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今からでも陰陽師になれますか?~0から学ぶ陰陽師~ -Human Origin-  作者: あっかんべー
第二章:見習い陰陽師でも助けていいですか?

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第12話 会わせてもらっていいですか?

重い話を聞いてしまった…。

俺は、どの様な対応を取るのが正解なのだろうか?


「…。」

「…。」

「…話を聞いて頂きありがとうございました。禍津さんに聞いてもらって少しスッキリしました。」


これは…気を遣わせてしまっているっ。

俺は27歳で彼女は話によると17歳、10歳も離れているのに。


「…阿部さんはどうしたいの?」

「私は、妹と話をしたい…。でも、環境がそれを許してもらえないんです。」

「…。っ!陰陽寮って天皇陛下直属の組織って認識で間違いないかな?」

「?はい、どんな名家でも全ての陰陽関係者は天皇陛下の下に所属しています」

「よし、分かった!俺にいい案がある!任せないさい!」

「え?な、何をされるんですか?せ、説明を!」

「任せなさい!」


任せないさいっ!

明日が勝負の日だっ!


現時刻 4:55


…よし、寝よう!


目が覚めると、そこに瀬織津姫の姿は見当たらない。透明化したのか?

とりあえず、時計を確認し、


13:00頃


「…もう昼じゃん。」


仕事を辞めてから、こんなんじゃ先が思いやられるが、1日だけならいいか。

よし、行動開始だな…。



宿舎を出ると寝る前は暗くて見えなかったが、外が明るくなって周りが見渡せる。

す、すごい、俺の知っている限り日本の住居の敷地としては、1番広かった。

写真やネット、テレビでしか見たことが無かった場所に自分が立っている。

スマホで写真を撮ってSNSとかに上げたら、広告PVとしては、きっと伸びるんだろうなぁ、なんてことを考えていたら、気づいてしまった。


「俺敷地内のこと何も知らないじゃん…。勝手に歩いていいのかもわからないし…。」


…。詰んだ…。


「禍津様。」

「わっ…!」


声で誰かは分かるが、さっきまで近くに誰もいなかったのに!?


わたくしがご案内いたしましょうか?」

「…。」

 

目的もバレる。


「お、お願いしもいいでしょうか…?」

「承知致しました、こちらへどうぞ。」

「は、はい!」


六道の式神:貴人…何を考えているのかよく分からないが、今は目的のために彼女?を信じて後を追う。これは、彼女に任せろと言った、俺自身の責任。正直、寝不足の勢いで言ってしまった感はある。


でも、俺は、ちょっと現金だけどまじめな彼女に報われてほしいと思ってしまったんだ。まだ、高校生だぞ?あそこまで、重荷を背負う必要がどこにある?

重責を背負うのは、俺たち大人だけでいいと思うんだ。子供は子供らしく自由に過ごしてほしい。

だから、これは、俺のエゴである。



そして、俺は目的地にたどり着いた。


「禍津様。こちらになります。」

「…ここか。」


そう、俺が今いるのは、清、彼女の妹、めいの部屋である。

彼女たちの親に直談判してもよかったが、こちらは陰陽師でもない俺が何を言っても話を聞き入れてもらえないと考え、そちらは一旦放置することにした。

ちなみに、こっちはこっちで一応考えがある。でも、妹の方が何を考えているか良く分からなかったため確認のために会いに来たのだった。


トントントンッ…


優斗は優しく襖をノックした。

………ん?留守なのか?反応がしない。


トントントンッ!


今度はちょっと強めにノックした。

…やはり、反応がない。ここまで来て、空振りかっ!ここまで来ると後には引きたくないしどうしたものか。


「明様は中にいらっしゃいますよ?」

「…反応はありませんよ?」

「ほら?」


貴人がめいの部屋の襖を静かに開いた。

そこに広がる光景は――


「やっほ~!みんな今日も見に来てくれてありがとう♡世に潜む悪を裁く陰陽師っ!陰陽チャンネルのメイメイだよ~!明日は、ちょっと家の用事があって遠出ができません。今日は、自宅配信になりま~す!」


『1番コメントゲッチュ!』

『まってたよ~(^▽^)/』

『こんメイ~』

『今日もかわいいー!!』


ど、動画配信っ?めいめい?

あっ、めいだから、メイメイなのか。

どうやら、清の妹張本人で間違いないようだ。

彼女は、ミニスカに改造した白い陰陽服らしきものを着ており、更には、金髪だった。清と正反対のタイプに優斗は感じた。


「今日はねぇ~、皆のお悩み相談や、質問コーナーをやっていきま~す!」


『えぇ、今日は潜らないの~?』

『おはだけ無しか…ッチ!』

『質問コーナー待ってました~!』


ん?も、もしかして………。


『LIVE:17,6k』


な、生配信だっ!

くっ、時間がないのにっ!


「何をなさっているんですか?」

「え?だって彼女、何か撮影しているようだし…邪魔しちゃ悪いでしょ」

「関係ありますでしょうか?ほら、しっかりなさってくださいっと!」

「わわっ!」


貴人に押されて部屋の中に倒れこむ優斗。

こちらを驚き固まるめいの顔。

部屋の前でほほ笑む貴人。


「えっ?だれっ?えっえっえっあっ!皆ちょっと待ってて!」


『わあああああああ』

『彼氏!?彼氏なの?………ワレ死亡』

『親フラなつかしーーー糞が。』

『ウラギッタナキサマッッ!………違うよね?』


彼女は慌てて動画の向こう側?の方々に必死に弁明をしている。

絶対に会いに来るタイミングを間違えてしまいました。


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