十章 〝百合の花園〟
読んでってください。
ヴァルは、さくらに説教し始めた。
「貴女は、女の子なんだから!!他人に交尾とか言っちゃ駄目ですよ!」
「ヴァルにならいいもんっ!」
喜ぶべきなのか、喜ばないべきなのか微妙な気持ちになる。でも、さくらは本気でヴァルを好きなのはヴァル自身わかった。
「何でそんなに私の事を?私は、貴女に酷いことしましたけど…」
「でも、ヴァルは私と一緒に居てくれるって言ってくれた!!
後…、」
口をこもらせた。言いにくいことなのだろうか。顔を真っ赤にしている。
「だって!ヴァルは、可愛いんだもんっ!私のお母と同じ匂いもするし…、ヴァルと交尾したら子供…、
可愛いのが産まれると思うんだっ!そうすれば、ヴァルと一緒に幸せな生活ができると思って…、」
さくらは大声でそう言った。この子は、長い間1人で暮らしてきた。だから一緒に居てくれる人。いわば、家族というのを欲したのだろう。
「私はさくらと一緒ですよ。これからも…。だから、交尾なんてしなくてもいいんですよ。」
「えっ!!でも…、子供は?」
「女の子同士じゃできませんよ。」
ヴァルは、さくらに正しい知識を教えた。さくらは残念そうにしていた。けれども、これから生きていくためにも、間違った知識は邪魔である。
「ヴァル、安心せい。女の子同士でも子供はできるのじゃ。」
ヴァルの正しい知識は、崩れ去っていった。
「わしの魔法の一つにな、〝百合の花園〟というのがあるのじゃが…、これが凄い魔法での。魔法を掛けて営み、さくらが言っている交尾をすると…。あら、不思議。妊娠してしまうのじゃ!!しかも、子供は全部女の子じゃ。」
「!?。何ですかっ、その魔法は?!!」
「わしが、幼い頃に母上に教えて貰ったんじゃ!
『もし、いい男がいなかったらこの魔法を使いなさい。役にたつわよ。』
とな。お陰ですぐに使う時が来そうじゃがな。」
アクルは、そう言ってニヤニヤしながらこちらを見ていた。
「しませんよっ!さくらは、まだ幼いし…。
第一、私自身。そんなに魅力無いですし…。」
「それならっ!わしがお主と交わるのじゃ!」
「えっ!!」
「わしだって、少し年は取っておるが容姿は──────」
「姫様、落ち着いてくださいっ!」
「グバラッ?!」
アクルは、マリスに吹き飛ばされた。
「あのぅ…、やりすぎじゃあ───」
「何か言いました?」
ものすごい形相でにらんできた。
「いえっ!何でもありません…」
気安く反論すると、アクルのように飛ばされそうだ、
「全く、そこまでしなくてもいいじゃろうに…」
「姫様が悪いんですよ!」
「まさか、お主もヴァルに惚れておるのか?」
「!?、急に何言い出すんですかっ?!」
マリスは、アクルに言われた言葉に動揺し、顔が真っ赤になった。
「ほほう、脈有りじゃな。好きな人が同じな人がこんなにいてくれて嬉しいのぅ」
「マリスも、一緒!!」
「な、なな!?」
いつのまにか、みんなはさくらと仲良くなったらしい。何を話しているかは、聞こえなかったが、
「よし、みんなでヴァルを襲うのじゃぁ!!」
「姫様が、そう言うのなら…、ヴァル様!お覚悟を」
「交尾してー!!」
何故かみんな一致団結して、ヴァルに襲い掛かかってきた。ヴァルは、危険を感じ鎖を三本展開するが、
「そんなものっ!わしには効かぬっ!!」
「そうですっ、愛の前には全ては無力!」
「ヴァルの、子供産むっ!そして、私の子供産ませるっ!」
鎖は全て弾かれた。三人の目がものすごく怖い。獲物を狙うハイエナのようだ。
「待ってください!そう言うのはちゃんと段取りを踏んで─────」
「「「問答無用!!」」」
三人共一斉に飛びかかってきた。
「もう…」
ヴァルは、さっきの数の10倍もの鎖を出し三人を縛る
「はぁ、なんでいつもこうなるんですか。」
三人には、しばらく鎖に縛られた状態で反省してもらった。
腕が、しびれるーΣ(>Д<)




