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ヴァルキリーと魔王の異世界生活  作者: 熱き友情で頑張る一般人
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二十一章 羽には御用心

ブックマーク追加ありがとございます。

読んでってください。

「へっぷしっ!…うぅ、」


「ヴァル、すまぬのぅ…。大丈夫か?」


外で待っていたときに風邪を引いてしまったようだ。アクルが、心配そうにこちらをみる。


「大丈夫です、ケホッ!」


駄目だ、咳が止まらない。私は、怖くなった。

もしかしたら、この体はもろいのだろうか?彼女より先に死んでしまうのか?私は、それが怖い。せめて、彼女達が幸せになるまではたおれないでくれと心の中で祈る。


「無理をするな。ヴァルは、寝ておれ。わしらが、ヴァルのお世話をするのじゃ!!」


「「「「おお~ーー!!」」」」


みんなが、顔を輝かせながら返事をする。

なんだか、心配になってきた…


◇◇◇◇◇


守るべき少女達に世話をされて、なんだか変な気分だ。


「はい、ヴァルさんっ。あーん」


「あ、あーん…」


さくらに餌付けされていた。この年でやるのは、とても恥ずかしい。だからといって、拒否したら彼女が悲しむかもしれないので付き合う。


「うん、ヴァルさん可愛いい!」


さくらが、頬をすりすりしてきた。さくらの顔が近くて、危うく口付けになりそうだった。さくらの頬は、柔らかくてとても暖かかった。男だった自分が可愛いと言われるのは微妙な感じだ。


「ちょっと!!私にもさせなさいっ!!」


耳の長い少女〝サラ〟が、突っ込んできた。


「へぶっ!?」


彼女の体が自分の顔に当たった。色々と、柔らかい感触が伝わってきたが、それより息ができなくて苦しかった。


「ふがっ、ふがふが!?!?」


「んんっ!ヴァル!?駄目よっ。こんなところで…」


サラの胸に顔を突っ込んでいるとは夢にも思っていなかったヴァルは、息をしようと顔を必死に動かす。サラは、ヴァルが自分を求めていると勘違いしているようだ。


「でも、ヴァルならいいよ…」


サラは、ヴァルを強く抱きしめた。それのせいでヴァルは、もっと息をしにくくなった。


(もぅ、だめ…)


意識が混濁してきた…


「きゅーーん…」


「ヴァル!?、しっかりして!」


「サラ、何をやっとるんじゃ?」




【アクル視点】


「まったく、ヴァルは風邪を引いておるんだから安静にさせないと駄目と、あれほど言ったじゃろ」


「だって…、ヴァル可愛いすぎるんだもん」


「ヴァルに、触れたかったの…」


「確かに、否定はしないのじゃ…」


ヴァルは、保護したくなるほど可愛い。わしも、ヴァルのことが好きなので触れたいし、一緒に居たい。


「はぁ…。ヴァルの汗すごいことになっておるぞ。」


ヴァルの体を見れば、汗がちらほら見えた。さっき、体を動かしたからだろうか。それで、体調を悪くするかもしれないので、


「よし、ヴァルが気を失ってるうちに体を拭くぞ!」


ヴァルの事をもっと知りたいのもあったが、ヴァルが心配だったのでみんなで拭くことにした。まず、服を脱がすことにした。好きな人の服を脱がすことなんて背徳感があって、興奮していた。

が…、


「なんじゃと!!」


服の下には、少女の肌しか見えなかった。ヴァルは、下着を着けていなかった。ヴァルは、男だったので下着は、つける気にはなくなにも着けていなかった。ヴァルが、どんな下着を着けているか気になったが着けていなくて驚いた。


「ヴァル、お主そういう趣味なのか…」


「ヴァルの体、綺麗!!」


「ふふんっ!胸は私の方があるわね」


サラが胸の大きさを調べていた。見れば、わかると思うがサラの胸が一番大きいと思う。


「見てるだけじゃ駄目じゃ、拭くのだ。お主ら!!」


脱がし終わったヴァルの体を拭くことにした。わしは、顔の汗をふいた。ヴァルの顔立ちは、凄く整っていた。まるで、おとぎ話の中の人のようだ。


「よく見れば見るほどかわいいのう」


フキフキ


「ねぇ、アクルさん。ここ、拭いても拭いてもとれないの。なんで?」


「さくらさん。貴女どこ拭いているの?」


サラが怖い顔しながら聞いていた。さくらが拭いていたのは、ヴァルの下の……


「ふぁぁ!?さくら、なにをやっとるんじゃあ!!」


「いあったあい…。」


わしは、制裁を下した。そこを拭いたらいけない所だ。本音を言えば、わしが拭きたかった…。


「さくら。そこは、拭かなくてもよい。別の所を拭いてくれ」


「でも、甘い匂いがするんだもん。舐めてみてもいい?」


「本人の了承がとれたらな…」


「ええー、」


それは、わしらの子供の為に必要なのだ。今は、まだ必要ではないので舐めては駄目だ。舐めたら最後、それ無しでは生きてけない体になってしまう。それほど、ヴァルのは魅惑的である。まあ、わしには、あれがあるからまだ大丈夫である。


「ヴァルの羽、綺麗ね。そう言えばヴァルの種族ってなにかしら?」


そう言えば、ヴァルからは自身の事をなにも聞いてない。どうして、羽が生えているのか、あの鎖はなんなのか。ヴァルは、謎多き少女だ。


「まあ、ヴァルにも色々あるのじゃろ。羽は、ヴァルにとって複雑な所じゃ。みんな手分けして拭くぞ!間違っても強く吹いてはならぬぞ。」


ヴァルは、羽を触られると駄目らしい。なので、丁寧に拭く。


「ふかふかじゃの。マリスの奴羨ましいのう。これをたくわえれて、いい感触じゃったろう。」


「フキフキー♪」


「んんっ!?」


さくらが、少し力を入れすぎたのか一瞬ヴァルの体が跳ね上がった。

少しだがさくが最初に拭いていた所が濡れてきていた。


「まずいっ!すぐ、拭くのをやめるのじゃ」


みんないそいそと、拭くのを止めヴァルに服を着せた。ヴァルが、起きそうだ。




【ヴァル視点】


「ううん…、」



私は、目を覚ました。ああ、下の方がむずむずして、変だ。

下の方を見てみた。少し濡れていた。…えっ!


「私。漏らし、ちゃい、ました?」


私は、恥ずかしくなってきた。目の前に三人女の子がいると言うのに、あろうことか、漏らしていた。一番歳上なのに…


「くんくん。ヴぁるからいい匂いがするー!」


部屋に入ってきた、カミュさんに一瞬でばれた。ていうか、私のってそんないい匂いなんでしょうか?


「ご、ごめんない!!」


さくらが、突然謝りだした。急なことに一瞬戸惑ったが理由を聞いてみた。


「ヴァルさんが寝ているときに、汗拭こうとして羽思いっきり拭いちゃったんだ。多分それで…」


「ああ、なるほど」


少女達は私が、気を失っている時に汗を吹いていてくれたようだ。どうやらその時に羽をさわってしまったらしい。正直、羽をむしりたい。こんなの服を着るときとか邪魔だし、触ると変な気もちになるのでいらない。


「大丈夫ですよ。私の為にしてくれたことなんですから。ありがとうごさいます。さくらさん。アクルさん。サラさん。」


なので、彼女達を怒る気にはならなかった。彼女達なりに私を世話してくれたのだから。


「でも、取り敢えずトイレ行きますね」


まだ、残っていたのか、私はそそくさとトイレに向かった。



誤字脱字があったら教えてください。

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