~一刀、恋姫達と日常を共にするのこと【拠点・六】
お待たせ致しましたぁ!!
いやはや、台風が来て大変でしたね~~、はい。
とまあ、無駄話はここら辺にしといて、前回の続きです。
それでは、どうぞ!
涼しい風が野に咲く花々を優しく吹き抜ける。
寝台の横にある窓からも、風は入り込んでいた。自然豊かな匂いが、幼子の鼻腔を擽る。更には風に任されて来たのか、一羽の蝶が迷い込んだ。パタパタと鮮やかな色彩の羽を羽ばたかせる。少し頭上を回っていると、花ではなく、鼻に着地する。
「――――……くしゅんっ」
ムズムズしたらしく、赤ん坊は可愛らしいくしゃみをする。その反動で赤ん坊は目を覚まし、その無垢な瞳に空を舞う蝶が写った。
「……あ~♪」
赤ん坊にとっては珍しいものである蝶。赤ん坊は思わず手を伸ばす。しかし、小さく短い腕では届く筈もなく、蝶はそのまま窓の縁に止まった。
「むぅ……」
赤ん坊は寝返りをして起き上がると、ハイハイで寝台の上を進む。丁度白い布団の裾が地面に触れており、寝台の上と繋がっている。赤ん坊はそこまで行くと、尻を置いて、滑り台の様に下りていく。
「あ~、う~♪」
地面に落ちた枕がクッションとなり、ボフンと尻餅をつく。部屋の地に下りると、また四つん這いで歩き、窓際まで辿り着いた。壁に手をついて、窓縁に手を置く。
「だぁ」
蝶を掴もうと手を伸ばすも、蝶はヒラリとかわし、屋根の方へと飛んでいく。
「むぅ~~…………」
柔らかい頬を風船の様に膨らませる。不機嫌な事は分かるのだが、こちらからすれば愛らしい動作の一つに見える。
ふと、赤ん坊は横に顔を向けた。その瞬間、パァッ……!と明るい表情へと変わった。
この部屋には窓際に机と椅子、そして小さい台らしきものもあった。この台は赤ちゃんの首元までしか高さがなく、更に椅子、机と組み合わせると階段の様になれる。
赤ん坊の視線の先には、その三セットが置かれていた。
【赤ちゃん大騒動!?後編】
瑠華・昴・胡花・たんぽぽの四人は、赤ん坊―――カズ君の両親を探すべく、村人達に聞き込みをしていた。ここ最近、幼い子供が行方不明になっている事はないですか?等の質問をしていくが、なんの情報も得られず、四人は頭を悩ませていた。
「手掛かりはなし、か……」
「こんだけ探したのに~」
たまに通う隣町でも収穫はなかった。トボトボと歩いている四人。ため息しか出てこない。
これだけ探しても見つからない。
もしかすると、あの子は…………。
不意に悲しい思いが過ってしまい、そんな訳ないと、前向きに考える四人。
「それにしても、気になるな……」
「何が?」
「いや、最初に発見されたのは、殿の部屋だったんだよな?」
「確か、桃香さんと愛紗さんはそう言ってました」
ならば何故一刀の部屋に?
昴はそれが気になっていた。
大体は、民家の玄関前か、施設に預けられるかだろうが、今回は妙な点があった。
一刀の寝台の上に、裸で毛布にくるまれていた。そして部屋の地面には彼の衣服が脱ぎ散らかされていた。
そして肝心な一刀本人は行方知らず。
腕を組んで唸り出す昴。瑠華と胡花、たんぽぽもこの事について理解出来ずにいた。
「う~~ん……分からん」
「まったくだよ」
「たんぽぽも分かんな~~い……」
「はぁ…………」
〈やぁ、どうしたんですか?こんな所で〉
若く穏やかな口調。振り返ると、翡翠色の長髪を靡かせ、優しい笑顔の青年がいた。隣には、緋色の短髪の青年もいた。
「あっ、縁さん」
「用事は済んだんですか?」
「ええ、先方にも気に入ってもらえましてね」
「華陀さんも一緒だったんですね」
「俺は、隣町で宿を借りてるんだ。ついさっき、鐘瑤殿と会ってな。健康診断も兼ねて、桃花村に赴こうとしていた所だ」
「そうだったんですか」
「それにしても、君達は何用で?」
「実はですね……」
桃花村へと帰る道中、昴は縁と華陀の二人に一刀とカズ君の事を話した。それを聞いた縁は口元に手を置き、真剣な面持ちになる。
「成程……それは不思議な」
「一刀も未だに見つからなくて、正直手詰まりなんですよ」
瑠華も頭をかきながら、深いため息をつく。すると横で、たんぽぽが会話に入ってきた。
「で、そのカズ君がお兄さんの子供なんじゃないかって大騒ぎになってたんだよね」
「そ、そうなのですか?」
「たんぽぽ、証拠もなく決めつけるのは止めろよ」
「何言ってんのさ。お姉様達に負けてた癖に~~」
「うぐっ、く……」
何も言い返せず、悔しそうに歯軋りする昴に、追い打ちをかける様にニヤニヤと口角を曲げるたんぽぽ。そんな二人を側から見て苦笑する四人。
他愛もない会話をしている内に、桃花村へと帰路し、屋敷まで辿り着いた。
「一刀もそうだが、その赤ん坊も心配だな」
「はい……御両親の方達と、無事に再会出来ればよいのですが」
「大丈夫ですよ、きっと。あんなに可愛い子を放っておく訳ありません。何か事情があったかもしれないし、諦めずに頑張れば、見つかりますよ」
医者として、人として、その赤ん坊の身を案じる華陀。同じ様に表情を曇らせる昴に対し、明るく前向きな言葉を投げ掛ける胡花。
暗く、人見知りな部分が大きかった彼女の成長に、つい微笑んでしまう縁。
「そんなに可愛らしい子なのですね」
「はい♪小さくて、柔らかくて、とにかく可愛いんです」
楽しそうに話す胡花。その最中、急に足を止めて斜め上を見上げる縁。その瞳は、少し見開かれていた。
「縁、さん?」
「胡花、その子は薄い茶髪で小さくて、白い肌着を着たとても可愛らしい男の子ですか?」
「……へっ?」
特徴をズバリと言い当てられ、一致している事に戸惑う胡花。
「そ、そうですけど……それが何か?」
「いえ……予想が確信に変わりました」
その言葉を聞き、縁の視線に合わせる様に、瑠華達は振り向く。
「あ~~♪」
「「「「ああああああああああああああああ!!!!?」」」」
二階の窓から出たのだろうか、一階の屋根上で、ヒラヒラと舞う蝶をよちよち歩きで追いかける赤ちゃん。その姿を見た瞬間、瑠華と昴、そしてたんぽぽと胡花の絶叫が空高く鳴り響いた。
広々とした屋敷に設置された幾つもの部屋。その一つである紫苑の部屋には、二人の少女が訪れていた。愛紗と桃花の二人だ。
「え~っと後は……うん、この位かしら」
「こ、こんなにあるのか……」
「これ全部、璃々ちゃんがちっちゃかった時の服ですか?」
「ええ、そうよ」
璃々が赤ん坊の頃に着ていた衣服類。それらを整理整頓している紫苑。何着もあり、その数に愛紗と桃香は驚いていた。
どうしても捨てられず、大切に保管していたのだ。それほど、我が子の成長を大切にしている事なのだろう。
「それにしても懐かしいわねぇ。あんなに小さかった璃々が、もうあんなに大きくなって……」
そう言いながら、鈴々や友達である壱与と仲良く遊んでいる娘を、窓から微笑ましく眺めている紫苑。
「当たり前かもしれないけど、璃々ちゃんの事、本当に大事なんですね」
「ええ、もちろん。璃々は私にとって……かけがえのない宝物ですから」
「紫苑……」
やはり、自分の子供はとても可愛いと感じるものだ。彼女の穏やかな表情を見て、桃香と愛紗も微笑を浮かべる。
「さっ、大体片付いたわね。手伝わせてごめんなさいね?愛紗ちゃん、桃香様」
「いえいえ、そんな事ないですよ」
「気にするな。紫苑」
「ありがとうございます」
紫苑は二人にお礼を言うと、そろそろ夕食の時間になりつつある事に気づく。夕飯の支度をする為、紫苑は台所へと向かった。紫苑と別れると、愛紗と桃香は廊下を歩いている。
「子供、かぁ……。いつか私も、お母さんになる時が来るのかな?」
「姉上……」
この二人も、いつかは人の親となるかもしれない(彼がいたら尚更である)。その時になれば、紫苑の気持ちも分かるかもしれない。
「ねぇねぇ、ちょっとカズ君の顔も見ていかない?」
「あ、姉上、起こしてしまったら―――」
「大丈夫大丈夫♪顔をみるだけだから、ね?」
「ちょ、姉上!?」
返事も聞かず、桃香は愛紗の手を引いてカズ君の部屋へと向かう。愛紗はそんな姉に引っ張られながらも、その表情はどこか笑みを浮かべていた。
部屋に着くと、桃香はドアノブに手をかけ、そろ~っと開けていく。入れる程度に開けると、そこから静かに入っていく。
同時に、寝台の方へと視線を向けるが、
「カズく~ん、来たよ~♪………って、あれ?」
「………………いない?」
そこには小さな膨らみはなく、皺がよったシーツがあるのみだった。
「カ、カズ君……!?」
「ど、どこに……」
鼓動が少し早まり、二人の表情に焦りの色が見える。二人はすぐに布団の中、寝台の下を探してみるも、姿はどこにも見当たらなかった。二人は不安で押し潰されそうだった。
「ど、どうしよう……カズ君」
「ま、まさか、何者かに連れ去られ―――」
そんな時だった。
〈あ~~♪〉
〈ああああああああああああああああ!!!!?〉
聞き慣れたような声の大絶叫に、思わず肩をビクッ!と震わせて驚く二人。すぐに大声が聞こえたと思われる窓の方に振り向く。
窓際には、一刀が文字を勉強する際に利用している机と椅子。そして、高い所にある物を取る為の、小さい踏み台が置いてあった。しかも、登りやすい様に並べられていた。
「「ま、まさか!?」」
桃香と愛紗の二人はすぐに窓から外へと身を乗り出す。
「だぁ~、あ~♪」
「カ、カカカカカカ、カズ君!!?」
「な、何であんな所に!?お~い!戻ってきなさ~い!!」
目に写った丸く小さなお尻。それがカズ君だという事に気づくと、桃香はパニックになり、愛紗は戻ってくる様に大声で叫ぶ。
しかし、蝶に気をとられているせいか、全く気づいていない。
すると、向こう側にあるもう一つの窓から、二人の少女が顔を出した。
「そんな大声で、一体何ご……と………」
「お~い星。外になんかあんのか…………ってえええ!!?」
星はカズ君を見た瞬間に固まってしまい、同じく翠も大声を張り上げる。
「ちょっ、何でこんな所にいんだよ!?」
「す、翠!星!事情はともかく、何とかそっちで捕まえてくれ!!」
「う、うむ!心得た!」
「な、何かわかんねぇけど、やってみる!!」
状況がうまく飲み込めていないが、今はとにかくカズ君の命が先決だ。星と翠は懸命に、手を叩く、呼び掛ける等の動作を行いながらこちらへと誘導していく。
「ほ、ほ~らカズく~~ん♪こっちお~いで~~♪」
「あばば~、こっちでちゅよ~♪こっちこっち♪」
羞恥心を一切捨て、只々がむしゃらにカタコトであやす星と翠。
一階付近で見ていた瑠華達は、呆然と立ち尽くしていた。
「たんぽぽ、翠姉様のああいう所、初めて見た気がする……」
「僕もあんな星は見た事がないよ……」
「この場合は致し方ありません。二人も必死なのですから」
姉の意外な面を見て、瑠華とたんぽぽは特に目を丸くしていた。
「って、俺達も何とかしないと!!」
「で、でも何をすれば……」
「とにかく、皆さん落ち着いて。あの子が怪我をしない様、下で準備しておくんです」
冷静に指示を出していく縁。その言葉に従い、昴達はクッション代わりになるような物を探すと同時に、細心の注意を払って目を離さない。
そうこうしている内に、カズ君も星と翠の方へと段々近づいていく。
「よしっ!後もうちょいだ!!」
「さあ!私の胸へ飛び込んでこい!!」
「あ~~♪」
蝶も都合良くこちらの方へと飛んできており、カズ君と二人の距離は後もう少し…………という所で、
「あう~~」
「って、えええええ!?」
「そこで方向転換……!?」
「「カ、カズく~~~ん!!」」
蝶が不意に軌道を横に反らし、カズ君もそれについていってしまった。しかも、その方向は、昴達がいる。このまま行けば、地面に落ちてしまうかもしれない。
「もう行くっきゃねぇ!!」
「急ぐぞ!!」
「わ、私も―――」
「姉上はここでお待ちを!私達にお任せ下さい!」
でも……、と納得しきれない桃香だったが、愛紗は何とか説得し、二人と共に屋根に飛び上がる。
「だぁ~♪」
もう既にカズ君は屋根の端まで到達していた。それに気づいた三人は血相を変えて駆け出す。
そして、カズ君の姿が下に向けて消えていった。
三人は同時に、その手を伸ばした。
「あう~~♪」
「くっ……!」
片腕だけで白の肌着の下半身部分を掴んだ翠。プルプルと震えており、愛紗と星は翠が落ちない様、腰に抱きつき、服を掴んでいる。屋根と地面との高さは約二メートルはあり、ここから落ちたら大惨事になってしまう。昴達も待機しているが、それでも万が一の事がある。翠は片手が震える中、必死の思いでカズ君を掴んでいた。
「くっ、翠……絶対に離すなよ……!」
「わ、分かってる……!」
「何とか、引っ張りあげるぞ……!」
苦痛に顔を歪める三人。それと反比例してぶら下がっている事を楽しんでいるカズ君。ブランコの様に揺らし、翠の腕にもかなりの負担がかかっている。
「ちょ……暴れるなよ頼むから……!」
「ひ……引っ張るぞ!」
「お、おう……」
「せぇ……のっ!!」
掛け声と共に、愛紗と星は勢いよく翠を引っ張りあげた。
この時、翠は気づいていなかった。自分が掴んでいたのは、服の裾の部分だという事に。勢いがつきすぎて、掴んでいた部分がすっぽぬけてしまった。
《ああああああああああああああああああ!!!!!!!!》
本日二度目の絶叫が起きた。
カズ君は空高く跳んでいき、昴達の頭上を容易く越えてみせた。予想外の出来事が起き、昴達は急いで後方へと走り出す。しかし、後もう少しでカズ君は地面へと激突してしまう。
「ま、まずい!!」
「このままじゃあ……!!」
昴達との距離は四メートル。手を伸ばしても届かない。カズ君と地面の間が二メートルにまで近づいた。
誰もが間に合わないと感じた、その時―――
「っ!!」
「だう~~」
昴達の間を強めの風が過った。まるで後ろから突風が巻き起こったかの様に。
両足をフル稼働させ、カズ君との距離を一気に縮める。そして真下に来ると、両腕でカズ君をキャッチした。そのまま抱き抱えると、地面の上をスライディングしながら、ブレーキをかける。彼が通った後には、磨り減った様な二つの線があった。
「ふぅ……危なかった~」
「だぁお~♪」
腕の中にいる赤ん坊に怪我はない。無事な事を知ると、瑠華はホッと安堵の息をつく。
「瑠華!よくやった!!」
「流石の俊足だな」
他の仲間達は瑠華のファインプレーを称える。肩を撫で下ろし、瑠華はカズ君に顔を向ける。
「まったく、駄目じゃないか。あんな所にいちゃ」
「あ~あ~♪」
「…………」
無邪気な笑顔を至近距離で見てしまい、怒る気が失せて思わず頬が綻びてしまう。瑠華は口元を手で押さえ、ニヤついているのを必死に我慢していた。
(ま、まぁ……無事でなにより、かな?)
「だぉ~♪」
それから仲間達が駆けつけ、瑠華は表情を引き締めて、合流したのであった。
念の為、華陀に診察してもらうカズ君。診察中、華陀の表情が少し怪訝な形になっていた。しかし、異常は見当たらず、桃香達はホッとする。縁の方も、昴達の話を聞き、カズ君の顔を見るや否や、
「調べたい事があるので」
と、華陀と二人でどこかへと行ってしまった。
それから夕食時となり、全員は食事を摂る事にした。鈴々のおかげでカズ君は好き嫌いせずに全ての品を平らげた。ほんの少し成長したんだな、と全員は思わず微笑してしまう。
夕食後、次はお風呂の時間だ。
先にたんぽぽと胡花が入り、次に朱里と香里。星と翠が入っていった。その間、桃香はカズ君の遊び相手となっている。
「よちよち~♪カズ君おいで~♪」
「あぅあ~♪」
「あばばば~♪ホントカズ君は可愛いでちゅね~♪」
「あ、姉上……」
赤ちゃん言葉でカズ君と戯れる桃香。そんな光景を、愛紗はじっと見守っていた。二人が本当の親子ならば、桃香は完全に親バカな母親にしか見えないだろう。
そんな事を思っていると、紫苑が寝間着姿で入ってきた。
「愛紗ちゃん、今上がったわよ」
「そうか。では入るとしようか」
「ああ、ちょっと待って。どうせなら、桃香ちゃんやカズ君と入ってあげて?」
「えっ?」
「お風呂を嫌がる子供も多いのよ。桃香ちゃんだけだと大変だろうし……」
「それも、そうか。では、姉上」
「うん、じゃあ一緒に入ろっかカズ君♪」
「……っ?」
にっこりと微笑む桃香。何やら訳が分からず、カズ君は愛らしく首を傾げた。
「ああそれと……」
「なんだ?」
「なんですか?」
穏やかな笑みを浮かべている紫苑。愛紗と桃香は耳を傾ける。
「……頑張ってね」
その一言だけを残して、紫苑は去っていった。
案の定、紫苑の言う通りとなった。
「びええええええ!!!」
「カ、カズく~ん?ほぉら、体ふきふきしましょうね~……」
「そ、そうだぞ~?怖くなぁい怖くなぁい」
「うわ~~~~~ん!!」
一糸纏わぬ姿で風呂場にいる三人。浴室に連れて行くのは問題なかった。しかし、温度にも気を付け、体を流そうとぬるめのお湯をかけてあげた途端、大きな声で泣き叫び始めた。
予想以上の状況に、愛紗と桃香はオロオロと戸惑うばかり。
「ど、どどどどどどどうしよう愛紗ちゃん!?」
「わ、私に言われても……」
「あぁ~~~~!!」
「ひぇぇ、な、泣かないで~……」
「こ、こら、暴れては駄目だ、危ないだろう―――」
「うあ~~~~~~!!!」
尚も泣き止まないカズ君。その悲鳴は風呂場の中で響き渡り、愛紗と桃香の二人も泣きたい気分になってくる。
だが、このままでは埒が空かないと、二人は再び挑戦する。桃香は逃げようとするカズ君を何とか捕まえ、自分の膝に座らせる。暴れる等の抵抗をして、桃香から逃げようとするカズ君。
愛紗はカズ君の気を反らそうと、何とかあやそうとする。
「ほらほら!体ふきふきしまちょうか~~」
「うぅ~~~~……!……っ?」
「んっ?」
突然、カズ君が泣き止んだ。
その事で愛紗と桃香も何事かと顔を見合わせる。よく見ると、カズ君の目線がおる一点を見つめていた。ジ~~ッとしばらく見つめていると、カズ君は愛紗の胸元に飛び付いた。慌てつつ、愛紗はしっかりと抱き止める。
「だっ♪」
「おっ!とと、えっ?」
抱きついた瞬間、カズ君は愛紗の豊満な胸に口をつけた。
「ひゃうぅっ!?」
「カ、カズ君ったら……!」
「あぶ~、ちゅ~~」
カズ君はそのまま吸い付き、離れようとしない。吸い付かれる度に、体に電撃が走る様な感覚に襲われる愛紗。どうすればいいか分からず、ただ顔を赤くして狼狽える桃香。
「あっ、くっ……ぅ……ぁぁ……!」
「……はっ!ボ~ッとしてる場合じゃなかった。愛紗ちゃん、そのままでいてね!カズ君の体を洗うから」
「あ、姉上……そ、そんな、事を……言われ、ても……!」
ワシャワシャと泡立たせ、カズ君の体を優しく洗っていく桃香。あまりにも恥ずかしい出来事に、愛紗の顔は真っ赤に染まっていた。
しかし、決して無理に離そうとはしなかった。
下を見てみると、一生懸命に出もしない母乳を吸おうとする赤ん坊。なぜだろうか……離すよりも、受け入れようとしている自分がいる。気がつけば、カズ君の頭を撫でており、とても愛しく感じていたのだ。
母性愛に目覚めかけた、その時、
「んぅ~~……ぱっ」
「はぅ~~……」
母乳が一向に出ない事に気づき、カズ君は愛紗の胸から口を離した。その瞬間、力が抜けた様に、愛紗はよろよろと地面にへたりこむ。カズ君はどこか、物足りなさそうにしていた。
「あ、愛紗ちゃん……お疲れ様」
「はぁ~……」
「そ、それじゃあカズ君!今度は前の方を洗おっか♪」
「あぅ~~。……っ!」
「へっ?」
「だぁっ♪」
桃香がカズ君を自分の方へと向けさせた途端、カズ君は喜びながら、桃香の胸に飛び込む。そして、同じように。
「かぷっ♪」
「ひゃあぁっ!?」
桃香のおっぱいにかぶりついた。ちゅうちゅうと吸われ、桃香は体をのけ反り、甘い声を出してしまう。
「ん、ぶぅ~~」
「カ、カズ君……そこ、駄目……私、まだ、出ないからぁ~……!」
「むっ、ぶ~~」
(な、何……これ……?何か、変な感じ……!)
尚も吸い続けるカズ君。桃香を必死に喘ぎ声を噛み締めながら、その快感に耐えていた。そして恐らく、愛紗が感じた様な感情が、彼女にも芽生えていたのかもしれない。
悲鳴を聞き付けて風呂場へと急いで向かう瑠華と昴。そして、浴室の扉を勢い良く開いた。
「何事だ!!」
「愛紗!桃香さん!大丈夫!?」
二人は同時に叫び、二人の安否を確かめる。そこにいたのは……
「はぅ~~……」
「あっ……はっ…んんっ………!」
「だぁう~~?」
二人の目に飛び込んできた光景。それはかなり刺激の強いものであった。
おでこに手の甲を乗せ、仰向けに倒れている愛紗。横向きに寝転び、ビクッ!と痙攣しているかの様に体を震わせている桃香。そして二人のすぐ間に、あどけない表情で地べたに座っているカズ君がいた。
そして何より、三人共布類を纏っていなかった。そのせいで二人の実りに実った双丘や、スラリとした腰に太もも。たちこもっている湯気も混じり、表情は艶やかに火照っていた。
「が、なっ、なななななななな、ああああ…………!?」
「~~~~~~っ!!?」
沸騰したてのやかんの様に、昴は目を回しながら、後ろ向きに倒れていった。
瑠華も顔面が赤一色に染まっており、目も焦点を定めていなかった。風呂場の温度でのぼせてしまったのか、鼻腔から赤い液体が滴っていた。フラフラっとよろめきながら、瑠華は前向きに落ちた。地面につけられた顔には、大量の鼻血が溜まり始めていた。
少年達には、まだ早すぎたのかもしれない……。
そのあと、紫苑達が駆けつけた事により、愛紗と桃香。そして昴と瑠華の二人も何とか部屋に連れて行ってもらった。
因みにこの事態の原因であるのが、ただの一歳児である事は、誰も知らない。
風呂場から助けてもらった二人は、カズ君と共に一刀の部屋に来ていた。カズ君は寝台の上でぐっすりと眠っており、桃香と愛紗は側についていた。
「はぁ……疲れたね」
「ええ、とても……」
二人は見るからにぐったりとしていた。カズ君をお風呂に入れるのに精一杯で、自分達は満足に入浴は出来なかったのだ。
「子育てって、こんなに大変なんだねぇ……」
「はい……紫苑がどれだけ経験豊富なのかがよく思い知らされました」
女手一つで璃々を育て上げた紫苑に、改めて尊敬の念を抱く二人。子育てというのは、確かに苦労するものだ。思い悩む事もあるだろう。
だけど……。
「……んっ……ふぁ…ぅ………」
「……これだけで癒されちゃうね」
「やはり、子供は良いものですね」
純真無垢な寝顔を見て、桃香と愛紗の顔が綻ぶ。この笑顔の為なら、どんな事でも出来そうだ。穏やかな笑顔を浮かべながら、二人はカズ君の頬と頭を撫でる。
「さて、そろそろ私達も……」
「うん、そうだね」
自分達も部屋に戻ろう。そう思い、腰を上げたが、そうはならなかった。
小さな両手が、二人の小指を握ったのだ。
「えっ……?」
「カズ君……?」
「うぅ~…………」
本能なのかどうかは分からない。ただ、どこにも行かないで、という思いが握られている小指から伝わってくる。実際、無理に離そうとしたら、泣き出しそうな位にカズ君の表情は崩れ始めていた。
そんなカズ君を見て、二人は一度顔を見合わせ、くす、と微笑んだ。そのまま布団の中へと入り、カズ君を真ん中にするように、寝台に横になる。
「大丈夫。どこにも行かないから、ね?」
「側にいるよ……だから、安心してお休み」
二人の優しい温もりを感じ取り、カズ君の表情に安心感が生まれる。すやすやと寝息を立てるのを見て、桃香と愛紗も柔らかな笑みを浮かべたまま、眠りに落ちた。
今夜は、とても良い夢を見られる事だろう……。
空は夜空へと変わり、月がとても映える時間となった。青白い光が差し込む廊下を、二人の青年が何やら早歩きで進んでいた。
「―――やはり、間違いありませんでしたね」
「ということは、あの子が…… 」
「ええ、恐らくは……。とにかく確かめてみましょう」
あれから縁は一刀の部屋で、色々と調べあげた。そこで今回の出来事の全てを把握し、急ぎ足で向かう。残念そうな、或いは落胆した様な表情が窺える。
華陀も縁程度ではないが、カズ君に対して、疑問を抱いていたのだ。診察する際、患者の氣を感じ取って体調の変化を診るのだが、華陀は少し妙な氣を感じた。
カズ君の氣が“彼”と似ていたのだ。周りからは、やはり彼の子なのか、とやけに騒がれた。だが、仮にそうだとしても、これはあまりに似すぎている。まるで、一刀自身を診察しているかの様であった。華陀もそんな疑問を解く為、縁と共に、現場へと急行していった。
現場である部屋へと着くと、縁はコンコンとノックをする。
「桃香さん、愛紗さん。少しよろしいでしょうか?」
シーン、と返事は返ってこない。外は確かに夜だが、まだ寝る様な時間帯ではないだろう。
「おや……入りますよ?」
ドアを開け、部屋に入る。
寝台の上には、桃香と愛紗がカズ君を間に挟み、川の字で寝ていた。静かな寝息に、穏やかな寝顔。母性溢れる二人に付き添ってもらい、カズ君も安心して眠れているようだ。
しばし目を丸くした縁だったが、目を閉じて微笑を浮かべる。華陀も同様に微笑んでいた。
「………これは、そっとしておいた方がよろしいですね」
「うむ、その方が良い」
見ているこちらも思わず笑みを浮かべてしまう。三人の安らぎを妨げない様に、縁と華陀はゆっくりと、その場を後にした。
良い夢を…………。
縁は小声で、そう呟いた。
…………何故だ。
何で俺は今、こんな事になっているんだ……!?
右に桃香、左には愛紗という風に、二人は俺の横で眠っている。何とも可愛らしい寝顔だが、ゆっくりと眺めている場合じゃない。
そう、何でか知らないけどよりにもよって俺は“裸”になってるんだ!?おかしい……ちゃんとシャツとかを着込んでいた筈なのに。ま、まさか、俺はいつの間にか桃香や愛紗と大人の階段をぉ……!?
いや待て待て待て落ち着くんだ俺。落ち着け落ち着け、うん。こういう時こそ冷静に……ってもう可愛い二人に挟まれて裸でいる時点でもうパニクってるけどね!?
ああ、いかんいかん。平常心平常心……。
すぅ…………はぁ…………。
よ、よ~~し……まずは状況を整理していこう。
え~~っとぉ……確か、“昨日”は――――
◇◆◇
一刀は一人、鍛練場にて刀を振るっていた。空を切り、ブレる事なく行っている。面持ちは真剣そのもので、自主練にも一切の手抜きを見せない。
「ふっ!はあっ!」
日の光により、刀身の光沢が一層輝きを増している。清廉さが際立つ鍛練を一人の少女が遠くから見つけた。
(あっ、一刀さんだ)
遠方にいる一刀は、愛刀を手に鍛練に精を出していた。
(綺麗……)
夜空から流れ落ちる“流星”の様な刀の輝きに、桃香思わず見とれてしまう。戦術は全く素人の桃香でも、一刀の流麗な動きは心に響くものだった。
声をかけようと思ったが、邪魔をしては悪いと、声量を抑える。
「そうだ。差し入れでもしてあげよっと♪」
早速、桃香はその身を翻し、厨房の方へと向かっていった。
青年、鐘瑤こと縁は一本の竹筒を手に、若干浮き足気分で渡り廊下を歩いていた。
「いやぁ、まさか裏山に行って“コレ”が手に入るとは……。今日は運が良かったのでしょうかね♪」
冷静沈着な彼にしては珍しく、欲しい物を買ってもらった子供の様に、眩しい笑顔だった。
だからだろうか。
曲がり角の向こうから少女が“竹筒”を持って近づいて来るのに気付かなかったのは……。
「ふんふふ~~ん♪――えっ?きゃっ!」
「おや?おっと!!」
二人はぶつかってしまい、“二つの竹筒”が地面に落ちてしまう。縁の胸にポフッと当たり、よろけてしまう。尻餅を着く前に、縁がこちらに引き寄せた為、地に転ける事はなかった。
「大丈夫ですか?桃香さん」
「あっ、ありがとうございます縁さん。それと、ぶつかってすみません」
「いえ、こちらこそ注意を怠っていました。申し訳ありません」
互いに謝罪をする二人。
「っと、そうだ!竹筒……あった!」
「おや、それは?」
「あっ、はい。一刀さんに差し入れしようと思って」
桃香は竹筒を拾うと、縁ももう一つの竹筒を手にする。
「それは良い、あなたからの差し入れなら、彼はきっと喜びますよ」
「ふふっ、ありがとうございます。所で、縁さんのそれは?」
返事をする様に、縁の手にしている竹筒が気になり、質問する桃香。
「ああ、これですか。裏山にて見つけたものを、磨り潰して液体状にしたものを竹筒に入れたんです」
竹という植物は繊維が丈夫で耐久性が強い。編んで籠にしたり、ロープにしたりと、用途がかなり多い。保存にも良く、中を空洞にして水筒代わりにも使われたらしい。
縁は入手した“ソレ”を竹筒に入れ、自室にて保管しようとしていた所だったのだ。
「へぇ~、そうなんですか~~」
「目にした時は思わず心が跳び跳ねましたよ。なんといっても、滅多にお目にかかれない薬草で、名を―――」
〈おお!ここにおられましたか鐘瑤様!〉
呼ばれた方向を見ると、庄屋がこちらに走ってくる。
「庄屋殿。どうかなさいましたか?」
「ええ、実は隣町の方から呼ばれまして、鐘瑤様も一緒にと……」
「はい、分かりました。準備が出来次第、すぐに参りましょう」
「ありがとうございます」
「それでは桃香さん、私はこれで」
「はい。縁さん」
桃香に一礼すると、縁は庄屋と共にその場を去る。桃香も一刀の元に行くため、竹筒を持って鍛練場へと向かう。
曲がり角でぶつかった時、お互いの竹筒が“入れ替わって”しまっていた事に、二人は気づく事はなかった。
縦に一振り、横に一閃。そこで、一刀の動きはピタリと止まる。
「ふぅ、こんなもんかな……」
一息つき、一滴の汗を手の甲で拭う。精神と身体の鍛練を終え、刀を鞘に収める。丁度その時、
〈一刀さ~~ん!〉
「ん?桃香じゃないか」
天真爛漫な笑顔の桃香が、こちらに手を振りながらやって来る。一刀も応える様に軽く手を振る。
「お疲れ様、はいこれ」
「あっ、これ俺に?」
「うん♪」
「ありがとう、桃香」
「えへへ~~♪」
竹筒を受け取ると、一刀は桃香の頭を撫でる。少し大きな手の温もりを感じながら、桃香の顔が喜びで綻ぶ。
蓋を開け、竹筒を口元に持っていき、一気に飲み干していく。体を動かし、喉が渇いたというのもあるだろう。あっという間に空になってしまった。
「ぷはぁ!………………なんか、変わった味だな?」
「そうかな?普通のお茶なんだけど」
「ふぅん。茶葉を変えたのかな?」
味わった事のない、ある意味未知の味だった様だ(彼曰く)。
「ねぇねぇ一刀さん。これから散歩でもしない?良いお天気だし、出なきゃ損だよ」
「そうだな。鍛練終わって暇だし……うん、いいよ」
「本当?やったあ!!」
わ~~い♪と、はしゃぎながら喜びを表現する桃香。無邪気な姿を見て、思わず微笑む一刀。一緒にいるだけで、心が安らぐ。安心感をもたらしてくれる少女と共に、一刀は一日を過ごしていくのであった。
その日の夜だった。
「ふぅ……あれぇ?」
夕食を摂った後、一刀はすぐに部屋へ戻った。その表情には、倦怠感が滲み出ており、汗も額から頬へと数滴流れていく。
「な、何だ……?体が……暑……」
内側から沸き出る謎の熱気。蒸し暑さに我慢できず、フックを外して白の制服を脱ぐ。シャツの首もとを持って内側に風を送るが、それでも熱が下がる事はない。
「マジで、何だ……これ……。それに何か、眠……く…………」
クラ……っと目眩が襲い、寝台に身を放り投げる。シャツ一枚に制服のズボンという姿で横になる一刀。
段々と瞼が重くなっていき、遂に視界は完全に閉ざされてしまった。
◇◆◇
縁が裏山にて発見した薬草。
その名も“戻梨草”
この薬草には、美肌効果や、保湿効果等をもたらす成分が含まれている。それを磨り潰して、クリームにして肌に塗るというもの。中々見つけ出すのが至難な為、あまり認知はされていないが、その効果は抜群。一部の女性には、大変人気のある美容薬だ。
が、しかし!!
この薬草を、“原液”のまま。ましてや薬草丸々一本口にしてしまうと、大変な事に……!!
含まれている特殊な成分が体の隅々にまで行き渡り、体内の細胞や筋肉等を著しく小縮させてしまう。別名“若返りの薬草”とも言われている。よって、取り扱いは熟練の医師か、知識を完全に会得している者しか許されていない。
もし飲んでしまった場合、急激な変化に戸惑うかもしれないが、心配する事はない。
個人差によるが、時間が経つにつれて薬草の効果か切れていき、本来の肉体細胞が復活して元の姿に戻れる。
それでも、とんでもない事に変わりない為、取り扱いには細心の注意が必要だ。
縁は最初、クリーム状にするつもりだったのだが、作るにはまず原液を取り出すのが重要だった。全てを絞り出した液を保存の良い竹筒に移すと、それを自分の目の届く所に保管するつもりだった。
しかし、桃香との遭遇で、互いの竹筒が入れ替わってしまった。
レアな薬草を手に入れた事もあるが、庄屋に呼ばれてよく調べられずにそのままにしてしまった。
何も知らない桃香は、原液の入った方を、一刀に渡してしまった。
そして一刀がそれを全て飲んでしまい……。
というのが、今回の顛末だろう。
しかし、そんな事をまったく知りもしない一刀は……。
(わ、分からん!何で俺はこうなってるんだ!?)
あの竹筒に入っている液体を飲んだせいです。
(な、何か……原因は一体……!?)
その原因を渡した人物なら右隣で寝ています。
(全っっっ然思い出せない!!昨日……何かあったのか!?)
両隣の少女達にとんでもない事をしました。
「んっ……」
「……ぅぅん……」
「っっっっ!?っく、んんっ……!!」
二人の甘い寝息が耳にかかり、ビクッ!と体が反応してしまう。何とか声を噛み殺す。だがしかし
「ふぁ………………あれ?」
「んんっ、えっ?」
つり目とおっとりとした瞳がパッチリと開かれた。目覚めた瞬間、呆然とする。
それもその筈。柔らかかったものが固くなっており、小さい体躯が大きな身体となっていた。
「「………………」」
「え、えとぉ~……その……んとね………あ~、え~、ん~……」
「「………………」」
「お、オハヨー!グッ、グッドモ~~ニングッ!よ、良いお天気ですね~~」
「「………………」」
「アッ、アハハ!あははははははははははははは…はは、は…は…ぁ……ぁぁ………」
…………さっきから何をやってるんだこの男は?
誰かが見たらそう思うに違いない。裸の男が先程から訳の分からない挨拶?をしている。
が、そんな空しい事が通る筈もなく―――
「「ええええええええええええええええええええええええ!!!?」」
「ですよねぇ~…………」
二人の叫びが部屋……いや、屋敷全体に響き渡った。
それから後、他の仲間達を巻き込み、大混乱に陥った事は、言うまでもない。
今回はヤバかったですかね(色んな意味で)……?
それにしても、美少女と赤ちゃんが戯れる所って良いですよね♪僕すごく好きなんですよ!
と、僕の話は終わりにして、次回はどのお話にしようか迷ってます。頭の中ではあと五話位(OVA含めて)続けるつもりなんですけど、話の構想があまり出来上がってないのもまた事実で……。
あともうちょっとお付き合い下さい。これからも応援よろしくお願い致します。
それでは♪




