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 噂が広まり、先生達にも呼び出された。俺が笑顔で否定すると、疑いもなく信じてくれた。人を騙すのは簡単だ。騙されるのもな。

 登下校、授業中、休み時間。皆に見られている。ヒソヒソ何かをい言われている。注目されているって、いい気分だ。俺はなんだかヒーローになった気分だったよ。

 けれどそれは俺の勘違い。何故だか俺は、虐めの対象にされた。始めは上級生から、同級生にも広がり、下級生からも虐められた。

 皆真似っ子だ。遠くから石をぶつけられた。教科書やノートも盗まれた。悪戯電話に不幸の手紙もやってきたよ。

教室の中、俺は見えない君になった。無視されるって、哀しいんだ。相手にされないって、辛いんだよ。俺は本気で学校に行くのが嫌になった。あいつの気持ちが理解出来た。まぁ、反省はしなかったけれどな。

 そんな俺に対して、二人だけが無視をしなかった。一人はドラムスコ。もう一人は三軒隣のあいつだ。あいつとは本当の幼馴染ってやつだよ。同じ病院で生まれた。一週間違い。保育園も同じ。その前に公園で一緒に遊んでもいた。親同士はそれ程仲がいい訳ではないが、顔見知り以上の関係ではある。母親の腹にいる時から、道や病院で出会っていた。近所に住んでいれば挨拶くらいするもんだからな。俺の母親はそれ程非常識ではなかったよ。

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