異世界は簡単に行けるものではない
良かったら最後まで見て行ってください!
はづきと円谷と別れてからもう何時間も立ち、気づけば日が暮れてた。家に戻ると夕食が置いてあり、当然のように妹はいなかった。夕食を食い終わり皿を洗い、自分の部屋に戻ると、
「どこにもねェェェェ!?」
無理だよ見つからねぇよ。異世界ってなに?はい中二病乙!おい、どうすんだよ。ググってもてでこねーし、本屋に行って「異世界に行ける本ありますか?」って聞いたらラノベ勧められるし、占い師に頼ったら精神科進められるし、一体どうすればいいんだよ。
俺は着ていたコートを脱ぎクローゼットにかけた。
「ん、奥になんかある?」
クローゼットの奥にあったガスマスクの下に箱らしきものが隠れていた。俺はそれを手に取る。
「なんだこの箱?あれ南京錠かかってる」
箱にはロックが掛かっていた。数字四桁を入れる方式だ。しかも箱の表には、禁断の書と赤文字で書かれていた。
「まさかな、まぁ四桁なら行けるか」
期待はしていないが、念の為、何回か試しに思い浮かぶパスワードを打ち込むが開く様子は無い。しかたなく適当にダイヤルを回し始めた。
カチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカ
「無理だろォォォ!?」
箱を叩きつけ踵を返すが立ち止まる。
「いやあと少しで行ける気がする」
またダイヤルを回し始めるが開かないまま時間だけが流れる。
「もう無理だ、開かない。ってもう日付変わってるし。ふぁぁぁ…ねむ。」
時刻は午前一時を過ぎていた 。段々疲れてきたのか眠気が襲う。そんな時ついに
ガチャ
「あれなんか変な音ひたよぬす…ん?んんん!?開いたァ!?」
頭の中がお花畑になる寸前で戻ってきた。
「結局、暗証番号なんだったんだ?」
俺が暗証番号を確認すると7110だった
「ん?7110なんだこれ?ナイジュウ?違うな、あっこれ、まさか…7110かよォ!?」
あぁぐだらねぇ、さすがこの世界の俺だな実に中二病だ、ナイトは予想しなかったわ!?てか初めて知ったわ7110でナイトって!?
俺は自分に呆れつつ禁断の書と書かれた箱を開ける。
「マジかよ!ほんとに出てきやがったよ!」
そこにあったのはどこからどう見ても魔導書としか思えない表紙をした本があった。俺は椅子に座り直し、魔導書らしき本をを開くと
「見つけた」
そう言い残し、俺は寝落ちてしまった。
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ピコンッ
スマホが鳴ると同時に目を覚ます。
「あれ、寝てたのか。ってもう昼じゃん」
どうやら寝過ぎたようだ体が痛い。
「あれチャットか?」
俺はスマホを取り、確認するとはづきからチャットが何通かチャットがきていた。
『ねぇー』
『女子の家行ったけどいなかったわ』
『でどうするのよ?』
『おーい』
『おーい』
『寝ます』
鍵開けるのに集中し過ぎて気づかなかったな。
『ごめん気づかなかった、ご苦労様です』
返信を返しスマホを置き、本題の魔導書を読み始めた。
最初のページには、大きく魔法陣が書いてあったがそれ以外分からない。それはそうだ言語が違った。それどころか、恐らく英語でも中国語でもサンスクリット語でもない。俺が見たことの無い言語だった。しかし読み進めていると、多少ではあるが日本語でメモ書きがしてあった。
アクセスポイント:大神宮高校 2階 3ーD
トリガー:××との接触
トリガー:魔法陣の作成
トリガー:中二病
この本の中で読めたのはたったこれだけだったが、十分過ぎる。アクセスポイントってのは異世界召喚が行われた、教室こと。そして恐らく魔法陣を作れということだろう。しかし、××との接触と中二病ってのがが分からない。考えても仕方ないか、行動あるのみだな。今すぐにでも向かいたいところだか学校に入れない、やはり入るとしたら夜に忍び込むしかないな。
俺はスマホ取り、円谷とはづきにチャットを送る。
『異世界に行けそうな本を見つけた。十八時時半に異世界に行ける準備して学校前に集合で』
そう打つと、しばらくして、二人から承諾の返信が来た。
それにしても、なんでこんな本が俺の部屋にあったんだ?まさか!前世(前の世界)の俺は中二病拗らせて異世界に行こうとしてたのか?そんな無茶なこと人生かけてでもする訳ないか、いや、してるな、実際にあるもんな魔導書。でもありえないな、なぜこんなことをわざわざ…
「ダメだ思いつかん!俺も異世界に行く準備でもしますか」
そう言い、財布とスマホをショルダーバッグに入れ必要な物の買い出しに出かけた。
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