十七章 洋服作り
久々にぐっすり寝れました(o^-^o)
読んでってください。
ヴァルは、みんなとテーブルに居た。みんなで楽しくおしゃべりをしていた。
「所で、思ったんですが…」
何か言いたそうだったのでマリスの話に耳を傾ける。
「私達って、今凄い格好してますよね…。」
確かに。アクルは、服が破られて胸部が少し見えているし、マリスのメイド服は背中の部分が切られて背中が丸出しである。
「たしかに…。わしもじゃが、ヴァルのその姿…。
男が見たら、間違いなく襲われるぞ、」
「ええっ?!」
自分の姿を見ようと下を向いたが、破れている所の隙間から可愛らしい胸が見えて目をそらす。
そうだった!!自分の体は女の子になっている。これでは、自分の体なのに見づらい…、でも、今自分がどういう格好をしているのかが分かった。
「確かにそうですね…」
ヴァルは、考えた。このままでは、彼女達と喋る時にいちいち目を背けないといけない。でも、それでは彼女達に失礼だ。話をするときには、相手をちゃんと見なければいけない。でも、裂け目から素肌が…、
ヴァルが考えているとき、ふとさくらの格好が目に入った。
「ん、ヴァルさん、どうしました?」
彼女が不思議がっていた。彼女は何かの毛皮で作った服を着ていた。
ふわふわして、温かそうだ。
「その、服。似合っていますよ」
「えっ!ありがとうっ!!これねー、お母が作ってくれたんだ!その、熊さんの毛皮だよっ」
さくらは、ヴァルに褒められて頬を染めた。どうやら、料理に使った熊の毛皮らしい。もしかしたら、それで、服が作れるかもしれない。
「わかりました。私が、毛皮でみなさんの服を作ってみようと思います。何か要望はありますか?」
取り敢えず、何の服を作るかみんなに聞いてみることにした。
「そうじゃな…、ドレスはどうじゃ?」
「姫様、それじゃあ毛皮が足りませんよ…。メイド服なんてどうしでしょうか?」
「その服、動きにくいじゃろうが」
アクルとマリスが、自分の着ている服を言ってきた。どちらとも四着分作るには、毛皮の量がたりない。
「私のはどう?ヴァルさん」
さくらの服はさらしみたいなものだった。肌の露出が多い、風邪を引いたら大変だ。
「う~ん…、ワンピースはどうでしょうか?」
ヴァルも、一応案を出した。
「「「ワンピース」」」
「はい。ワンピースはえっと…」
ワンピースの説明をみんなにした。
「ふむ、良さそうじゃの」
「素朴そうなのがいいですねっ!」
「ヴァルさんが作ってくれるのならなんでもいいですっ!!」
納得してもらったようだ。案を出してほしいと言っておいて、自分の案を採用するのがなんか忍びない。
「それじゃあ、作りますね。」
ヴァルは、裁縫するための道具を探す。糸は、熊の毛皮の毛を繋げて長い一本の糸として使うことにした。針は、木をアクルに魔法で削ってもらいそれを使う。
「じゃあ、完成するまで少し部屋から出ていてください。」
ヴァルは、みんなにそう言った。みんな、部屋から出ていきヴァル一人になった。
「久々ですけど、みんなの為に頑張りますっ!」
ヴァルは、毛皮をチクチク縫っていく…
◇◇◇◇◇◇
「ふう、やっと出来ました。」
ヴァルの前には四着の服が出来上がっていた。少し、毛皮が余ったので熊に見立てた帽子も作った。
「みなさん、出来ました!入ってきていいですよ」
「おお、やっとか…。危うく眠りそうじゃた」
声を掛けるとみんなが眠たそうに入ってきた。
「すいません。裁縫するの、久々だったもので…。」
「ん?ヴァル、その手どうしたのじゃ?」
アクルは、ヴァルの手に血が付いてるのが見えた。裁縫しているときに手が滑って、針が手に刺さった時に出たのだろう。
「これぐらい大丈夫ですよ…」
「いや、見せるんじゃ」
心配をさせたくなかったが、見つかっては仕方ない。アクルに見せることにした。
「ヴァル。お主、もうちょっと自分の体を労らんか!綺麗な手なんじゃから…、無理をするな!!」
アクルに怒られた。確かに、自分の命なんて気にしていない。私にとっては彼女達の方が大事なのだ。
「わしは、もう…、大切な人を失いたくないのじゃ!!」
針が刺さっただけなのに大げさだなぁ、と思いながら
「ごめんなさい、」
と、アクルに謝り頭を撫でてあげた。
「わかればいいのじゃ!!」
アクルは、機嫌を直し笑顔を向けてきた。
「ヒューヒュー!熱いですね二人とも!!」
「アクルさんだけずるい!ヴァルさん、私も撫でてください」
さくらが、撫でて欲しいと言ったので撫でてあげた。
「そうでした。みなさん服を着てみてください。」
一応、服のサイズが合うように測っておいた。多分ぴったりだろう。
「じゃあ、着るかの」
アクルが服を脱ぎ始めた。
「えっ!?私ちょっと外に…」
「お主もじゃ!」
「イヤァァァァァ」
アクルに純潔(服)を脱がされていく…
◇◇◇◇◇
「私は、汚れてしまいました…」
「ただ、服を脱がしただけじゃろうが」
ヴァルは、毛皮のワンピースにきがえていた。
「ど、どうでしょうか?」
ヴァルが、恥じらいながら聞いてみた。
「おお。似合っておるぞ」
「素敵ですっ!」
「可愛いっ」
褒められた。みんなも、ワンピースに着替えていた。
胸を張っているアクルの姿は、わんぱくそうな子供にみえる。とても、魔王の娘だとは思えない。
マリスは、ワンピースと同じ茶色の髪が合って明るそうな子供にみえる。
さくらは、いぬ耳や尻尾が強調して可愛い。さくらのフードだけは、いぬ耳にしといた。
「皆さんも可愛いですっ!!」
「ありがと…、ふぁ~…」
アクルがあくびをした。外を見てみると真っ暗だった。眠たくてもしょうがないことだろう。
「そろそろ寝ますか、皆さん。」
そう言って自分の部屋に行こうとしたがみんなに服を捕まれた。
「今日はここで眠りたいのじゃ」
「でも…、風邪を引いてしまいます」
「大丈夫じゃ」
そう言ってアクルは私に抱きついてきた。アクルの体温が服を通して伝わってくる。
「こうすれば暖かろう。」
「じゃあ、私もっ!!」
「ヴァルと、一緒♪」
マリスと、さくらも抱きついてきた。確かにこれならば暖かいが、
「私と、一緒でいいんですか?臭うかもしれませんけど…」
さっき、用を済ましてきたのでまだ臭いがのこってるかもしれない…
「安心するのじゃ。お主からは、いい臭いしかしておらん」
アクルがそういうと二人もそれに頷いた。
だからって下に鼻を擦りつけるのは止めて!!
「仕方ありませんね…。今日だけですよ!あと、羽は絶対に触らないで下さいね!」
みんな頷いた。びじょびじょにはなりたくないだろう。
熊耳の帽子をかぶって目を瞑る。みんなのいい臭いがする。毛皮が思ったより暖かくてその感覚に身を委ね、眠る…
誤字脱字、不明な点があったら教えてください。




