0.また会うときまで
人はそれぞれ違う。性格、体型、顔。その違いが行き過ぎると、忌避し始めるのも人間である。そして、その状況を変えるのは至難の業である。そうして周囲から取り残された者達は、自分の道を進むこととなる。
そうして集まったのが彼ら。彼らは互いの傷をなめ合うように生きてきた。周りが変わり、互いの支えを頼りに自分を変え、ようやく人と同じような生活が出来るようになった。
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「じゃあな、また会うときまで。」
俺は手紙をたたみながら呟く。どうやら俺はとうぶんの間あいつに会えないらしい。なぜ会えないのかは分からない。いつまで会えないのかも分からない。でも手紙にはまた会えると書いてある。ならば絶対に会ってみせる。だから、
「これ、やってやろうじゃないか。皆を巻き込んで。」
俺の挑戦が始まろうとしていた。
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「今度はこのパターンか。」
彼女はそっと呟く。周りには誰もいない。家もない。動物もいない。田園地帯が見渡す限り広がっている。時間は夜。月もない夜に星だけが道しるべとなっていた。心なしか彼女から見て右側にうっすらとした明かりがあるように見える。
「手紙、見つけてくれてるかな。多分大丈夫だと思うけど。」
今までは、こうなってしまったらもう知り合いや友達には会えないと思っていた。だが彼とならばもう一度会えるかもしれない。
「また会いたいな。」
だから、その時まで生きる。絶対に。
「とりあえず、明かりのありそうな向こうに歩いて行くとしようかな。」
「・・・何であたしって生まれてきたんだろう。」
彼女は虚空の空に問いかけた。その問いに答えられる者はこの場にはいなかった。




