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人間は自分自身に従って自由に生きたいと願う。

「ギタリスト」は話始めた。


この曲たちも、本編最後の曲と同じようにこれからも大切にしたい、と。


弾かれた曲は「夢を見ている奴らに最期に贈られた曲」。


俺からステージまではざっくり200mぐらいだろうか。大量の人。まず、見れない。


だが、不思議と、見れた気がする。

何故かピックで2分割されたようなモニター含めて。

片側には誰もいないのに。


きちんと「音色」になっていた。

綺麗な「黄金色混じりな黄色」。


「狂っていなかった」。


本当の「この曲」を、初めて「聞いた」。

そうか。こんな曲だったんだ。知らなかった。これは、確かに「夢」だ。


サビまできた。やはり、歌わなかった。代わりに観客が歌った。さっきの曲よりも大きな声で。そう、この曲は完成した。「ギタリスト」と「観客」が響き合い、曲になった。


マジで涙が出るかと思った。確かにCDや音源、「ヴォーカリスト」が最期のライブで歌ったこの曲とは違う形をしているかもしれない。歌そのものはどうしたって「ヴォーカリスト」の方が上手い。


でもこれは「ギタリスト」が作った曲。「ギタリスト」が作った「夢を見ている人が歌う曲」だったんだ。それがわかった。この瞬間に立ち会えたことが何故か嬉しかった。


そのまま「まだ夢を見ている曲」が弾かれた。聞き比べると明確にわかる。技巧もそうだが、苦悩しながらも歩んだ「軌跡」は「彼」もあるのだと。ギターとの親和性。


調べてわかった気になっているが、わからないことだらけだと、体感させられる。未熟だな、俺。偉大だな「彼」。これは負けた。


そのまま「キラキラと星が降る曲」を演奏して「サーカス」は終わった。みんなの幸せを願う曲。


「彼」は始めに言った。

「宇宙一のロックンロールサーカスへようこそ」と。


流石に、今回は「そうだ、それが正解だ」としかいえそうになかった。

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