二十五章 遠出したい
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読んでってください。
みんなを自分の部屋に集めた。
「何じゃヴァル、とうとうやる気になったのかの?」
何が!?というのは聞かないことにした。だからなんで、みんなそんな目で見つめてくるの!?…そういうのは、将来の旦那様に向けてください。
「いいえ。その…、人が沢山居るところに行きたいと思って。」
「と、するとここから一番近いのは人族の国じゃが…」
人族、アクルやマリスの住んでいた所をめちゃくちゃにしたり、サラやカミュを奴隷にした国だ。余り近寄りたくはないが、アクルの話によると他の国は倍ぐらい遠い。と言うから仕方なく人族の国に目標を定めた。
「お主まさか、行こうとは思っていないだろうな」
アクルが顔をしかめた。アクルにとっても人族は嫌な思い出しかないのだろう。
「やめとくのじゃ!お主まで、居なくなったら…。どうすればいいのじゃ!!」
私の身を案じているらしい。
「大丈夫ですよ。私は勝手に居なくなったりしません。ほら。今だって、ちゃんとアクルさんに相談しているじゃないですか」
「どうせ、わしが止めても行くんじゃろ…」
アクルは、溜息をつきながらも許可してくれた。
「ただし、お主の今の姿は目立つ。だから、1つ魔法を掛けさせてくれ。」
私の今の姿はとても人前に見せられない。毛皮のワンピースをきているといっても下着を履いていない。風でたなびいたら見えてしまうかもしれない。アクルが何とかしてくれるようだ。
「〝汝の在るべき姿をさらせ!!〟」
言葉が紡ぎ終わると足元に魔法陣が出現し周囲がひかり出した。
「うぅ、…?。これは?」
眩しい光がやみ、目を開けて見てみたがなにも変わっていなかった。
「アクル、ヴァルなにも変わっていないじゃない!!」
サラが言った。魔法は、失敗したのだろうか?
「いや、ちゃんと変わっておるぞ。さっきの魔法はな、掛けられた人を見ると自分の好きな人に見えてしまうという魔法じゃ!!」
「えっ!!やだ、恥ずかしい…」
「ああ、だからヴァル様はヴァル様のままなのですね」
「やっぱ、ヴァルさんが一番!!」
「ヴぁる、好きー」
みんなして告白みたいな言葉を言ってきた。
「いやいや…。というか私のどこかそんないいんですか?」
「「「「「全部!!」」」」」
全部って!?
あ、その能力って男にも効くのだろうか?それだけが懸念だった。もし、男に言い寄られたら吐きそうになってしまうかもしれない。
「大丈夫じゃ!!女には好きな人が見えるが、男には嫌いな人に見えるようになっておる。」
それはそれで、どうなのかと思って…
「ちなみに、余り触れられるなよ。解けるかもしれんからな」
「そういうのを早くいってください!!」
アクルは、賢いいい子なのだがどこか抜けている。
「では……」
「後、さくらを連れてってくれ」
「えっ?さくらをですか…」
「この中で、唯一人族に顔が知られていないのはさくらだけじゃからのぅ。わしが行きたいところじゃがわしでは、あしでまといになりそうじゃ」
「わかりました。」
「ああ、それと今日は一緒に寝てくれるな?」
「な、何故?」
「女子を数日間置いていくのじゃ。そのくらいいいじゃろ。ちなみに拒否権は無い。」
素直に甘えたいって言えばいいのにと、思った。すると、みんなも一緒に寝ると言ったのでそのまま私のベッドでみんなで寝ることになった。六人で寝ると少し狭い。後で、もう少し広くしとこう。みんな、私の体のどこかに抱きついていた。
「わしは、ここに抱きつくかのぅ…」
アクルが、私の上に寝転がった。頭が丁度胸の所に当たって、こそばゆかった。でも、イヤな感じではなかった。小さい頃に母親を失って温もりが欲しかったのだろうと思い、私はアクルを抱き締めてあげた。
「暖かいのじゃ~」
アクルは、そのまま眠ってしまった。寝顔が気持ち良さそうだ。
「では、みなさん。おやすみなさい。」
みんなが眠った事を確認した私は、瞳を瞑った。明日からは、人族の国だ。今のところ敵というおもいしかないができれば仲良くしたい。
(まず、お金ですね…。アクルから聞いた冒険者になって金を稼ぎますか。それと服。お肉。本。それに、情報ですね。それから………………)
自分の頭の中で買うものや、する事を考えながら意識を落としていく
誤字脱字があったら教えてください。




