表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
67/72

【第二章】第三十二部分

「「「「きゃああ!」」」」

四人とも悲鳴を上げて、騎手のふたりは胸を押さえたが、馬の方は両手が塞がっているため、水の中に潜るしかなかった。

「もうこれじゃあ、まともな戦いはできないわ。」

両手が使えなくなり、勝負不能に見えた。

「いやそうでもないぞ。こうするんじゃガリガリ君!」

「痛いわね。歯には歯を、はにかむよりは歯で噛むわ!」

ガチのガチガチ噛み合いとなった。騎馬戦とはかけ離れて、もはや、ガキの使いケンカである。ふたりとも頭から血を流して、プールが赤く染まってきた。

果てしない噛みつき流血の結果、体力のないるとが崩れてきた。

「このままでは負けてしまうぞ。魔法を使うしかない。神の存在証明!」

『ワシ、ワシ、ワシ、ワシ』

プールにクマゼミが大量発生したわけではない。るとがたくさん生まれて騒いでいるのである。魔法対象、つまり妄想の源流は憂果莉であった。

「これで味方が増えたぞ。ワシは自ら勝利を引き寄せたんじゃ!・・・。は、は、恥ずかしい!」

全員が熟しさくらんぼ状態のるとであった。

憂果莉の妄想に衣服はまったく不要であったから、反映されなかったのである。

「ちょっと恥ずかしいです。てれ。」

憂果莉は頭だけを亀のように水面に出して、ブクブクと空気を吐きながら顔を赤くしていた。

「会長、いまさら何を恥ずかしがってるのよ。」

「とにかく、こやつらを早く消さないと、ワシのすべてを見られてしまうわ!魔法でできたるとは、ほっといても1時間で消えるが、そこまで待てん。打ち消しするには、こうするしかないんじゃ。みみ、水面に上半身を出せ!」

「ええっ?そんな格好、超恥ずかしいでちゅ!」

「ダメじゃ。ワシらの勝利がかかっとるんじゃ。言う通りにしろ!」

「わ、わかりましたでちゅ!」

「まずいわ。会長を挑発、いや誘惑するつもりだわ!」

水面にギリギリに可憐なさくらんぼが浮いている。

「さくらんぼ、さくらんぼっ子!錯乱勃興!」

半ば半狂乱状態になった憂果莉はためらいなく、ミニスカロリスを襲う。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ