当日


就任式には各家が総終結するらしい。

今回就任式で就任するのは優斗を含めて3人。

加茂かも早霧さぎり天海てんかい水希みずき、禍津優斗、3名

みんな年若く17歳だという、その中に混ざる27歳無職。

2人は専修学校に通っており、実習科目をこなし就任するらしい。

それに比べ、俺は状況が特異だとしても裏口で就任する形…。

あまり良くは思われてないよなぁ…。


そして、時はついに来た。

1人の男が両脇に護衛らしき人を携え、台に上る。


「皆、本日は集まってくれてありがとう」


場は、シンと静まりその男の声に耳を傾ける。


「本日、陰陽師の卵とも言える子らが陰陽師として芽吹きを見せる良き日である。これからの活躍に期待している。」


言葉は短く終わったが、その言葉には重さがあった。

周りを視線のみで見渡すとその場の全員がその言葉を胸に刻み込むように頭を下げていた。


「そして、禍津優斗。そなたは、こちらに来なさい。」

「えっ?」


いきなり名前を呼ばれ、支線が集まる。


『あれが例の…』

『この場にいていい人間ではない』

『顔の面が厚いのかしら』


酷い有様である。

いい大人たちが大人相手といえどヒソヒソと陰口をたたく。

しかも、敬愛している天皇陛下の御前で。


「そなたに―いや、禍津日神様にお目通り願いたい」


驚いた。それが素直な優斗の気持であった。

圧倒的に立場が上の相手がこちらに頭を下げてお願いをしてくる。人としてこんなに出来た人を見たことがないかもしれない。


「頭を上げてください!!」

「会わせてくれるか?」

「会わせる会わせない以前に僕にそんな権限ありませんよ!」

「お願いすることは出きるか?」

「はい、まぁ、一応…。」

「では、よろしく頼む!」


ちょっ!頭上げて下さいよ!周りの目が、すんごくなっていますよ?ワザとですか?ワザとですよね?

まぁ、予定は変わったけど元々呼ぶつもりだったし、少し早いけど呼ばせて貰おう。


(おーい、出てきてくれ~)

ーもう出番なのかぇ?

 じゃあ、力貰うぞ?


あぁ、この吸われる感覚がぁぁぁ。

全身から活力が抜け落ち、目の前に瀬織津姫が姿を表した。


「わっぱよ、これでえぇんか?」

「はぁはぁはぁ、ふぅ…。あぁ、ありがとう。」


「おぉ、禍津日神様!私は今代の天皇陛下、武久たけひさと申します。お会い出き大変光栄でございます。」

「うむ!わっぱっ!見よ、これが本来の妾への対応よ!」

「いや、だってお前そんな余所余所しくして欲しいのか?」

「…。」


『『『『神をお前呼びだとっ!!!』』』』


いや、そこに驚くの?だって俺憑依?封印?されてんのよ?そりゃあ、敬う気持ちなんてないよね。

天皇陛下は人として敬えるけど、コイツは無理だわ。

だって、ねぇ、なんか子供みたいにはしゃいでいる時あるし。それに、敬うのは、なんか違う気がする。

何でだろう?


天皇陛下へのご挨拶はドタバタでしたけど、問題ないですよね?


だって、本題はこれからなんですから…。



すんません~、今回は短いです。

次回少し長めになりますよ?多分

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