八話 神獣さんは1人じゃない!!
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「えっ!何で女の子が?!」
鎖に縛られた幼女は気を失っているようだ。体が幾ばくか震えていた。下半身から湯気が出ていた。
(あ、まさか…)
「ヴァル、幼子を辱しめるとは…、鬼畜じゃの」
「ヴァル様っ、酷いですっ」
「知らなかったんですっ!!まさか、神獣が女の子だったなんて」
ヴァルは、言い訳をしたがやったことは変わらないと、二人に責められた。ヴァル自身、ものすごい罪悪感をかんじていた。
「どうしよう…、謝らなくては!でも、私はどうすれば…」
ヴァルは、戸惑った。間違って攻撃してきたからといっても、こういうトラウマは、一生ついてきてしまう可能性がある。
「そうじゃ!」
アクルが何か思い付いたようだ。
「ヴァル、ちょいと耳を貸すのじゃ!」
「なんですか?」
ヴァルは、アクルに耳を傾けた。
「ゴニョゴニョ─────」
「ええっ!それをすればいいんですか?…嫌がられたりしませんか」
「ヴァル、お主の美貌にもうちっと自信を持て!わしから見ても可愛いぞ。お主にそれをされたやつはイチコロじゃ!
わしを信じろ」
「う~…わかりました。頑張りますっ!!」
ヴァルは覚悟を決める。
【神獣視点】
頭に柔らかい感触がする。ほのかに木の実の甘い匂いがした。
(お母の匂いだ…)
お母はいつも私に優しくしてくれた。お父が去ってからもお母は変わらずこの森を守っていた。一緒に食べて、喋って、遊んで、
毎日が楽しかった。
でも、お母にも寿命が来た。お母は、私に森を託した。私は、1人ぼっち。お母も居ない…
「私は、1人ぼっちなのかな…」
「貴女は、1人じゃありませんよ。」
視界に一筋の光が見えた。目を開けると、真っ白な天使がいた。どうやら私はこの人に膝枕をされていたようだ。
「ほら、周りを見てください。貴女の事を心配しているもの達がこんなにいるではありませんか。」
周囲に目を配ると…
そこには、小さい小鳥や、鹿、猪、大きな熊がひょっこりと、こちらを見ていた。どうやら私を心配しているらしい。
「わかりましたか。貴女は、1人じゃありません。この森にすんでいるものは、貴女を仲間だと思っていますよ。」
「うぅ、」
「もし、それでも貴女が1人だと言い張るなら、
わたしが、貴女の…、友達になりましょう。」
私の目に涙がでた。
「私っ、人と、の接し方、知らない。それでもいいの…?」
「はい」
「私、泣き虫だよっ、すぐ泣いちゃうよ?」
「はい、泣きたいなら私に泣きついてもいいですよ」
「うわ~ぁん!私1人じゃない、んだ。も、う、我慢しなくてもいいん、だッ」
私は、自分の中にずっと秘めていた思いをぶちまけた。目の前の少女に泣きついた。
「よしよし、1人で頑張ってたんですね。これからは、私が貴女を幸せにしますね。」
彼女は、文句を言わずただ私の頭を優しく撫でてくれた。
ヒロイン1人追加ーー
わー(*’ω’ノノ゛☆パチパチ




