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どうでもいいんだよ。誰がどう思おうが、俺には関係ない。俺は俺だ。俺の真実は俺だけが知っている。お前は勘違いをしている。俺の話をいくら聞いても、俺にはなれない。俺の心を知る事は、一パーセントも出来ないんだ。
それでも知りたいって? もう充分だろ? やっぱり俺に恋してるって事か? それなら話してもいい。明日は特別な夜だ。お前もそれを知って焦ってるんだろ?
まぁ、明日になったら俺の気分が変わってるかも知れない。それでも構わないなら、明日また会いにくればいい。
お前は変わった女だ。こんな場所で会うべき女じゃなかったな。まぁいい。俺も明日を楽しみにしている。最後の夜に乾杯だ。
小学生時代の友達の家が火事になったのは事実だったが、同級生ではなく、一学年下の後輩の家だった。元は銭湯だったらしく、今ではビルが立っている。家族全員が無事で、引っ越し先を訪ねたが、放火された事実はないと言われた。彼の事は、一緒に野球チームに入っていたという事を覚えてはいたが、それ程仲が良かった記憶はないという。ただ、遊んだ事は数回あったかも知れない。けれど切手の趣味はないともいう。
それから気になる事を一つ言っていた。彼にはいつも、一緒に行動する友達が一人いたそうだ。それはドラムスコではないという。ドラムスコも良く一緒に連んでいたが、彼らは三人組で、中心は彼でもドラムスコでもなく、もう一人の男だという。名前は覚えていないが、かなり目立っていたともいう。その後輩は、彼が起こした事件を知り、そのもう一人の間違いじゃないかと思ったそうだ。
彼の話には、このエピソードに限った事ではないが、矛盾が多い。友達の存在自体に嘘はないが、その家の説明が間違っていて、細かい嘘を探すときりがない。単純な記憶違いなのか、意味がある嘘なのか、私にはその答えを見つける事は出来なかった。




