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ショートエピソード       異空間でのひととき2

仕事に疲れてきたのでまた異空間へ連れてきてもらった。


この異空間の中はとても気持ちがいい。


来るだけで気持ちが軽くなる。


屋敷一帯の気候はおだやかだし、自然もおおい。


ところで、この大きな屋敷には5人のメイド以外の他の使用人も常駐している。


そりゃそうか。こんな大きな屋敷、5人だけで維持するのは大変だもんね。


「ねえ、この屋敷にはほかにも使用人がいるの?」


そう聞くと、ここへ連れてきてくれたホーネットが


「ええ、さようでございます。輝かしきご主人様。屋敷を維持するために育ててきた者たちを住まわせております」


「あの・・・・・もしやお気に召しませんでしたか?でしたらすぐさまクビにいたしますが」


それを僕は押しとどめて


「いやいや、そんなことないよ。ただ、気になったので聞いただけだよ」


それを聞いたホーネットはホッとした様子で、


「それならこの機会に顔合わせをいたしましょうか」


と提案してくるので僕は了承した。


新しく見る使用人たちが屋敷の広間に集まった。


広場に集まった使用人は全員メイドで、ざっと50名ほどいる。


1人1人が目もくらむような美貌の持ち主で、メイド服を着ていてもその美貌は色褪せない。


さらにただ容姿に優れているだけでなく、その身のこなしからおそらく戦闘技術もAクラス冒険者以上の実力はある。


僕が数の多さと質の高さに目を白黒していると、ホーネットが気遣うように、


「この異空間の世界は、このわたしめが創造いたしましたのでこの者たちはわたしを絶対神と崇めております。ですのでご主人様はなんんんの気兼ねもなく命令していいのですよ」


え、創造?絶対神?


なにそれ?いつもの冗談だよね?


ね?


そんななか、ひときわ大きい魔力の持ち主が控えめな仕草で僕の前に現れた。


間違いなくSクラス冒険者級の実力をもっている。


その人物は他のメイドとは明らかに違う仕立てのメイド服に身を包み、まるで鈴の音が鳴るようなきれいな声で、


「・・・・はじめましてご主人様、わたしはこの者たちのまとめを任されておりますアマリリスと申します」


僕を前にニッコリと微笑む。


僕は思わず顔を赤らめた。物凄くきれい過ぎて。


このアマリリスと言う人、僕の目を射抜くように見る。


なんだろう、この瞳、前にどこかで見たような・・・・?そんなはずないのに。


アマリリスはホーネットのほうに顔を向け、


「われらが敬愛するホーネットさま、わたしどもにご主人様へ奉仕をする機会をお与えいただき感謝いたします」


「その感謝に報いるためにも、ご主人様をご満足していただけるよう精一杯ご奉仕をする所存でございます」


「どうか、なんなりとお申し付けくださいませ」


とみごとなカーテシーで僕に歓迎の意を示す。


(作者に代わってエクレアからの一言メモ)◇◇◇◇◇◇◇◇◇


アマリリスの2つ名は聖魔剣機せいまけんきといい、凄腕の剣の使い手でかつ、聖属性魔法をつかいこなします。


自己紹介をするタイミングは今ではないと判断したようなので、ここで紹介をしておきました。


ちなみにアマリリスは過去世で3回ほど、ご主人様のお世話をしております。


いずれお話をする機会が得られるかもしれません。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 


ホーネットが、


「この者たちは屋敷の業務や家事全般に優れておりすし戦闘面でも優れております。その仕事ぶりは必ずやご主人様に満足いただけるものと確信しております」


「さっそく試されますか?」


僕はあわてて、


「いや、いい。いい」


「え~と、たしかアマリリスさん、だっけ?これから僕がこの屋敷にいる間、よろしくお願いしますね」


そう言って僕はアマリリスさんにペコリと頭を下げた。


「ふふふ、承知いたしました」


「・・・ご主人様は大変お優しくていらっしゃるのですね。わたくしのことは、アマリリスと呼び捨ててくださいませね」


とほほ笑んでいる。


おお、この人。ほんとに鈴の音が鳴るようなきれいな声だな。


だけど、僕はメイドだからと言って見下すようなことは言いたくない。


アマリリスさんはじっと微笑みを浮かべながら僕の行動を見守っている。


顔合わせとあいさつが済んだので他のメイドは仕事に戻ってもらったが、アマリリスさんとホーネットだけは僕のもとに残った。


僕からの指示を待っているのだろうか。


何もないけどそれだと気まずいから、


「え~と、じゃあ、屋敷の案内をしてもらおうかな」


そう言うと、とても嬉しそうにアマリリスさんは、


「承知いたしました」


と言って屋敷の中を案内してくれた。


大きな屋敷なので、内も広いが外も広い。


外には広場まである。魔法学園でみたような広いグラウンドのようなものだ。


あのときは、平民の生徒も貴族の生徒もグラウンドでスポーツをして汗を流していたことが思い出される。


屋敷の中では、蔵書が何万冊もある図書室に案内をしてもらい、その蔵書の多さにびっくりしつつも興味しんしんで本を見て回った。


屋敷のなかを一通りみるだけでも一日が過ぎそうだ。


それぐらい広い。


案内をしてもらううちに夕暮れになり、日が落ちていく様子が窓からわかる。


夕日がとてもきれいだ。


綺麗な景色をみるとそれだけで癒される。


このあと、アマリリスら屋敷のメイドたちによる贅をこらしたディナー、入浴、そしてマッサージをしてもらい、日ごろの疲れを癒すことができた。


明日からまたがんばるぞ!!


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