【第二章】第三十一部分
「ダメ!鍵がロリキュア見るのも禁止よ!見られるのはアタシだけなんだから!・・・って、また恥ずかしいこと言っちゃったじゃない。」
凪河が騒いでいる隙に、迫ってきたロリキュア。
「すでに試合は始まってるんじゃぞ。真剣勝負は気持ちがフィールドから逃げた方に敗北の寒風が吹き荒れるんじゃからな。」
血色のいい白い手を高く上げたると。狙いは凪河の頭のハチマキだが、手が届かず、胸のヒモブラを引っかけてしまった。むろん、これは反則ではない。
「きゃああ!」
凪河はポロリとなりかかったヒモブラを現状復帰しようと押さえつける。
「ロリキュア!ロリキュア!」
憂果莉の欲望視線ベクトルは、真上ではなく、正面のロリキュアに向かっていき、それを見ようとして横綱土俵入りのせり上がりに至り、事なきを得た。しかし、当然ながら、それはロリキュアの悲劇を生むことになる。
「やめろ~。馬は運ぶだけじゃ。手だしは反則じゃ!」
「そうでちゅ~。足でみみを弄りながら、顔でご先祖さまを舐める高等複合技はダメでちゅ!」
こうして、憂果莉馬とロリキュアはしばらくもみ合いした。それは両陣営による揉み合いに発展していった。これは正しい騎馬戦のあり方である。
凪河とるとは、互いのヒモブラ付近を蹂躙していた。体の大きさでは、凪河が勝っていたが、揉み合いとなると、様相は異なっていた。
「むにゅ、むにゅ。」「ぷち、ぷち。」
後者が敗者の凪河である。
「ワシが完膚なきまでに叩きのめしたぞ!」
るとがボリューム対決勝利を宣言したが、本来の勝負はまだついていない。しかし、女子としてのプライドを破壊されて、意気消沈の凪河は自暴自棄になり、我を失った。
「悔しいわ。こうなったら、不確定性の原理!」
「いきなり何をするんじゃ!あれ。何も起こってないぞ。ははあ。ワシとの女子力勝負の敗戦ショックで魔法が発動しなかったようじゃな。」
「それはよかったでちゅ。・・・あれ?なんだか、胸のところがスースーするでちゅ。」
「そなた、さくらんぼアクセを付けとるのか。ますますもって、少女趣味じゃのう。」
「そういうご先祖さまのさくらんぼアクセは熟した赤色でちゅ。向こうのふたりもさくらんぼ祭りでちゅ。・・・こ、これって、ヒ、ヒモブラがなくなってるでちゅ!」




