【第一章】第三十六部分
「いえ、私の中ではゆりキュアなのです!」
「よくわからないわ。アタシは家業がキライだって、言ってるでしょ。」
「てめーら、ごちゃごちゃとうるさいんだよ!そっちから来ねーなら、こっちから行くぜ。あたいは撃ちたくて、撃ち殺したくて仕方ねえんだからな!」
『パンパンパン!』
三連発。いずれもスケパンデカたちには当たらなかった。
「スゴい。アタシ、ちゃんとよけてるわ。」
「スケパンデカの身体能力をあまく見てはいけません。これぐらいはフツーです、これぐらいは。」
「いいねえ、いいねえ。それぐらいでないと、狙い甲斐がないからなあ。」
「ドンドン撃ってきてください。全力で撃たないと当たりませんよ。下手な鉄砲作戦ですよ。」
「射撃が下手だと?あたいは、警察学校で射撃はトップの成績だったんだぜ。」
四方八方に撃ちまくるミニスカポリス。ビルの一部も餌食になり、崩れている。
「今です、質量保存の法則!」
壁の破片が槍になってミニスカポリスを襲う。
「これが狙いか。ずいぶん貧相なプレゼントだな。」
『バンバンバン!』
あっさりと槍を撃って破壊するミニスカポリス。
「すごく正確な射撃だわ。」
ミニスカポリスの腕に、目を見張る凪河。
「よし。次は武器をバージョンアップさせるぜ。市街地でこれを使うのが夢だったんだよ!」黒く重厚なマシンガンを取り出したミニスカポリス。
「あんな凶器を出してきて。ズダズタにされてもまた元に戻せばいいんでしょ。」
ふふんと鼻を鳴らした凪河。
「そんなことはありません。絶命したらダメですし、意識を失って出血多量になっても死を迎えます。」
「ええっ?それじゃあ、銃弾をよけないとヤバいじゃない。」
「その通りです。ですから命を守るために全力で回避行動してください。」
「何ごちゃごちゃ言ってるんだよ。しゃらくせえ!ダダダダ~!」
マシンガンの弾は、そこら中に拡散する。
「これはよけられないわ。」
弾はバラバラに飛んでいき、凪河たちには当たらなかった。
「当たるも当たらぬも八卦。狙うよりテキトーに撃つ方がスリルもあって、面白いじゃないか。いて!」
マシンガンを大きく揺さぶって撃った結果、流れ弾がミニスカポリス自身に当たった。
「自業自得だわ。いい気味よ。」
「カイカ~ン。これはマッサージを受けてるみたいで、気持ちいいなあ。」
「アイツ、痛いを超えて変だわ。ヘンタイだわ。」
「警察官の制服は防弾仕様だ。この黒スーツはその機能をパワーアップさせているからな。当たると気持ちいいんだよ。ワハハハ。」
優位に立ったミニスカポリスは、続けざまに撃ってきた。




