【設定資料集】世界観と魔石について
本作の世界観や魔石のシステム、魔物に関するまとめページです。
本編を読む上で必読ではありませんが、設定がわからなくなった時や、詳しく知りたい方はぜひお読みください!
1.アルカディア
この世界の大陸の名前。
かつて世界を創ったとされる「始祖の女神」が遺した、絶対的な思想によって形作られている。
女神は「白や銀こそが至高であり、美しく尊いもの。黒は忌むべきものであり、醜く穢れたもの」という強烈な思想を世界に刻み込んだ。それは単なる美意識ではなく、世界の「理」として機能している。
現代では、白、金銀、パステルカラーなどの薄い色=【高価値・美しい】、原色、濃い色=【低価値・醜い】という常識が根付いている。
⚫︎光と闇の神話:
始祖の女神は白髪に銀の瞳を持ち、まばゆい光をまとった美しい存在であった。しかし当時、彼女と敵対していた「深淵の神」が存在し、黒髪黒目であったという。女神はその神を激しく嫌悪し、永きにわたる戦いの末に封印した。その際、女神は自らの勝利と支配の証として、「黒を徹底的に排除し、白を賛美する」という秩序を世界に定着させた。
2.シルヴェスタ帝国
大陸の北中部に位置する、圧倒的な軍事力と魔導技術を誇る大帝国。
皇帝を頂点とする厳格な実力主義・階級社会。平民でも実力があれば良い役職につけるため、一部の特権貴族の中には反感を持つものもいる。
3.魔石
世界のあらゆるエネルギーの源となる、魔力が結晶化した鉱物。
魔石は八種類あり、それぞれ八大属性の魔力を宿している。
基本的には魔力の濃度が高い場所で結晶化する。特に質の良い魔石は、帝国の重要な戦略物資として管理されている。人間そのものに固有の魔力はゼロのため、魔石の魔力を「武器」や「装置」に組み込んで生活インフラや戦闘に使う。
⚫︎八大属性
【火、水、土、風、氷、雷、光、闇】の八種類
⚫︎闇の魔石
黒を身に纏う者のみが扱うことができる魔石。
他の魔石よりも膨大な魔力を宿しているが、普通の人間には制御不能なため、世界で最も危険な魔石とされている。
ノクスは光以外の全ての属性の魔石を扱えることに加え、各魔石への潜在能力が限界突破している。そのため、闇の魔石を使って帝都全体を包む強力な「防御結界」をたった一人で維持している。
4.扱いの美味さ(適性)
どれだけ精密に、かつ高出力で魔石のエネルギーを引き出せるかは【本人の努力×潜在能力】の掛け算で決まる。
⚫︎属性ごとの相性
人によってそれぞれの魔石に対して適性が分かれる。例えば「火の魔石」に対して高い潜在能力があっても、「雷の魔石」に対しては潜在能力がない・少ないといった個人差がある。
⚫︎掛け算のルール
適性は掛け算のため、いくら努力をしても潜在能力が0(もしくは潜在能力はあっても努力が0)であれば扱うことはできない。
(例)魔導コンロ(火の魔石)の場合
スイッチで「火をつける」「消す」という最低限のON/OFFは誰でもできる。しかし、「火の強弱をコントロールする」ことは、本人の【努力×潜在能力】が備わっていないとできない。
料理長ゲオルグを含む宮廷料理人は、「スープの煮込み具合に応じて微調整する」といった繊細なコントロール力が求められるため、全員がこの適性(火や氷など)を持っている。
※ロクサーナたち「ヴァルハイトの一族」が圧倒的な強さを誇る理由の一つも、この「魔石への潜在能力の高さ」と、過酷な環境で培った圧倒的な「努力(技術)」があるためである。
5.魔物
自然界の魔力が何らかの理由で歪み、狂暴化した生物の総称。
野生動物が魔石のエネルギーを過剰に浴びて突然変異した種類や、死者の怨念が魔力と結びついた怨霊種など様々。
本能的に強大な魔力を求め、人間や魔石の集積地(帝都など)を襲う習性がある。
⚫︎世界を支える産業
全ての魔物は心臓部に「魔石」を宿しており、彼らを討伐して魔石を回収する「騎士」「冒険者」「傭兵」等は、世界において重要な産業・防衛の担い手となっている。
⚫︎ノクスが畏怖される理由
この世界の理も理由の一つだが、魔物が宿す魔石は例外なく全て闇の魔石(黒色)であることも、ノクスが畏怖されている理由の一つ。人々にとって「闇の魔石」と同じ色を纏うノクスは、魔物の親玉、あるいは天災そのものであるかのように錯覚され、恐怖と畏怖の対象(怪物)となっている。




