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バカと天才は紙一重

良かったら最後まで見て行ってください!

間違い無い。円谷愛紗は、前の世界を覚えている。

だが、今じゃ無いな、うん、そうだな。いや今だろ。話したいけど泣いてるしな。そっとしてた方がー…だが次いつ会えるか分からないしな。

行くか行かないか体育館の角でオロオロしていると、背後にまたメイドゾンビ?が現れた。


「ねぇー何してるの」


「ぁあ、さっきは悪かったって、ちょっと今忙しいからまた後でな」


俺は円谷に夢中になっていてメイドゾンビを一瞥もしなかった。


「あれ、愛紗じゃない、なんで遍知院の制服着てるの?泣いてるわよ。あなた、なにかしたんじゃないの?」


「俺は何もしてねーよ。てか何も出来なかったんだよ。笑いたきゃ笑えよ。ん?今なんて」


「それにしてもなんでそんな変な服着てるの痛いんですけどぉークスクス」


まさかと思い後ろを振り向く。そこに居たのはメイドゾンビの衣装見つけた蓮水はづきだった。


「おっおま、なんで」


「なんでって、体育館の隅で変なローブ着た変人がオロオロしてたと思ったら壮一郎だったのよ」


「俺のこと覚えているのか?」


「何言ってんの。当たり前でしょ」


言葉にできない程の喜びの感情が心の奥底から溢れ出てきた。ヒキニートになって人生詰んだと思っていたが、まだ取り戻せるかもしれない。


「それより、ねぇ、大変よ!?文化祭準備してた人達が消えちゃったの」


「どうした?元々、頭がおかしかったのは知ってたが遂に壊れ…」


いや、待てよ、今おかしいのはこの世界の方だ、まさか、本当に?


「何があったんだよ」


しかし、はづきの異変は俺の想像を絶する異変だった。


「昨日ね、仁から「帰るぞ」って言うチャットが来たからやっと終わったと思って荷物を教室に取りに戻ったのよ」


「結局サボったんだな」


「サボってないわよ!てゆーかあなたのせいなんですけど」


葉月は人差し指指を突き立てた。


「で!私が教室に入ろうとしたら急に教室の床がピカって光ってみんなを飲み込んじゃったのよ。私、わけわかんなくなって。とりま扉を閉めたわ」


「なに、出口塞いでるんだよ!」


はづきの額に軽くチョップをした。


「痛い!痛いわよ!仕方ないじゃない、びっくりして反射的に閉めちゃったのよ!」


「飲まれた奴らは?」


「もう一回教室に入ってみたら誰もいなかったのよ。そしたら急に目が回ってきて気づいたらベットの上だったわ。そんで、学校来てみれば文化祭準備してたみんなはいないし、クラスには知らない人がいるのよ」


「!?」


「しかも、仁の家に行ったらお母さんにそんな人いないって言われて追い出されたのよ。」


「はい?」


なんだよそれ、変にも程があんだろ。なに?文化祭準備してた奴らが光に拐われた?初耳だな。クラスに知らない奴がいたのは見たが、そんで、仁がいない?どうゆう事だ。いやおかしいだろ、俺は職は失ったが存在はしていた。だが、仁のそれはもう存在しないことになっている。ありえないだろ。まさか…


「もうこの世界にいない…」


「じゃあどこにいるって言うのよ?」


俺は何かを悟ったように、極々真面目に結論を出す。


「ここでは無い世界。つまり異世界だ」


しかし、はづきは腹を抱えてケラケラと笑った。


「バカねぇ壮一郎、そんなの有るわけないでしょ。服装が中二になったと思ったら中身まで中二になっちゃたのねクスクス」


「お前、少しは自分の置かれてる状況を考えろよぉ!目の前でクラスメイトが光に飲まれて消えたんだろ?どーせ足元には魔法陣でもあったんだろ。もうそれ異世界召喚だろぉ。もうそれ以外ありえねーよぉぉ!?」


俺は不覚にも少しテンションが上がってしまった。


「い、言われてみれば、魔法陣みたいのがあったような気もする…それにみんな消えちゃったし。あっ、あれ、もしかしてこれ、マジでヤバいやつなんじゃ…ど、どうしよう、私みんなのこと閉じ込めちゃったんですけど。異世界に送っちゃったの!?これ殺人?誘拐?」


急にはづきが焦りだした所で俺の両肩を鷲掴みし、大きく揺らし始めた。


「おっおい、落ち着け、お前がっ、塞いだのはっ!片方だけだろ!もう片方はっ!開いてただろ!」


しかし、次第にはづきの顔は青染めて行き、徐々に、俺の肩から手を離した。


「違うの…実はもう片方は文化祭準備で塞いでたのよ…どうしよう、そういちろぉぉ!!」


「別にお前が召喚したんじゃないんだから大丈夫だろ!あと、その扉が開いてても出れるほどの時間は無かっただろ」


「確かに!それもそうね!例え私が必死に抑えてたドアを誰かが開けようとしてたとしてもセーフよね!?」


何故か、開き直ってとんでもない事を自白した。


「アウトに決まってんだろォォォォォォ!?」


俺は、はづきのおでこに再びチョップをかました。


「痛い…」


葉月がおでこを抑えてブーブー言っているうちに俺はあることを考えていた。


これは、あくまでも仮定?だが、俺がヒキニートになったのと円谷が別の高校の制服を着てるのは恐らく、クラスメイトの異世界召喚が原因じゃないか?それしか思い浮かばない。でもなぜ…


俺が集中して策をねじり出していると葉月が肩をつんつんしてくる。


「ねぇねぇー」


「すまん、今ちょっと考えてる」


「ねぇねぇ〜ねぇ〜」


さっきより多めのつんつんが入った


「なんだよ人でなし!?」


「誰が人でなしよ!?」


はづきが全身全霊でツッコミを入れた。しかし、俺はまた、シンキングタイムにアイルビーバックした。


しかし、はづきはつんつんをやめない。


「ねぇ、ねぇ、愛紗行っちゃったけど大丈夫なの?」


「お前それを早く言えぇ!?」


その後、俺と葉月は夢中になって円谷を追った。

最後まで見て頂きありがとうございます!

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