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重荷を抱いた胸は打ち明ければ軽くなる。

いや、本当に、なんと言ったらいいのかわからない。ただ、呆然と立ち尽くしていた。


ただただ「見ていた」。「呑まれていた」。


この本編終了まで「ギタリスト」はギター演奏しながら、歌って、ステージを走り回っている。当然、ギター抱えたままである。しかも、ステージ衣装。


「音楽」の素晴らしさ、も間違いなくそうだが、ちょっと理解しがたいぐらいの体力である。しかも、休憩なし。ほとんど話もしていない。いや、話すだけでも疲れるだろうけど。


いや、年齢に抗いすぎだろ!?

めっちゃ足上げるは、観客煽るし、座っていたのピアノ弾いた時だけ。なんかしていない時間がない。


客席に背を向けた時に瞬時に笑顔が消える。

非常にプロフェッショナル感と同時に「気難しい」感じがする。なんというか「日立製作所の元社長」が連想されても仕方がない。


いや、まあ、この人基準に年金制度改定されたら「約束されたアルバム」はまず、作成されない。年金支給開始年齢が爆上がり。厚生労働省と財務省のお役人様に「彼」のファンがいないことを願おう。


ゆっくりと辺りを見回すと、ちらほらと明らかに「学生」が混じっている。「小学校低学年」はまだ今日は1人しか見ていない。


今日の「演奏」を聞いたら、それはギターを演奏してみたくなるだろう。俺ですら、音楽ってすごいなって思っていた。


あとは男性か男女の組み合わせ。

女性同士は、ぱっと見いない。


通常使用には大変抵抗がある特徴的な幾何学模様は、この空間だと、持っていない俺の方が異質になっていた。いや、確かにちょっと欲しくなったけど。


「彼」の全盛期や「バンド時代」は「映像」という記録でしかわからない。だけど、今「見た」「ギタリスト」は非常に綺麗だった。それは間違いない。


気を取り直して、冷めた白湯をゆっくりと口にすると、アンコールが始まった。


もう?体力回復したの?え?

「ギタリスト」は、まさかの白いTシャツ。


まだ、周りが立ち上がっていなかったから、結構はっきり見えたと思う。


やはり「彼」は「若く見えた」。あまりにも、時間を感じさせなかった。


・・・これは「ギタリスト」側から見た大変楽観的かつ希望的観測となるが「彼自身」として戻ってくるために「現時点のアーティストネーム」での「最期のライブ」において「彼」の「ラブレター」を無視した可能性は全くないとして否定することはできない。


そう考えると「彼」はまだまだステージを降りられない。体力があるというのはいいことだろう。


しかし、本当に報われないな、この人。

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