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エピソード6 1

     エピソード6


 お前は面白い女だな。いつも同じだ。見た目も心も、俺と出会ってから少しの変化もしていない。初めてだよ。意思を持った女ってのはな。

 っていうか、意思の持った男にも会った事はない。あいつらを見てみろよ。自分の意思が微塵もない。あの間抜け面が物語ってるだろ?

 まぁ、お前の場合、意思というより頑固なだけだな。気にするな。俺は頑固な女って嫌いじゃない。

 俺か? 頑固ねぇ・・・・ 普通だよ、俺はな。もっと自由に生きればよかった。よく後悔している。やりたいように、自分のスタイルでな。それが理想だろ?

 まぁ、そんなふうに生きている奴なんて見た事ねぇけどな。何かにぶつかると、すぐに意思を曲げてしまう。あいつもそうだった。

 嫌な奴だった。俺が生まれて始めて出会った最悪の人間だよ。意思のない頑固野郎。中途半端な野郎だった。

 やるなら徹底しろってんだよ。つまらない野郎だ。全てが中途半端だ。その結末もな。あいつは今何をしている? 暇なら調べてくれよ。

 あいつは小学校の先生だった。俺は入学して一週間、訳もなくあいつに殴られたんだ。体育館での朝礼の時だった。出来たばかりの友達と騒いでいた。入学間もない一年生だ。初めての朝礼だ。全校生徒が集まっていた。興奮せずにいられる方が異常だよ。

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