二十四章 カミュとサラとの戯れ
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「みなさん。ご飯食べましょう!」
洗濯も終わったことだし、みんなで朝食をとろうと大きな声でみんなを呼んだ。昨日みたいな贅沢なものは無く、木の実だけの食卓となった。
「食べ物はこれだけか…。わかってはいるんじゃか、なんかのぅ…」
「すいません。後で、熊さん狩ってきますね」
熊は怖いが彼女達のためなら怖くても取りに行く。
「あら、私はこれでもいいわよ。エルフだし」
「私は、食えれば何でもいいです。」
サラと、マリスがそう言った。マリスは、物凄い速度で木の実をつかんでは口に放り込んでいた。そんなに食べて大丈夫でしょうか?
◇◇◇◇◇◇
「ヴぁる、ちょっといいー?」
木の食器を洗っていると、カミュが声を掛けてきた。
「なんですか、カミュさん?」
「その…、」
カミュが、服の下の方を掴んでもじもじしていた。
…ああ、これは
「わかりました。私についてきてください。」
私は、カミュをトイレの場所へ連れていった。トイレは、外にあるから分かりにくいのだろうか。
「ありがとー!」
「それじゃあ、私は────」
家に戻ろうと振り返り歩こうとしたらカミュが、服を掴んできた。
「ヴァル…。ここに、いてー?」
カミュが、うるうるとした瞳を向けてきた。
(いかん、いかん)
私は、残ってあげたかったが、カミュのトレイしているところなんて元男だったヴァルとして見てはいけないと思った。
「だめー?一人は怖いの…」
「!?…わかりました。」
彼女を安心させるためにも一緒にいることにした。カミュが下の服を脱ぎ、中腰の体勢になった。私は、背を向けて耳を抑えた。
「んん!?」
◇◇◇◇◇◇
「ヴぁるー。ありがとー!」
カミュの、口元が少し緩んでいた。。すっきりしたのだろう。
押さえていたはずの耳から水の音が少し聞こえていた。少し、罪悪感を感じながらも
「どういたしまして…。これから、一人でできるようになってくださいね。」
といっておいた。さすがに毎回毎回ついていくのは、心が痛むので彼女を自立させたかった。
「うん…。努力はするー」
そういいながら、顔をすりすりしてきた。さくらもときどきやっているが、私の匂いが臭くないか心配だ。臭いなんて言われたら一ヶ月ぐらい立ち直れない自信がある。
◇◇◇◇◇◇
「ふう、さあ食器洗い再開しますか」
家に戻ってきて、途中だった皿洗いを再開しようとやる気になっていたが、
「ヴァル。ちょっといいかしら?」
サラが声を掛けてきた。
「なんでしょうかサラさん。」
「そのぅ、この家に来てから世話になっているじゃない。だから、何か手伝おうかなと思って…。あ!ヴァル、それ手伝わせて頂戴!」
サラが、皿洗いをしてくれるようだ。
「ありがとうございます。それじゃあ…。これと、これ。洗っておいてください。」
「わかったわ!」
私は、食器を洗いながらもサラを見守る。
【サラ視点】
(私も、ヴァルの役に立つんだからっ!!)
私は、やる気だ。多分人生で、こんなになったのは初めてだろう。好きな人を思う気もちは強いと実感しながらも、ヴァルに頼まれたものを洗う。
「あれ?おちないわね…」
食器に木の実がこべりついていた。
ゴシゴシ
「よし、」
一生懸命そこを拭くと、それがとれて綺麗になった。ふと、自分の額に汗が流れるのが分かった。なんだか、気持ち良かった。これが、働くという気持ちなのだろうか、それとも、愛する人と一緒に作業したことからの気持ちなのかよくわからなかったが最後の食器に取り掛かる。
【ヴァル視点】
サラは、意外に器用で丁寧だった。全てをらよくゴシゴシしている。彼女が拭き終った食器はピカピカだ。
「サラさんすごいです!将来いい奥さんになりますね」
「えっ!?そ、そう…。ありがとう」
サラは、恥ずかしいのか顔を真っ赤にした。こんな、いい奥さんなら男が逃すはずがない。将来いい男の人と結ばれるのだろう。それを
私は見たい。その時の彼女の幸せそうな顔を…
◇◇◇◇◇◇
「さて、どうしましょうかね?」
やることが無くなっなた私は、外をぶらぶらしていた。今の問題は、食べ物が少ないこと服が粗末なことだろうか。後、彼女たちを人間社会になれさせること。みんな、人の事を怖がっているぶん手強そうだかいつの日か慣れさせたい…
私は、1つの案を思い付く。だが…
「その前に、アクルさん達に了承をとらなければ!」
私は、家に猛ダッシュで家に戻る。
誤字脱字があったら教えてください。




