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『神になるには、遅すぎた』 ―誰にも求められなかった男の創世記―  作者: 凡夫 成


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Episode 6-5 「観測者」

読んでいただきありがとうございます!

最近は戦闘シーンよりも、

「会話で殴り合う」

場面の方が増えてきました。

レオン。 セイジ。 ガロウ。 ユリウス。

それぞれ違う形でハザムへ挑みました。

そして今回のマリアは、 また違う方向からハザムへ向き合う人物になります。

どんな結末になるのか、 作者自身も楽しみながら書いています。

次回もよろしくお願いします!


夜。


王城最上階。



---


灰神皇執務室。



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巨大な窓。



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帝都の灯りが見える。



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神殿。



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市場。



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学校。



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病院。



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数え切れない光。



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ハザムは静かに眺めていた。



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完成された世界。



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少なくとも。



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そう思っていた。



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コン。



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扉も叩かず。



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いつものようにナギが入ってくる。



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紫衣卿なら怒る。



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ジュリアなら卒倒する。



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白騎士も黒騎士も止めない。



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もう慣れている。



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ナギは勝手に椅子へ座った。



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「随分騒がしいな」



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ハザム。



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「マリアの事か」



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ナギ。



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「他にあるか?」



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沈黙。



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しばらく二人は帝都を見ていた。



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やがて。



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ナギが笑う。



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「覚えてるか?」



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「最初の勇者」



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ハザム。



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「レオンか」



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白騎士。



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後ろに立つ。



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何も言わない。



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何百年も。



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変わらず。



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ナギは振り返る。



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「昔はうるさかったのにな」



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沈黙。



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当然返事は無い。



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ナギは笑う。



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「正義だ何だ」



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「毎日言ってた」



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ハザム。



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「そうだったな」



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少しだけ。



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懐かしそうだった。



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ナギは続ける。



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「セイジも面白かった」



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紫衣卿。



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無表情。



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だが。



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僅かに視線が動く。



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「神なんて信用するな」



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「人は考えろ」



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「国家は疑え」



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ナギは笑う。



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「今のマリアに似てる」



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紫衣卿は答えない。



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だが。



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否定もしなかった。



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「ガロウもいたな」



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ハザム。



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「生きている」



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ナギ。



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「知ってる」



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「この前酒飲んだ」



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ハザムが少しだけ眉を動かす。



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ナギ。



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「相変わらず殺しに来るらしいな」



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「暇なのかアイツ」



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少し笑いが漏れる。



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珍しく。



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ハザムも。



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そして。



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ナギの表情が変わる。



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「ユリウスは?」



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沈黙。



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部屋の空気が止まる。



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白銀の詩唱卿リオ。



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窓際で本を読んでいる。



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静かに。



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ただ静かに。



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ハザムは答えない。



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ナギも追及しない。



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長い沈黙。



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やがて。



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ナギが窓の外を見る。



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「お前は変わったな」



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夜風が吹く。



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ハザムは答える。



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「そうか」



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ナギ。



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「いや」



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首を振る。



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「変わらなかった」



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沈黙。



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ハザムが見る。



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ナギは続ける。



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「お前は昔から同じだ」



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「救いたい」



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「守りたい」



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「失いたくない」



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「それだけだ」



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静かな声。



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「問題は」



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ナギが帝都を指差す。



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「世界が大きくなりすぎた」



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無数の灯り。



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何千万。



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何億。



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人々。



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「昔は村だった」



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「次は国だった」



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「今は世界だ」



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ナギは笑う。



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「全部抱える気か?」



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ハザムは答えない。



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答えられない。



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その時。



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王城の鐘が鳴る。



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報告。



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属州暴動。



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食料不足。



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移民衝突。



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宗教対立。



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今日だけで三件。



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紫衣卿が書類を持つ。



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「報告です」



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ハザムは受け取る。



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ナギは窓の外を見る。



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そして。



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小さく呟いた。



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「ほらな」



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「来た」



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帝都は輝いている。



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だが。



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神の国は。



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初めて限界を見せ始めていた。



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そして。



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遠く。



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教会では。



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マリアが子供達へ本を読んでいた。



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戦争を止めるためではない。



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革命を起こすためでもない。



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ただ。



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人が考える事をやめないように。



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その小さな願いが。



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やがて。



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神の国を揺るがす事になる。



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観測者ナギだけが。



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その未来を見て笑っていた。



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「さて」



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「今回はどっちが折れるかな」



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神か。



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人か。



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それとも。

ここまで読んでいただきありがとうございます!

5章はかなり重めの話になりましたが、 6章は少し視点を変えて、

「神の国で生きる人々」

に焦点を当てていきます。

久しぶりに観測者ナギも登場します。

個人的にも好きなキャラクターなので、 楽しんでいただけたら嬉しいです。

それでは第6章、 よろしくお願いいたします!

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