連行!?
しばらく開けました。申し訳ございません
次回も一週間後くらいになる予定です
「このバカ!どうすんだこの状況!」
そういった勇人の周りは土や埃、そしてバラバラになったギルドのレンガや砂岩などが落っこっていた。冒険者の魔力玉が爆発しギルドごと吹き飛ばしたのである。幸い死人は出ていないようだ。
「いやー、ごめんちゃい」
そう言いながらコツンと自分の頭を軽く叩く冒険者
正直、殺意しか浮かばない勇人はピクリピクリとこめかみを動かしながら続けた。
「ごめんですむのか、これは…」
そう言いながらもう一度周りを確認する
ザワザワと通行人や見物客で元ギルドの周りは
にぎやかになっていた。
そして、他の冒険者であろう人々が今にも襲いかかってきそうな目で勇人たちを見ていた。
「ヒィ!」
その険悪な目に怯えながら勇人は冒険者に話しかける。
「お、おい。とりあえず、お前のせいでとんでもないことになったんだから、お前がこの場はなんとかおさめ……おい。」
そう言った勇人の先には逃げようとしていた様子の冒険者がいた。
「えーっと…」
どう言い訳しようか、と分かりやすい表情で勇人を見つめる冒険者。
目が右へ左へ下へ上へと大忙しである。
そして、何か思い付いたのかハッとした顔をしたあとニヤリと顔を変え勇人に話しかけた。
「いやー、これは別に逃げようとしたわけじゃ無くてですねー。そう、これは……あ!あんなところに野生のドラゴンが!」
空を指さし大声を上げる冒険者。
「ドラゴン?」
勇人が冒険者の指の方向を見た瞬間
冒険者はクルリと体を回転させ一目散にダッシュした。
しかし、勇人はしっかりと冒険者の首を掴みその場で投げた。
「うわ、うわうわ、うわー!」
いきなり視界が街から空の景色に変わり驚愕した冒険者。
そのせいでまともに受け身を取れず思いっきり落ちてしまう。
「ぐぇ!」
悲鳴のような声をあげたあと冒険者はガクリとうなだれた。
「そんな見え見えの罠に引っ掛かるかバカ」
背中を地面につけぐったりとしている冒険者に勇人はそう言いはなった。少し引っかかったけど…
「さて、どうしよっかな」
元ギルド前で冒険者を椅子に勇人はため息をつく
その間、勇人の目前ではギルドの方々が忙しそうに普及活動に励んでいるため多少の申し訳なさを感じつつ今後のことを考えた。
いや、ギルドの復旧に協力しようと勇人もしたのだ。
しかし、その提案をしたあとマジで殺すぞという意志が込められた目であなたはここに居てくださいと言われたのだ。
そうなれば、どうしようもない
勇人もおとなしく指示に従っていた
「ハァー、この街に来たばっかなのにどうしてこうなるかねー」
そう言いながら、空を見上げる勇人。
「へぇ、あんたこの街に初めてきたんだ」
椅子と化した冒険者がしたから話しかける。
「うるさい、お前は黙ってろ」
「まあ、そんなにカッカするな。それよりも、初めてだって言うならこの俺様がこの街を案内してやるぜ」
どや顔で言う冒険者。
内心うぜーと思いながら悪口を言ってやろうとしたその時
「すみません、あなたが勇人さんですか」
きっちりと鎧を着こんだ男が勇人に話しかけてきた
「ええ、そうですが」
なんだこの人と思いながら勇人は答えた。
「私は王都守護兵団のサンドルと申します。」
「はあ…」
どうして守護兵団とやらが自分のところに来るのかわからない様子で勇人はサンドルという男を見た
よく見ると後ろに5、6人引き連れている。
うーんと頭を捻っているとサンドルが話しかけてきた。
「では勇人さん。あなたには王への反逆罪が課せられているので王城までご同行願います。」
一瞬、何をいっているのかわからなくフリーズをした勇人。
そのあと顔を青白くしながら
「えーーーー!!!!!!!!!」
と叫んでいた。




