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転生2
私は物心ついた時から病弱だった。そんな私が本の虫になるのはある種の必然だったのだろう。幼い頃から冒険活劇を読み漁り、中学生になりスマートフォンを買い与えられるとネット投稿サイトに夢中になった。中でも異世界転生系にはのめり込み、病弱な自分が冒険者として無双してる姿を妄想するのが楽しみになっていた。そんなある日突如として意識を失った。元々長くは生きられないと両親と医者の会話で悟っていたので驚きはなかった。享年17歳。
驚いたのは赤子として転生した時だ。これ以上ない位に泣き喚いている小さい存在が自分だと気付いた衝撃。その衝撃でまた泣いてしまった。5歳になる頃にはこの世界のことがだいたい分かった。貴族制の社会で私の家は食堂を営む貧しい平民家庭。街を守る壁の外には魔物がいる剣と魔法の世界。それを知った時には胸がワクワクしたが平民には魔法の才能がほとんどないことを知り一気に萎えた。今世の身体は健康とは言えど剣士を目指せるほどの才能はなさそうだ。
ごく僅かな確率で魔法の適性ある平民も出るらしいが宝くじに当たる位にまれらしい。
前世で親孝行出来なかった分、今世では食堂を手伝い看板娘を目指そう。知識チートってのも使ってみたいんだよね。そう考えるとワクワクしてきた。




