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 そんな時、携帯が鳴った。今何処にいる? これからそっちに行ってもいいか? そんな内容だ。相手が誰かって? 家族の一人だ。義理の姉ってやつだよ。俺は結婚をしていないからな。義理っていうのは、兄貴のって意味だ。当時の俺はよく、兄を含めた家族と出かけていた。理由は一つだ。兄貴の娘が可愛くって堪らなかった。姪っ子だ。俺が育てたと言っても過言ではない。あの頃は毎週会いに行っていたからな。なんてな。たかだが週に何度か何時間かの相手をしただけで何を言っているだよな。子育てっていうのは、そんなに甘いもんじゃない。毎日一緒にいなければ分からない事が沢山あるんだ。まぁ、その言葉は義理の姉からの受け売りだけどな。

 二時間後に来る。ふざけた事言いやがってよ。こっちは駐車場代払ってるんだぞ。買い物をすれば二時間はただだ。けれどそれ以上は・・・・ 義理の姉を待つ為に駐車場代を払う? ふざけるなって思ったよ。三十分で四百円だぜ。義理の姉が来てから食事をすれば二時間オーバー、千六百円の無駄遣いだ。けれど仕方がない。義理の姉を怒らせる事は、家族崩壊に繋がるからな。

 そんな事を思っていた時、映画館を見つけた。最近は大きなスーパーの中にも映画館がある。驚きだよな。昔は映画を観るには繁華街に行くしかなかった。それが今ではスーパーの中だ。大きなスーパーは郊外に多い。何処にいても映画を楽しめる。素晴らしい事だ。

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