ランカーリング
「嵐も過ぎ去った事だし…さて、浅葱。」
「はい、なんでしょう。」
「まずは、おめでとう。お前には、クエスト達成時間とか色々加味して、Bランクにする事になった。それ以上のランクの声もあがってたんだがな。新入生でAランク以上ともなると大変だろうから、話し合いの結果、Bになった。悪いな。」
「いえ、むしろありがとうございます。」
「ここで、本題だ。」
本題とは…?
ランク戦が終わったんだから、ランクのことが本題では…?
「お前は何で友神魔導士なのに、創生魔法が使える?」
あ…あ〜。
あれ見てたのかー…。
えっとですねぇー。
「み、見様見真似でやったらできちゃいました…。」
「…はあ?」
ランドレ先生の視線が痛い…
分かる。逆の立場だったら、私も同じ反応してた。
「お前自分で言ってること分かってんのか?」
分かってます。
これ以上にないほど分かってます。
創生魔法が見てできちゃったレベルの魔法でないことは百も承知です。
やった本人も驚いたんだから。
「…お前思った以上にやべぇな。」
「あはは…」
乾いた笑いをこぼすことしかできない。
あれができたのは、魔法を教えてくれた師匠のおかげだと思うんだよな…。
「あ、そうだ。お前が友神魔法と創生魔法使えることを気になりすぎて、これ渡すの忘れてた。」
はい、と渡されたのは桜と川の流れがモチーフの銀色のリングだった。
「ランカーの証。これあれば色々と便利だからもっときな。」
「ありがとうございます。」
受け取ると、ランドレ先生は、
「よし、ランカーリングも渡したし、聞きたいことも聞けたし。とりあえずは俺のやることは終わりかなー。」
といい戻っていってしまった。




