第四十七話 立腹・環境・昔話
皆様お待たせしました。
試験終わったので駄文を書き上げてきました~
第四十七話 どうぞ!
「悪かったって・・・。」
ランと合流した後、俺は昼にとった宿でランの説教を喰らう羽目になり、ようやく終わったと思ったら、
・・・プイッ
どうやらまだかなりご立腹のようだ。
確かに、約束の時間から数時間も待たせてしまったのだ、怒らないはずが無い。
「・・・なんか埋め合わせするから・・・な?」
俺の言葉に、少し考えるような素振りを見せてから、
「・・・じゃあ、マスターが何者なのか、どこから来たのか、何故この歳でこんなに強いのか。あの時はいろいろあって聞けなかったけど、教えてくれない?」
・・・っ
まぁ、別に話したからと言ってどうということもない・・・か。
「・・・分かった。これから話すことは誰にも言ってくれるなよ?」
ただ、バレたらいろいろとめんどくさいからそこだけは釘を刺しておく。
「りょーかい。誰にも言わないよ!」
よし、じゃあどっから話したもんか・・・
「俺は、この世界の人間じゃ、ないんだ。」
俺の言葉が予想外だったのか、ランは少し戸惑っているようだが、話を続ける。
「俺はさ、最初は何の力も持ってないただのいじめられっ子だったんだ。」
10歳くらい?・・・かな。「とある理由」で僕は学校でいじめられるようになったんだ。
家に帰ったら帰ったで、両親は喧嘩ばっか。碌に話もできる環境じゃ、なかったんだ。
そのまま上の学校に進学したんだけど、いじめはどんどんエスカレートしていった。
食事に虫が入っていることもあったっけ。
それで、だんだんと学校に行かなくなって、家にいる時間が増えたんだ。
でも、家にずっといると、今度は喧嘩している両親に、巻き込まれるようになってきてさ・・・。
だから僕は自分の部屋にこもって、ネトゲばっかりやっていたんだっけ。
こう・・・敵をドンパチぶっ倒していくやつ。
・・・うーん・・・この世界で言う、貴族の狩猟みたいな感じかな?
それくらいしか、僕の居場所は無かったんだ。
そんな時、たまたま、
「一週間スカイダイビングの旅!」
とかいうサイトを見つけた時から、僕の人生は変わったんだっけ。
あぁ、サイトっていうのはこの場合張り紙みたいな物だね。
ひょっとすると、着地に失敗して死にたかったんじゃないかなって今は思うんだけど・・・。
で、一度このスリルを体験した僕は、たまに個人でスカイダイビングに行くようになったんだ。
親は喧嘩ばっかりだったけど、お金はある程度自由に使えたから・・・こんなことで来たんだろうね。
そこから月日が流れて、もう一つ上の学校に行くときにとある切っ掛けで、昔の僕と決別するために、一人称を俺に変えたんだ。
え?切っ掛けがなにか、って?
トラウマだからなぁ・・・あんまり話したくは、ないかな。
そこからは、別の都市に移ったからか、いじめられることも無くなって、旅行の話で新しい友達とよく盛り上がっていたっけ。
それでもやっぱり、よく「とある理由」でよくいじられたけど、別にそこまで嫌なものじゃなかったし、むしろいい方向のものばかりだったな・・・
あいつら元気にしているかなぁ・・・?
「で、それからしばらくして、スカイダイビングで事故って神様に呼ばれて、いろいろもらってミラノの近くに転移したってわけ。」
俺の長話に付き合ってくれたランはというと、
「・・・・・・一番重要なところ、最後の一文だけじゃない!!!」
と元気にツッコミを入れてきた。
・・・ばれたか。
「でも、結構壮絶な人生なのね。・・・少し親近感が出たかも。」
え?親近感?
その言葉に俺が聞き返しても、
「教えてあげない!!」
布団にこもって教えてあげない!の一点張りだ。
まぁ、機会があったら聞こうかねぇ・・・。
・・・そのうち、すぴーすぴーとランの寝息が聞こえてきた。
外を見るともう夜も深い、俺も明日に備えるか・・・。
今日も、月が綺麗だなぁ・・・
どうやら、この世界は月の満ち欠けが激しいようだ。
まだ満月の日から二週間程度しか経っていないのに、今日はもう満月の日らしい。
「っと、カーテン閉めて寝ないとな。」
じゃないとまた変な夢観そうだし。
俺はきっちりカーテンを閉めたのを確認し、夢の世界へと意識を手放した。
・・・今日は、風が少し強いみたいだなぁ・・・
そんなことを考えながら。
ドン亀ですがまだまだ続きますよ~(というか終わりが見えないどうしようwww)
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